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ペプチド医薬品開発の「ひむかAMファーマ」が4億円調達

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2021年8月3日、ひむかAMファーマ株式会社は、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。

指定難病の潰瘍性大腸炎などに向けたペプチド(アミノ酸の結合体)医薬品「HM201」を開発しています。

「HM201」の主成分は、ひむかAMファーマの共同創業者である北村和雄氏(宮崎大学)が発見したペプチドである「アドレノメデュリン(AM)」をベースにしています。

「アドレノメデュリン」は、上皮細胞のバリア機能の修復・維持に関わる物質で、慢性炎症により傷んだ腸粘膜の修復を促進する効果を持っています。

今回の資金調達により、「HM201」の臨床試験を開始します。

「アドレノメデュリン」は、アカデミア主導での臨床研究などにより、難治性炎症性腸疾患における顕著な腸管粘膜の治癒(再生)効果が確認されています。

この治癒効果は既存の医薬品とはまったく異なるアプローチであるため、新たな治療法としてひむかAMファーマによる開発が進められています。

難治性炎症性腸疾患には主に潰瘍性大腸炎とクローン病の2種類があり、どちらも根治させる治療法がありません。

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カテゴリ 有望企業
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