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蚕を原料とした次世代食品「シルクフード」を開発する「エリー」が4,500万円調達

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2020年3月12日、エリー株式会社は、総額約4,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。

蚕を原料とした次世代食品「シルクフード」を開発しています。

蚕は、タンパク質やビタミンなどの基本的な栄養素だけでなく、50種類を超える機能性成分を含有していることが判明しています。

エリーは2020年3月現在、蚕専門レストラン「シルクフードラボ」の運営や、クラウドファンディングでの「シルクフード」の販売を行っています。

今回の資金は、京都大学や東京大学などのアカデミアとの蚕の機能性・食味改善・蚕の品種改良などの共同研究や、マーケティング、商品開発に充当されます。

2013年、国連食糧農業機関(FAO)は、『食品及び飼料における昆虫類の役割に注目する報告書』を公表しました。昆虫には主に以下のようなメリットがあります。
・家畜よりも環境負荷が少ない
・豊富な栄養素
・飼育に土地を必要としない

このようなメリットや、将来的な食糧不足により昆虫食は注目を集めています。

昆虫食には、心理的嫌悪や、美味しさなどの課題がありますが、この領域こそビジネスが得意としている部分であるはずです。そのため今後、昆虫食の市場の大きな成長が予測されています。

革新的なビジネスをはじめる場合でも、先人の思考や取組みなどは役立つはずです。「冊子版創業手帳」では、成功している起業家のインタビューを多数掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 昆虫食 株式会社 資金調達 食品
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