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2022年1月13日製造業向け現場データ一元管理SaaS開発の「Smart Craft」が5,000万円調達

2022年1月12日、株式会社Smart Craftは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
また、「Smart Craft(スマートクラフト)」のβ版をリリースしたことも併せて発表しました。
「Smart Craft」は、製造現場の情報資産である製造データや作業データを一元管理するSaaSです。
これまで手書きで記入していた生産日報をデジタル化し、Excelなどで行っていた生産実績の集計を自動化することで、製造現場を効率化します。
また集計したデータはリアルタイムにグラフ表示されるため、データドリブンな業務を実現できます。
製造業におけるデジタル化は、これまで人力で行っていた作業や紙での情報管理などのアナログで非効率的な業務を、システム、ロボット、IoT機器などのテクノロジーを活用することにより改善し、生産性を向上させることを目的としています。
現在製造業において、生産管理・在庫管理のシステム化・ペーパーレス化、生産ラインへのロボットやAI機器の導入、データ収集・可視化を目的とした既存の施設・機器へのIoT機器の取りつけなどのデジタル化が進んでいます。
製造業ではアナログな計器しか搭載していない機器も多いため、その場合は目視で確認して手作業でデータを記入しなくてはなりません。
また、不便な環境であることも多く、立った状態や屈んだ状態など、体勢が制限されることもあり、ノートパソコンではデータを記入できないケースもあります。これも紙が長く使われていた理由のひとつだと考えられます。
しかし近年ではスマートフォンやタブレットの普及によってデバイスも身軽になったため、製造現場のペーパーレス化も進んでいます。
株式会社Smart Craft 代表取締役 浮部史也氏のコメント
このニュースを受けまして、株式会社Smart Craft 代表取締役 浮部史也氏よりコメントが届きました。
・今回の資金調達の目的は何ですか?
プロダクト開発を加速させるための人材及び組織への投資になります。また、初期のユーザー獲得に向けたマーケティング費用にも充てます。
・今後の展望を教えください。
直近では、現在の「生産日報のペーパレス化」「製造データの見える化」の機能を拡充しし、2022年春頃の正式版リリースを目指しています。将来的にはIoTやAIを活用し、スマートファクトリーの実現に向けて様々な事業開発を進めていく予定です。
・読者へのメッセージをお願いします。
国内最大産業である製造業のDXを推進し、モノづくり産業の世界における競争力向上に貢献できるよう努めて参ります。よろしくお願い致します。
効率化はどの企業でも大きな課題となっています。創業期は最新のシステムを導入できる機会でもあるため、効果的なシステムやツールを選定・導入するとよいでしょう。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。
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