日本や海外で活躍する女性起業家・経営者10人!成功例や起業に向いている女性の特徴とは?
開業・起業したい女性必見!女性起業家の成功例から学ぼう
「起業」と聞くと「男性がやる仕事」とイメージをする方もいるかもしれません。日本は、ほかの国と比べるとまだまだ男性社会の色が強い国です。
しかし、起業をして成功を収めた女性は多くいます。
そこで、今回は日本における女性起業家の現状や起業に向いている女性の特徴を解説していきます。
また、日本のみならず海外でも活躍している日本の女性起業家も紹介していきますので、起業を目指している、どのような起業家がいるのか知りたい方は参考にしてください。
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この記事の目次
- 開業・起業したい女性必見!女性起業家の成功例から学ぼう
- 女性起業家の現状
- 起業に向いている女性の特徴
- 日本や海外で活躍する10人の女性起業家・経営者をご紹介
- 近藤 麻理恵さん:「片付けマニア」から「世界のKonMari」へ
- 勝 友美さん:アパレル業界で躍進!起業にも活かせる「圧倒的な営業力」
- 米良 はるかさん:日本のクラファンの原点を創設!華々しい受賞歴も
- 申 真衣さん:社長×モデルの二刀流で女性の起業に新風を吹き込む
- 永岡 里菜さん:旅と労働を結び付けた驚きの着眼点
- 笹木 郁乃さん:PRという魔法で会社を応援する女性起業家
- 田村 雅美さん:人工パーツ事業でたくさんの人を笑顔にしたい
- 橋本 真里子さん:受付の経験をそのままビジネスに発展
- 福田 恵里さん:女性のキャリアアップを支援するスクール事業を設立
- 小野澤 香澄さん:「with」などのマッチングアプリ事業を中心に手腕を奮うCEO
- 女性の起業を支援する仕組みを活用しよう
- まとめ・女性起業家の成功例や向いている特徴を参考にしよう
女性起業家の現状
まずは、日本における女性起業家の現状について解説していきます。
女性起業家は増加している
日本は海外と比較するとまだまだ女性起業家の数は少ない傾向ですが、年々増加しています。
東京商工リサーチによる第12回「全国女性社長調査」によると、2023年の女性社長は全国に61万2,224人いることがわかりました。
調査をスタートした2010年では女性起業家が21万2,153人だったため、13年の間に約3倍も増えたことがわかります。
また、女性起業家を都道府県別に見てみると、大都市を中心に多くいることがわかります。最も少なかった県は、島根県で2,158人です。
-
- 東京:15万5,210人
- 大阪:5万9,655人
- 神奈川:3万9,434人
- 愛知:3万1,512人
- 福岡:2万6,597人
女性起業家が増えた理由としては、インターネットの普及が考えられます。
例えば、アパレル業界となると店舗を構える必要があると考える方もいるでしょう。
しかし、近年ではネットショップが普及しパソコン上で取引きが行えることから、趣味や好きなものを取り扱う分野で起業する女性が増えてきています。
インターネットがあれば女性でも気軽に事業をはじめられるため、女性の起業家進出を後押ししたと推測されます。
産業別ではサービス業での起業が多い
次に、女性起業家の数を産業別に見ていきます。
産業 | 女性社長数 | 構成比 |
---|---|---|
サービス業他 | 30万840人 | 49.14% |
不動産業 | 9万995人 | 14.86% |
小売業 | 6万3,691人 | 10.40% |
製造業 | 3万7,792人 | 6.17% |
卸売業 | 3万6,077人 | 5.89% |
建設業 | 3万3,573人 | 5.48% |
情報通信業 | 2万7,495人 | 4.49% |
金融・保険業 | 8,942人 | 1.46% |
運輸業 | 8,175人 | 1.34% |
農・林・漁・鉱業 | 4,644人 | 0.76% |
サービス業が最も多く、全体の約半数を占めています。サービス業の中身としては、飲食業・医療福祉事業・エステティック・美容業といった女性が活躍しやすく、小さい資本で起業がしやすい業種が中心です。
しかし、近年ではテクノロジーや広告、PR分野への参入も増加しており、過去の実績やキャリアにこだわらず起業する女性も増えています。
起業に向いている女性の特徴
女性起業家が増えていることから「自分もビジネスを立ち上げたい」と憧れを抱くかもしれません。
しかし、それと同時に「自分でも起業できるのか」と不安になる方もいるでしょう。
そこで、ここでは起業家に向いている女性の特徴をご紹介します。自分が当てはまっているか確認してみてください。
行動力と継続力がある
行動力があり、行動を続ける継続力がある女性は、起業家の素質が高いといえます。
事業においては、資金集めや集客が欠かせません。資金が足りなければ起業できないので、資金繰りのために奮闘する必要があります。
融資をしてもらうために銀行に通う、親や親戚に事業のアピールをするなど、自らが行動して企業に向けて努力することが必要です。
また、顧客を集めるためには集客のための行動も必須となります。
テレアポやチラシのポスティング、Webサイトの作成、メルマガの発信など様々な方法を用いて集客アップを目指してください。
自身の経営にとって最適な方法を編み出し、行動していくことが大切です。
資金や集客に対する行動は、一度起こすだけで終わらせず、継続してこそ意味があります。一過性の取り組みでなく、長期的な視点で続けていくよう心がけましょう。
コミュニケーション能力が高い
経営者にとって、コミュニケーション能力は必要不可欠です。
自分の話ばかりをして人の話を聞かずにいると、経営者として失敗を招きやすくなります。これは男性・女性どちらにも通じるでしょう。
相手の話を聞き話をまとめる能力があると、顧客の要望を聞き最適な提案につながり信頼を得やすくなります。
ニーズを組み込んだ商品開発やサービスの提供などができるため、起業家にとっては「話を聞く」ことは重要なポイントです。
積極的にコミュニケーションをとれば、良好な関係を築けるので仕事の紹介にもつながります。
ビジネスを拡大させたい時には人脈も大切なので、多くの人たちとコミュニケーションがとれる人間を目指すことが必要です。
度胸があり失敗を恐れない
失敗を恐れて立ち止まってしまった経験を持っている方もいるでしょう。
特に起業ともなれば、「事業を失敗させたくない」という想いから悩んでしまい、行動に起こせなくなってしまう方もいます。
しかし、失敗を恐れていては起業できません。悩んでばかりいれば行動にうつせないので起業のチャンスを逃してしまいます。
起業家を目指す女性は、失敗を恐れずに突き進める行動力を持っています。万が一失敗したとしてもそこから学び、経験を活かしながら前に進むことが大切です。
時には予想外なトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
ネガティブになってしまえば前に進めなくなってしまうので、何事もプラスに考えられるメンタルの強さも必要です。
起業を目指すのであれば、失敗を恐れず強い意志を持ちながら事業を進めていってください。
常に冷静かつ論理的な判断ができる
すぐに感情的になってしまう女性は、起業家には向いていません。成功している起業家の多くは感情が安定しており、冷静な人物が多いのです。
失敗をした時、落ち込んでばかりいても意味がありません。成功するためにも失敗の原因を突き止め、どう動けばいいのかを倫理的に考える必要があります。
女性の場合、ホルモンの変動で感情に波ができてしまうのは生理現象とも言えます。
しかし、冷静に判断し行動するためにも、自分の感情に振り回されないよううまく向き合うことが大切です。
数字に強い
勘や感覚で事業を進めるのではなく、数字から予測できる人物でないとビジネスでは失敗を招きます。
例えば、自分の感覚で商品を発注してしまうと、商品が売れ残り、過剰在庫に悩まされる可能性があります。
事業を成功させるためには、データを見て計画を立てられる能力が必要です。
過去のデータから数字を読み取り予測を立てる作業は重要なので、数字に対する苦手意識を払拭させる必要があります。
日本や海外で活躍する10人の女性起業家・経営者をご紹介
海外でも活躍している日本の女性起業家や経営者が増えています。創業手帳でも女性起業家へのインタビューを行っています。
どのような人物であるのか、起業のアイデアを知るためにも参考にしてください。
近藤 麻理恵さん:「片付けマニア」から「世界のKonMari」へ
「こんまり」の愛称で知られる近藤 麻理恵さんは、『人生がときめく片づけの魔法』という書籍から事業を成功させた女性起業家のひとりです。
「片付けコンサルタント」としてテレビや雑誌などにも出演していたため、見たことがある方もいるでしょう。
『人生がときめく片づけの魔法』は、世界40カ国以上で翻訳されています。シリーズ累計1,300万部を超えるベストセラーとなり、こんまりブームを生み出しました。
また、2015年にはTIME誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれ、アメリカでも有名な女性起業家へと成長しています。
近藤 麻理恵さんは、5歳の時から主婦雑誌を愛読し、中学生のころから片付けの研究を本格的にはじめました。その後、大学在学中に片付けコンサルティング業務をスタートし、独自の片付け法「こんまりメソッド」を編み出します。
- 理想の暮らしを考える
- 「もの別」に片付ける
- 触った瞬間に「ときめき」を感じるかどうかで判断する
- 正しい順番で片付ける
- 家にある「あらゆるものの定位置」を決める
この5つのステップさえ押さえればどのような家でもすっきりと片付けられる仕組みです。
勝 友美さん:アパレル業界で躍進!起業にも活かせる「圧倒的な営業力」
株式会社muse代表取締役の勝 友美さんは、日本を代表する女性起業家のひとりです。オーダーメイドスーツを手掛ける「Re.muse」を経営しています。
Re.museは、「100年先にも名を残すブランド創り」をミッションにこれまで数多くのスーツを提供してきました。
そのスーツは「ヴィクトリースーツ」とも呼ばれ、営業マンから絶大な人気を集めています。
勝 友美さんは、短大卒業後にアパレルメーカーに入社しました。販売員として働き、1日目で売上トップの成績を記録した人物です。
その後、スタイリストとしてポータルサイトの新規事業の立ち上げを行い、オーダースーツ業界へと転身しました。
今では東京と大阪にお店を構え、2018年にはミラノコレクションへの出場も果たしています。
自身の著書『営業は「バカ正直」になればすべてうまくいく!』は、起業でも役立つノウハウが詰め込まれた内容です。
コミュニケーション能力や営業に関する知識を習得したい際に活用できます。
米良 はるかさん:日本のクラファンの原点を創設!華々しい受賞歴も
資金を収集する方法として欧米で広がったクラウドファンディングを日本で初めて立ち上げたのは、米良 はるかさんが運営するREADYFOR株式会社です。
大学院在学中にアメリカにあるスタンフォード大学に留学した米良 はるかさんは、帰国した後にオーマ株式会社の1事業としてREADYFORを設立しました。
その後2014年に独立し、READYFOR株式会社を創業しています。また、これまでに様々な賞を受賞してきました。
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- WIRED Audi INNOVATION AWARD 2016
- G1「ソーシャルアワード」社会起業家賞
- 日経WOMAN主催「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2021」
- ヴーヴ・クリコ主催「ボールド フューチャー アワード」
- 第9回Webグランプリ「Web人部門」
日本人史上最年少でダボス会議に参加し、「人生100年時代構想会議」や「未来投資会議」などの民間議員にも選出されました。
2021年からは、「新しい資本主義実現会議」の民間議員も務めています。今後も様々な場面で米良 はるかさんを見る機会が増えていくと予想できます。
申 真衣さん:社長×モデルの二刀流で女性の起業に新風を吹き込む
「世界中の人々の人生をより楽しく」するため、複数のエンターテイメント事業会社を傘下に収める株式会社GENDAの創業者であり、代表取締役社長を務める人物です。
株式会社GENDAは、主力事業として約250ものアミューズメント施設を運営しています。
そのほかにもオンラインクレーンゲームやセールスプロモーション、アミューズメントマシンレンタルやキャラクターライセンスといったビジネスを展開しています。
申 真衣さんは、東京大学経済学部経済学科を卒業後、ゴールドマン・サックス証券株式会社へと入社しました。
金融法人営業部で金融機関向けの債券営業に従事し、その後は金融商品開発部で金融規制にかかわる助言業務に携わるなど、幅広い業務を行ってきました。
2020年からは30の女性をターゲットにしているファッション誌「VERY」の専属モデルも務め、同年代の女性からも多くの支持を集めています。
永岡 里菜さん:旅と労働を結び付けた驚きの着眼点
人手不足に悩む事業者と地域外に住む若者をマッチングする「おてつたび」を運営するのが永岡 里菜さんです。
株式会社おてつたびは、2018年に設立されました。
人手不足に悩む地域の方々がおてつたびを通して仕事内容や報酬を登録すると、若者がそれを見て希望する地域先に足を運び、働くサービスを運営しています。
永岡 里菜さんは千葉大学を卒業後、PR・プロモーションイベントの企画制作会社に入社しました。
その後、農林水産省との和食推進事業立ち上げに参加して独立した後、株式会社おてつたびを創業しています。
日本には、様々な地域があります。テレビや雑誌などのメディアを通じて興味が湧いても、足を運ぶには旅費が必要です。
しかし、おてつたびであれば報酬がもらえるので旅費を削減できます。今までにはない取組みで注目を浴び、今後も体験者が増えていくと予想されます。
インタビュー内では、起業において大変だったことや起業したい人に向けてのアドバイスも行っています。起業のための参考になるでしょう。
笹木 郁乃さん:PRという魔法で会社を応援する女性起業家
PR代行、PR講座の主宰を行う株式会社LITAの代表取締役を務めるのが笹木 郁乃さんです。
山形大学工学部機械システム工学科を卒業後、アイシン精機株式会社の研究開発職に従事した笹木 郁乃さんは、自分の可能性に挑戦するため寝具メーカーの株式会社エアウィーヴに転職しました。
営業・マーケティング・PRを兼務し、年間売上1億円だった会社を5年で115億円へと急成長させた実績を持ちます。
その後さらに転職を繰り返し、独立して今の会社を立ち上げました。
「PRは魔法であり、劇的に会社を変える力がある」が持論で、企業が主催する講座やイベントなどに出席し、PR講師として起業家や経営者に指導をしています。
自身による著書『0円PR』ではPR活動の極意が記されているので、自身の経営にも役立つでしょう。
田村 雅美さん:人工パーツ事業でたくさんの人を笑顔にしたい
人体の一部を本物さながらに再現した人工パーツ「エピテーゼ」を日本に普及するためにエピテみやび株式会社を立ち上げたのが田村 雅美さんです。
起業のきっかけは、乳がんで左胸を全摘出した友人の言葉です。
「失った胸と心の傷は戻らない。胸を失ったことで自尊心や女としての自信までもが奪われる。でも、また辛く痛い手術はしたくない」と聞き、人工乳房についての存在を知らない人が多い事実に驚愕を受けたと語っています。
その中で、胸ではなく指を失くした方、外見で悩んでいる方、性同一性障害で悩んでいる方がいることを知り、人工パーツのエピテーゼを展開し、サポートをしたいと考えたのです。
エピテーゼは手術の必要がなく、自然な付け心地を実現しています。
胸や指以外にも耳や鼻など体の様々な部分に装着でき、それぞれが悩む見た目と心を回復できるアイテムです。
たくさんの人々を笑顔にできる事業に田村 雅美さんは取り組んでいます。
橋本 真里子さん:受付の経験をそのままビジネスに発展
受付の仕事に着目し起業したのが橋本 真里子さんです。橋本 真里子さんは、大学卒業後に上場企業5社以上もの企業で受付嬢を経験してきました。
受付嬢の仕事は、1日平均500人もの来客に対応をしていきます。苦労をともなう受付業務の負担を減らすため、受付業務を無人で行うサービス「RECEPTIONIST」を開発します。
RECEPTIONISTは、内線を使用せずにチャットツールを介して担当者に通知をするiPad無人受付システムです。
従来の業務と比較すると来客業務が95%削減され、コストも大幅に削減できるメリットがあります。
導入するにあたっては「コストがかかる」と考える方もいますが、初期費用はかかりません。月額料金5,000円から導入できるので、導入に対する不安も少ないでしょう。
今後は、「受付で蓄積されたデータを活用した新しい価値の提供」や「ビジネスチャットに依存しないアプリの開発」を目指していると言います。
元受付嬢ならではの発想で、より便利なサービスの提供が期待できます。
福田 恵里さん:女性のキャリアアップを支援するスクール事業を設立
福田 恵里さんが手がけるのは、女性のキャリアインフラを醸成するスクール事業です。SHE株式会社の代表取締役として、女性向けキャリアスクール「SHElikes」の運営に尽力しています。
福田さん自身も海外留学でスクールを利用していた過去があり、そこで若い女性の参加者が自分だけだったことに衝撃を受けました。同時にこれを課題として受け止め、女性がスキルを身につけられる場所を作る必要があるとの考えに至ったのです。
経験をもとに「女性向け」を売りにしたスクール事業を立ち上げ、現在では受講生が累計7万人を超えるほどにまでなりました。事業が安定するまでは繰り返しピボットし、海外市場を参考にしたり、講座内容を大幅に転換したりしています。
動画で学べるオンライン受講スタイルで、現代ニーズに沿ったサービスにこだわっているのも特徴です。40の職種スキルが学べるほか、授業を受け放題のプランも用意するなど、女性のキャリアアップを全面的に支援するビジネスを貫いています。
小野澤 香澄さん:「with」などのマッチングアプリ事業を中心に手腕を奮うCEO
起業とは別の形で、会社の中で重要な役割を果たしている女性も大勢います。小野澤 香澄さんもその一人であり、株式会社エニトグループの代表取締役グループCEOに就いている女性です。同社は「with」や「Omiai」といったマッチングアプリの運営を行っています。
小野澤さんは株式会社リクルートでいくつもの新規事業立ち上げに携わりました。婚活サービスとして有名なゼクシィ縁結びも、その事業の一つです。また、海外のマッチングアプリ運営会社であるTinder社で働いた経歴もあり、日系・外資系の両方の事情に精通しています。
在籍中のエニトグループでは、日本初のマッチングアプリといわれる「Omiai」をはじめ、同事業の運営に真摯に取り組んできました。リクルート社時代に培ったテクノロジー分野の知見と、マッチングアプリに不可欠な人間心理への配慮、双方のバランスを大切にできる価値観を持っています。日本では偏った見方をされることもあるマッチングアプリにおいて、安全性の確保を重視し、健全性の向上を目指して奮闘中です。
恋愛や結婚に発展する可能性を考えると、マッチングアプリが個人の人生に与える影響は計り知れません。小野澤さんは、その重大性をしっかりと噛み締めて事業と向き合っています。多くの事業の立ち上げと成功を実現させた秘訣は、小野澤さんのこうした姿勢にあるのかもしれません。
女性の起業を支援する仕組みを活用しよう
日本でも増加傾向にある女性起業家ですが、それでも何かと不安はつきものです。資金確保の手段をはじめ、ビジネスの不安や疑問を解消できる仕組みを知っておくと、起業に有効活用できます。
起業に役立つ主な助成金・補助金
女性の起業を支援することはもちろん、ビジネスを立ち上げたいすべての方をサポートする助成金・補助金があります。起業だけでなく、事業の継続を後押しする制度にも注目しましょう。
- 起業支援金:東京圏以外のエリアでの起業を支援する助成金制度
- 両立支援等助成金:働きながら子育てや介護を行う方への助成金制度
- 小規模事業者持続化補助金:小規模事業者の持続的な経営のための補助金制度
ほかにも多彩な助成金・補助金制度があり、地域ごとに制度の概要は異なります。事業を行う場所に応じて調べ、正しい知識を持って利用してください。起業をするとき、家庭と事業を両立させたいときなど、ニーズに応じて条件を満たす制度を活用しましょう。
創業手帳では、自分にあった補助金や助成金情報が配信される「補助金AI」や、補助金の必須基礎知識や最新情報を掲載している「補助金ガイド」をご用意しています。ぜひあわせてご利用ください。どちらも無料です。
女性の起業を支援するコミュニティ
男性文化が色濃く残る起業の界隈において、女性が集まって協力できるコミュニティは貴重です。女性向けの支援コミュニティの存在を知っておけば、いざというときに頼ることができたり、精神的な支えになったりします。
- わたしの起業応援団:経済産業省による女性起業家向けネットワーク
- KIRAGRACE:イベントなどで女性起業家をサポートするコミュニティ事業
- 起業プロジェクト:女性起業チャレンジ大賞などを主催する支援コミュニティ
コミュニティを利用すれば、同じ女性起業家同士でつながることができ、新たなビジネスチャンスが広がる可能性もあるでしょう。大会を催しているコミュニティでは、賞金によって支援を図っているケースもあります。情報共有だけでなく、貴重な資金確保の場になり得るメリットも秘めているのです。
まとめ・女性起業家の成功例や向いている特徴を参考にしよう
女性起業家の数は、日本でも徐々に増えてきています。今後起業を目指すのであれば、成功者からの意見は大いに役立つでしょう。
気になる起業家の方がいたら、インタビュー記事を読んでみてください。
「創業手帳woman」では、女性起業家のインタビューに加え、女性起業家におすすめの資金調達や広報術なども掲載しています。無料ですので、ぜひお気軽にご利用ください。
(編集:創業手帳編集部)
創業手帳別冊版「創業手帳woman」のミッションは「女性の起業失敗のリスクを軽減させる」とこを掲げています。そのために女性起業家ならではの起業時におさえておきたいポイントを一冊にまとめています。無料でお届けします。