注目のスタートアップ

ペプチド医薬品開発の「ひむかAMファーマ」が4億円調達

company

2021年8月3日、ひむかAMファーマ株式会社は、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。

指定難病の潰瘍性大腸炎などに向けたペプチド(アミノ酸の結合体)医薬品「HM201」を開発しています。

「HM201」の主成分は、ひむかAMファーマの共同創業者である北村和雄氏(宮崎大学)が発見したペプチドである「アドレノメデュリン(AM)」をベースにしています。

「アドレノメデュリン」は、上皮細胞のバリア機能の修復・維持に関わる物質で、慢性炎症により傷んだ腸粘膜の修復を促進する効果を持っています。

今回の資金調達により、「HM201」の臨床試験を開始します。

「アドレノメデュリン」は、アカデミア主導での臨床研究などにより、難治性炎症性腸疾患における顕著な腸管粘膜の治癒(再生)効果が確認されています。

この治癒効果は既存の医薬品とはまったく異なるアプローチであるため、新たな治療法としてひむかAMファーマによる開発が進められています。

難治性炎症性腸疾患には主に潰瘍性大腸炎とクローン病の2種類があり、どちらも根治させる治療法がありません。

研究開発型のビジネスは、資金調達が非常に重要です。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ HM201 アドレノメデュリン ひむかAMファーマ ペプチド 医薬品 指定難病 株式会社 潰瘍性大腸炎 資金調達 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

フラットパネルディスプレイ製造装置などを開発・製造する「AIメカテック」と工業用ミシンなどを手掛ける「JUKI」が資本業務提携
2022年9月26日、JUKI株式会社は、AIメカテック株式会社と、資本業務提携契約を締結することを決議したことを発表しました。 AIメカテックは、フラットパネルディスプレイ(FPD)製造装置や半導体…
「アドウェイズ」がARを活用した体験型広告「AR カメラフィルター広告」をリリース
2020年8月17日、株式会社アドウェイズは、「AR カメラフィルター広告」の提供を開始したことを発表しました。 「AR カメラフィルター広告」は、AR(拡張現実)を活用し、スマートフォンのブラウザ上…
外観検査自動化AIサービス「メキキバイト」を提供する「フツパー」が4.2億円調達
2022年8月1日、株式会社フツパーは、総額4億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 フツパーは、外観検査自動化AIサービス「メキキバイト」を提供しています。 クライアント企業の環境…
SREコンサルティング事業「Sreake」などを展開する「スリーシェイク」が1億円調達
2022年8月19日、株式会社スリーシェイクは、約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、直近では2022年6月7日に、7.48億円の資金調達を発表しています。 スリーシェイクは、SRE…
農業流通現場向けプラットフォーム「nimaru」を運営する「kikitori」が3億円調達
2023年9月27日、株式会社kikitoriは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 kikitoriは、クラウド型農業流通現場向けプラットフォーム「nimaru(ニマル)」を開発・…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集