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創薬ベンチャーの「ジェイファーマ」が5億円調達

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2021年1月7日、ジェイファーマ株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。

細胞膜表面のSLCトランスポーターを創薬標的とした創薬ベンチャーです。

トランスポーターとは、細胞の生体膜を貫通し、膜を通して物質の輸送をするタンパク質のことをいいます。

このトランスポーターは、能動的に輸送を行うABCトランスポーターと、受動的に輸送を行うSLCトランスポーターの2つに分類されます。

このSLCトランスポーターを標的とした医薬品で承認を得ているのはたった13品目しかなく、また、新規SLCトランスポーターを創薬標的として臨床開発が進んでいるものも10品目しかありません。

SLCトランスポーターが創薬目標とならなかったのは、多種多様な機能を有し複雑な分子構造をしていたため、全貌が明らかになっていなかったことが理由です。

ジェイファーマは、細胞ががん化したり急速に増殖するときに大きく働くアミノ酸トランスポーターLAT1(SLC7A5)に注目し、LAT1(SLC7A5)のみを阻害する医薬品を開発しました。現在、副作用の少ない抗がん剤の実用化を目指して、臨床試験を進めています。

研究開発型のビジネスは、資金調達が非常に重要です。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ がん タンパク質 創薬 医薬品 抗がん剤 株式会社 生体 細胞 資金調達
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