注目のスタートアップ

点群データの自動モデリングツール「Modely」など開発の「DataLabs」が1.3億円調達

company

2022年2月16日、DataLabs株式会社は、総額1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

点群データの自動モデリングツール「Modely(モデリー)」(3月末リリース予定)や、点群三次元モデル可視化・共有ツール「Linked Viewer」(2月末リリース予定)の開発や、機械学習等を用いた点群データ・画像解析事業、3次元データ計測事業、計測機器・ソフトウェア販売事業を展開しています。

今回の資金は、プロダクト開発や機能の拡張、人材の強化に充当されます。

国土交通省は建設業における施工・管理の効率化のため、BIM/CIM(Building/Construction Information Modeling, Management)というシステムを推進しています。

BIM/CIMとはコンピューター上に現実と同じ建物の3Dモデルを立ち上げ、各部材の仕様・サイズをはじめ、設計から施工までの各工程において必要な情報を可視化・管理するシステムです。

国交省は、2023年までに小規模工事を除くすべての公共事業にBIM/CIMを原則適用することを決定しているため、多くの建設事業者で対応が急務となっています。

しかし3次元データの作成・利活用のためには、システムへの高額な投資と高い専門性が必要となり、普及が進んでいませんでした。

近年はこの課題を解決するため、比較的安価でありながら、誰でも使えるようなBIM/CIMを開発・提供するスタートアップが登場しています。

DataLabsは、簡単に取得できる点群データから自動で3次元モデルを作成できるツールを提供することにより、BIM/CIMを利用しようと考える建設事業者を支援することを目指しています。

効率化はどの業界でも大きな課題となっています。創業期は最新のシステムを導入できる機会でもあるため、自社に合ったシステム・ツールを選定・導入するとよいでしょう。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ 3D BIM CAD CIM DataLabs Linked Viewer Modely データ モデリー モデリング 三次元 可視化 建設 株式会社 点群データ 画像解析 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

数値管理DXソリューション「AutoDate」を提供する「Marsdy」が3.2億円調達
2023年10月10日、株式会社Marsdyは、総額3億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Marsdyは、数値管理DXソリューション「AutoDate(オートデート)」を提供して…
人材開発・研修事業などを展開する「アイディアポイント」と「GRI」が資本業務提携
2023年7月3日、株式会社GRIは、株式会社アイディアポイントと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 アイディアポイントは、人材開発・研修事業、コンサルティング・プロジェクト支援事業、異…
カイコ由来タンパク質を用いた経口ワクチンを開発する「KAICO」が2.6億円調達
2021年12月15日、KAICO株式会社は、総額2億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 九州大学のオリジナルカイコを利用し、難発現性タンパク質を大量生産できる生産プラットフォーム…
航空運航のレジリエンスを高めるためのプロダクトを開発・提供する「NABLA Mobility」が3.2億円調達
2023年6月19日、株式会社NABLA Mobilityは、総額約3億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 NABLA Mobilityは、機械学習やAIなどの最新技術を駆使し、航…
耐熱性とフレキシブル性を有する独自の薄型圧電センサーによる「配管減肉モニタリングシステム」を開発する「CAST」が1.5億円調達
2023年5月10日、株式会社CASTは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 熊本大学の研究成果である「ゾルゲル複合体圧電デバイス」技術を活用した耐熱性とフレキシブル性を有…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集