注目のスタートアップ

SaaS型のGoogleビジネスプロフィール運用サービス「Location Connect」など提供の「エフェクチュアル」が2億円調達

company

2022年3月31日、株式会社エフェクチュアルは、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。

エフェクチュアルは、SaaS型のGoogleビジネスプロフィール運用サービス「Location Connect」や、Googleビジネスプロフィール一元管理ツール「インテグ」、MEO順位チェックツール「On map eye」などを展開しています。

「Location Connect」は、Googleマップに表示される店舗情報・マップ情報である、Googleビジネスプロフィールの運用を最適化するSaaSです。基本設定の最適化、有益なコンテンツの投稿、写真・動画のアップロード、データ分析、(ネガティブな)口コミ対応へのアドバイスなどを提供しています。

今回の資金は、クラウドサービスの拡充・開発、組織体制の強化に充当されます。

Googleビジネスプロフィール(旧称:Googleマイビジネス)は、Google検索・GoogleマップなどGoogleが運営するサービスにビジネスプロフィールを載せることができるサービスです。

これに登録しておくことで、たとえばラーメン屋などと検索された場合、検索したユーザーのいる地点から近い場所にあるラーメン屋が検索結果に地図と共に表示されます。事前に店舗の情報を登録しておけば、営業時間・写真・店からのお知らせを表示させることが可能であるため、集客に役立つツールとして注目されています。

しかしながら、Googleビジネスプロフィールの登録には注意しなくてはならない点があります。ガイドラインを違反してしまうとGoogleからペナルティを受け、検索順位の低下や、プロフィールの停止などの制限を受けてしまいます。意図せずにガイドラインを違反してしまうという例も多いため、登録・運用には注意を払う必要があります。

また、新型コロナウイルス感染症の影響により、営業時間や営業日が不安定になることも多くなっています。SNSやHPなどで営業時間の変更などを告知していたとしても、Googleビジネスプロフィールには反映されないため、こちらの更新を怠ってしまうと、顧客に信頼できる情報ではないと判断されてしまうことになります。

Googleビジネスプロフィールの登録・運用は集客に大きくつながる施策ですが、思った以上の業務負担がかかります。そのため、「Location Connect」のような運用支援ツールのニーズが高まっているのです。

現代においてインターネットを活用したPRは必須ともいえます。しかし創業期はコストや知識の面から満足できるPRを行えないかもしれません。「冊子版創業手帳」では、ネット初心者のためのネットPR方法など、ネットPRノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Googleビジネスプロフィール Googleマイビジネス Googleマップ Location Connect MEO MEO対策 エフェクチュアル マーケティング 一元管理 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

生前に登録したメッセージなどを自動送信するWebサービス「tayorie」を運営する「tayori」が資金調達
2025年3月10日、株式会社tayoriは、資金調達を実施したことを発表しました。 tayoriは、ユーザーにもしもの時があった際、登録したメッセージや情報を指定の相手に自動送信するWebサービス「…
建設・土木の生産支援クラウド提供の「フォトラクション」が7.6億円調達
2021年8月25日、株式会社フォトラクションは、総額7億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 フォトラクションは、建設・土木の生産支援クラウド「Photoruction(フォトラク…
「R-StartupStudio」支援の大型3Dプリンティング「Arevo」 クラウドファンディングでの支援額が7億円を突破
2020年9月24日、株式会社R-StartupStudioは、米国のプラットフォームIndiegogoで行っている「Arevo(アレボ)」のクラウドファンディングの支援額が9月16日に7億円を突破し…
新規次世代半導体(GeO₂半導体)を開発する「Patentix」7.19億円調達
2025年10月3日、Patentix株式会社は、総額約7億1900万円の資金調達を発表しました。 Patentixは、新規次世代半導体(GeO₂半導体)の研究開発とその製造販売を手がける立命館大学発…
多言語映像通訳サービス「みえる通訳」提供の「テリロジーサービスウェア」が三菱地所発のヘルスケアベンチャー「WELL ROOM」と業務提携
2021年12月2日、株式会社テリロジーサービスウェアは、WELL ROOM株式会社と、業務提携契約を締結したことを発表しました。 テリロジーサービスウェアは、多言語映像通訳サービス「みえる通訳」を提…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集