注目のスタートアップ

オンデマンド型シャトル・サービス「スマートシャトル」提供の「NearMe」が5億円調達

company

2020年10月8日、株式会社NearMeは、総額約5億円の資金調達を実施したことを発表しました。

オンデマンド型シャトル・サービス「スマートシャトル」とその空港版「nearMe.Airport(ニアミー エアポート)」、タクシー相乗りアプリ「nearMe.」などを展開しています。

また、独自AIによるルーティングを最適化し、コロナ禍においても、少人数で、誰が乗車したのか追跡できる方法で活用できる通勤シャトル「nearMe.Commute(ニアミーコミュート)」も提供しています。

人口密度の低い過疎地域では、公共交通サービスの維持や確保が困難な状況となっています。また、大都市圏では道路の混雑やドライバーの不足などが課題となっています。

この移動に関する社会課題を解決するために推進されているのが、スマート・モビリティです。

中でも、鉄道・バス・タクシーなど従来の交通サービスと、カーシェア・配車サービス・自動運転などの新しい交通サービスを統合し、ひとつのサービスとして使えるようにする、MaaS(Mobility as a Service、次世代移動サービス)が注目されています。

MaaSが社会実装されると、移動手段の選択肢が広がることで利便性が向上するだけでなく、高齢者や障害者などの交通弱者の移動手段の確保、交通事故の低減、周辺サービスとの連携による地方活性化も見込めます。

MaaSは非常に壮大な構想ですが、ベンチャー企業の出る幕がないわけではありません。MaaSはスマートフォン・アプリからのアクセスをベースとしています。そのため、誰もが利用しやすいデジタル・インフラの整備や、革新的なビジネス・モデルの提案などが必要となります。この領域はベンチャー企業が得意としているところのはずです。

MaaSの実現には自治体や企業など、さまざまな連携が必要となります。しかし普段の我々の事業でも連携や事業提携により新たな活路が見えてくる場合があるでしょう。「冊子版創業手帳」では、人脈を作るためのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI MaaS NearMe オンデマンド シャトル スマートシャトル タクシー モビリティ 交通 株式会社 移動 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
起業の仕方サムネイル
起業の仕方を大解剖!初めての素人でも失敗しない起業の6つのステップと手順とは?
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ14選の制度
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

グローバルリスク情報取得ツールを開発・提供する「Glocalist」が資金調達
2024年1月22日、株式会社Glocalistは、資金調達を実施したことを発表しました。 Glocalistは、グローバルリスク情報取得ツール「Glocalist」を開発・提供しています。 各国官公…
消費電力を削減する半導体技術「NanoBridge」を保有する「ナノブリッジ・セミコンダクター」が1.3億円調達
2022年7月21日、ナノブリッジ・セミコンダクター株式会社は、総額約1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ナノブリッジ・セミコンダクターは、2019年9月にNECの研究者が設立…
クラウドロボティクスプラットフォームを提供する「ラピュタロボティクス」と「JA三井リース」が資本業務提携
2023年9月7日、ラピュタロボティクス株式会社は、JA三井リース株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 ラピュタロボティクスは、最先端の制御技術とAI(人工知能技術)を活用した次世…
DX伴走型支援やDXプラットフォームなどを展開する「INDUSTRIAL-X」が7億円調達
2024年4月10日、株式会社INDUSTRIAL-Xは、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 INDUSTRIAL-Xは、独自のDXメソッドに基づいたコンサルティングを主軸とする伴走型…
家族信託の「おやとこ」やおひとりさま高齢者サポート「おひさぽ」などを手がける「トリニティ・テクノロジー」が18.1億円調達
2024年1月17日、トリニティ・テクノロジー株式会社は、総額18億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 トリニティ・テクノロジーは、家族信託サービス「おやとこ」、おひとりさま高齢者…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集