注目のスタートアップ

コーチングサービス提供の「mento」(旧:ウゴク)が3.3億円調達

company

2022年4月6日、株式会社mentoは、3億3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、米国シリコンバレーに拠点を置くベンチャーキャピタルWiL, LLCが運営するベンチャー投資ファンド「WiL Ventures III, L.P.」です。

また、2022年3月4日に、社名を株式会社ウゴクから株式会社mentoへと変更し、コーポレートブランドのリニューアルを実施しています。

mentoは、コーチングサービス「mento(メント)」を提供しています。

ビジネス・キャリア・人間関係などあらゆる悩みを抱える人に、専門のトレーニングを受けたプロコーチを紹介するコーチングサービスです。

人材育成・組織開発などを支援する法人向けコーチングサービス「mento for Business」も提供し、サービスの幅を広げています。

今回の資金は、事業者向けのサービス提供のさらなる加速のため、セールスチーム、エンジニア、プロダクトマネージャーの採用強化に充当されます。

コーチングは、講師から生徒に一方的に教えるような学習プログラムではなく、コーチングを受ける者(クライアント)の意思を把握し、目標達成・能力発揮のための成長を促すことを特徴としています。

効果が高いことから、欧米諸国を中心に上昇志向の強いビジネスパーソンなどに自己投資として活用されています。また国内においてもニーズが増加し、コーチングの市場規模は2015年の50億円程度から2019年は300億円ほどに拡大しています。

コーチングには様々な専門的なスキルが必要となります。またクライアントの目標によっても最適なコーチは異なってきます。そのため個人でコーチを見つけることは難しく、多くの場合「mento」のようなコーチングサービスを利用することになるでしょう。

「mento」は、すでに実務経験のあるプロのコーチのみを採用し、審査にあたっては国際コーチ連盟資格者を中心に行うことで、高品質な人材を確保していることを特徴としています。また、クライアントがコーチのプロフィールを見ながら選べる仕組みと相性が合わない場合に変更が可能という仕組みにより、コーチとクライアントのミスマッチを低減しています。

今後、企業ではDXが進み、自動化される業務が多くなっていくと考えられます。より創造的な仕事が求められることにより、社員のスキルを伸ばしていくための仕組みのニーズが高まっていくと考えられ、コーチングはそのひとつとして市場を拡大していくと予測されます。

企業を成長させるには人材の教育も必要です。コーチングやeラーニングなど様々な方法がありますが、古典的なものである読書も効率的かつコストパフォーマンスの良い学習方法のひとつです。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「総務手帳」では、書店員が選ぶ社員教育に使える本10選を紹介しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ mento ウゴク コーチング 人材 成長 教育 株式会社 育成 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

医療用画像処理ソフトウェア「Holoeyes MD」などを提供する「Holoeyes」が4億円調達
2023年8月29日、Holoeyes株式会社は、総額約4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Holoeyesは、医療用画像処理ソフトウェア「Holoeyes MD」、同じ3Dホログラムを複…
「見える」がん治療の実現を目指し放射性医薬品を開発する「リンクメッド」が20.5億円調達
2025年4月9日、リンクメッド株式会社は、総額20億5000万円の資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約47億円となります。 リンクメッドは、「革新的な「見える」がん治療」を…
スマートホームセキュリティ製品などを展開する「Secual」が「アジリティー・アセット・アドバイザーズ」と資本業務提携
2023年9月11日、株式会社Secualは、アジリティー・アセット・アドバイザーズ株式会社と資本業務提携を行ったことを発表しました。 Secualは、個人向けホームセキュリティサービス「Secual…
家庭用プラズマ美顔器「Un」の「傳心堂」が6,300万円調達
2021年9月1日、株式会社傳心堂は、総額6,3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 先端技術を活用した美容機器の開発を行うビューティーテックベンチャーです。 プラズマ美顔器「Un(アン…
トークン発行型のクラウドファンディングサービス「FiNANCiE」やNFT事業などを手がける「フィナンシェ」が「丸井グループ」から資金調達
2023年3月28日、株式会社フィナンシェは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社丸井グループです。 フィナンシェは、トークン発行型のクラウドファンディングサービス「FiNANC…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集