注目のスタートアップ

研究用ロボットや人型ロボット開発の「東京ロボティクス」が2億円調達 「五十嵐電機製作所」と資本業務提携

company

2021年12月16日、東京ロボティクス株式会社は、株式会社五十嵐電機製作所との資本業務提携を通じ、2億円の資金調達を実施したことを発表しました。

東京ロボティクスは、研究用のロボットアームや人型ロボットの自社開発を行っています。

小型モーターの開発・製造・販売を行う五十嵐電機製作所とは、モーターの製造を依頼していたため以前からつながりがあり、設計ノウハウの共有や共同で性能試験をするなどの技術交流を行っています。

今後、東京ロボティクスは、様々なタイプのロボットを開発していく予定であり、性能の最適化のためにモーター技術が必要不可欠であるため、今回の提携に至っています。

今般、ロボットは様々な分野で活躍しています。

たとえばAmazonの倉庫では非常に多くのロボットが稼働しています。

また、新型コロナウイルス感染症の流行により飲食店などのサービス業においても非接触・非対面のサービス提供が求められるようになり、ロボットが活用される事例がいくつかみられます。

飲食店では配膳ロボットがすでに実用化されており、ホール業務の省人化・効率化に役立っています。

またロボットには、省人化・効率化といった用途で活用される業務ロボット以外にも、人間のセラピーなどを目的としたコミュニケーションロボットがあります。

コミュニケーションロボットの多くは会話機能を有していますが、動物のように尻尾が動くクッション型のロボットのように、言語による会話を前提しているわけではなく、人間のコミュニケーションを促進するような仕組みを有しているものをコミュニケーションロボットと呼んでいます。

コミュニケーションロボットは、たとえば介護施設などで、高齢者の口腔機能の向上や認知機能低下の予防のために役立っています。

また家庭用では、見守りロボットとしても活用されており、ひとりで留守番しなくてはならない子どもとコミュニケーションをとり、またカメラ機能やセンサーなどによって見守りを行います。

今後のAI技術の進展によって、ロボットも人間のような判断ができるようになると考えられ、その適用範囲は大きく広がることでしょう。

最新技術を活用したプロダクトの開発には豊富な資金が必要です。シリーズ発行累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ モーター ロボット ロボティクス 五十嵐電機製作所 技術 東京ロボティクス 株式会社 資本業務提携 資金調達 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

画像・映像認識AIアルゴリズムの「ACES」が介護者支援スタートアップの「aba」に行動認識技術を提供
2020年12月24日、株式会社ACESは、株式会社abaに、行動認識技術の提供を開始したことを発表しました。 ACESは、画像映像認識AIアルゴリズムにより、リアル産業のビジネス・プロセスやバリュー…
発酵由来の次世代タンパク質食品を開発する「フェルメクテス」が2.5億円調達
2025年7月10日、フェルメクテス株式会社は、総額2億5000万円の資金調達を発表しました。 フェルメクテスは、発酵由来の次世代タンパク質食品を開発しています。 現在、納豆菌由来の粉末タンパク質食品…
循環に欠かせない回収・選別・再流通の仕組みの構築・データ化・トレーサビリティをワンストップで提供する「ECOMMIT」が「日本郵政キャピタル」から資金調達
2023年4月17日、株式会社ECOMMITは、資金調達を実施したことを発表しました。 ECOMMITは、循環型社会の実現に必要となる回収・選別・再流通の仕組みの構築・データ化・トレーサビリティをワン…
データ人材プラットフォーム展開の「SIGNATE」がMBO 6億円を調達
2022年4月1日、株式会社SIGNATEは、経営陣によるマネジメント・バイアウト(MBO)を実施するとともに、総額約6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、データスキルマネジメントSa…
マテリアルズインフォマティクスをコア技術に材料開発を効率化するSaaSなどを提供する「MI-6」が6.5億円調達
2023年5月10日、MI-6株式会社は、総額6億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 MI-6は、マテリアルズインフォマティクス(MI)をコア技術に、材料開発を効率化するSaaS「…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集