テンプレートのコピペはOK!?メルマガの書き方のルール
フォーマットを知れば、書くべき内容が見えてくる!
(2015/02/08更新)
「メルマガはコンテンツ勝負!」と思ってませんか?実は内容以上に見た目が大事です。どんなに素晴らしい内容でも読まれないメルマガってあるんです。
この記事の目次
1.読まれないメルマガとは?
それでは読まれないメルマガの特徴をご紹介しましょう。
一見して見づらい
メルマガは以下のような性質があることを理解しましょう。
- 熟読するものではなく、さっと目を通す
- 全体をぼんやりとみて興味がある箇所だけピンポイントで読む
このように読者は短い時間で情報を読み取ろうとするので、一見してみづらいメルマガはまず読まれません。
どこをクリックしてよいかわからない
クリックしてもらってこそのメルマガなのに、クリックする場所がわからないメルマガは意外と多いのです。
- リンクの場所があちこちに散っている
- デザインが地味、あるいはデザインがバラバラ
といったことがないかチェックしてみましょう。
コンテンツの展開についていけない
一つのメルマガにあれもこれもとコンテンツを詰め込むと、読者はバラバラなコンテンツの展開についていけず、内容が頭に入ってこなくなります。
複数のコンテンツを組み込む場合は、話題が切り替わったことが明確に読者に伝わっているかチェックしましょう。
読まれないメルマガの特徴を見ていくと、コンテンツの内容ではなく、構成に問題があることがわかります。このような問題を解決するが「フォーマット」なのです。
2.フォーマットコピペのススメ
他のメルマガを見ているとフォーマット自体はどれも同じように見えませんか?
件名やコンテンツは磨きこんでオンリーワンにする必要がありますが、フォーマットに個性は必要ありません。他のメルマガをコピーしていいんです!
それではフォーマットを使うとどのようなメリットがあるのでしょうか。
書くべき内容が明確になる
フォーマットで定義された個々のパーツには書くべき事があらかじめ決まっています。そのため、何を書けばよいのかが明確になります。
内容を俯瞰しやすくなる
メルマガはどれも同じようなフォーマットを使用しているため、いろいろなメルマガを見ている読者はどこにどんな情報が書いてあるのかあらかじめ知っています。
ぱっとみただけで内容がつかみやすくなるのです。
リズムで読み進められる
フォーマットが一定だとリズムも一定になります。見出し・本文・リンクの並びに法則性があるとよいリズムを生み出し、読者は読み進めやすくなるのです。
コンテンツが複数ある場合は、罫線などを入れて話題の切り替えがわかるようにしましょう。
テキストメールの場合は「■」「◆」「●」「▲」「━」「┏」を使用すると特定の部分を強調したり、法則性を持たせてリズムを生み出したりすることができます。
クリックの視認性が高まる
クリックする場所があらかじめ決まっていると、メルマガの内容に興味を持った読者がどこをクリックすればよいかすぐにわかります。
また、クリックするURLを記載するデザインも以下のように目を引くパターンで統一すると読者がクリックしやすくなります。
今だけ〇〇が衝撃の20%off!―――◆――――◆――――◆
http://〇〇〇〇
残りあとわずかです!
◆――――◆――――◆――――◆――――◆――――◆
3.おさえておきたいフォーマット作法とは
前章でフォーマットのコピペをおすすめしましたが、「なんとなく」でフォーマットを使っていると効果が十分あがりません。
フォーマットのパーツひとつひとつの意味を理解して有意義に使うことが大切です。
そこで、各パーツの意味と効果を確認していきましょう。
ヘッダー
メルマガの趣旨を書きます。毎回同じ装飾でヘッダーを囲むと統一感が出ます。
ヘッダーにお得な情報を記載したり、キャッチーなコピーを入れたりすると、チラ見しただけの読者を惹きつけられます。
本文
リード
コンテンツの導入部分です。メルマガを全部読むつもりはない読者でも大抵リードまでは目を通すものです。
リードに魅力があるとクリック率が高いというデータもあります。
インデックス
読者に伝えたいコンテンツはたくさんありますが、読者はそれらの一つ一つを丁寧に読んでくれるわけではありません。
最初のコンテンツに興味がなければそのままゴミ箱行きになってしまいます。
そんな時にインデックスがあると読者は自分の知りたい内容がどこに書いてあるかがわかります。
メインコンテンツ
1行35文字程度に収まるようにしましょう。
例えばOutlookは半角76文字(全角38文字)で自動的に改行するので、38文字以上だと不自然な改行で見栄えが悪くなります。
また、ダラダラと文章が続くと読者は読む気を失くしてしまいます。
文章は3~4行で1かたまりにして、各ブロックの間を1行空けましょう。
また、メインコンテンツは1つに絞り込んだ方が分散せずクリック率が高くなります。
サブコンテンツ
メインコンテンツより優先順位の低い話題を扱います。メインコンテンツとは切り口を変えるとメリハリがつきます。
関連情報
最小限に、リンク程度の軽さで扱いましょう。
編集後記
最後まで読んでくれた読者への感謝の気持ちを表現します。プロモーションの要素は控えましょう。
フッダー
発行元と連絡先を明記し、配信停止のURLを記載しましょう。記載もれのないように丁寧に記述します。
メルマガは通常のメールとは似て非なるものです。
メルマガのお作法に従い、読者心理に基づいて書くことで、魅力的なメルマガを作ってみてください。
(監修:株式会社ラクス 芹澤はずき(せりざわはずき) )
(編集:創業手帳編集部)