注目のスタートアップ

海運・物流業界向けコミュニケーションプラットフォームを提供する「Logipeace」が100万シンガポールドル(約1.1億円)調達

company

Logipeace Pte. Ltd.(株式会社ロジピース)(本社:シンガポール)は、100万シンガポールドル(約1.1億円)の資金調達を実施したことを発表しました。

Logipeaceは、海運・物流業界向けのコミュニケーションプラットフォーム「Shipeace(シッピース)」を提供しています。

社内外で関わる人びとがいつでもどのデバイスでも、状況の確認や情報の共有・アップデートを可能にするコミュニケーションプラットフォームです。これにより情報共有に費やしていた時間を削減し、コア業務に集中できる環境を提供します。

また、これまで紙ベースで実施していたチェックリストもプラットフォーム上で管理ができ、ペーパーレス化と承認依頼の効率化を実現します。

最終ゴールとして、生成AIを活用した物流オペレーション業務のセミオート化の実現を目指しています。

今回の資金は、さらなる開発体制の強化に充当します。


海運は海上ルートを利用した貨物・旅客輸送です。重量・距離あたりのコストが他の輸送手段に比べて低く、大量・長距離輸送に適しているというメリットを有しています。

一方で、積み下ろしのための港が必要である、飛行機・鉄道・自動車と比較して速度が遅く日数がかかる、航路に制約があるといったデメリットを有しています。

近年は、SDGs(持続可能な開発目標)の推進により、環境負荷の低い営為への転換が進められている中で、物流業界においても高効率を特徴とする海運への注目が高まっています。

こうした中で、より海運の利便性を向上させる取り組みが増えてきています。

海運において大きな課題となっているのが、情報共有・管理に関する課題です。

海上は陸上で利用している高速ブロードバンド通信が使えない状況が長らく続いていました。そのためデジタル化が遅れており、情報共有などについてもアナログで非効率的な手法が現在も用いられています。

Logipeaceは、海運業界向けコミュニケーションプラットフォーム「Shipeace」の提供を通じ、情報共有・管理の課題解決に貢献しています。

さまざまなデジタルツールが登場している現在、企業を成長させるためには、自社に最適なテクノロジーやシステムを導入・活用することが重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

また、こうした設備や生産性向上に向けた投資のためには、資金調達を実施することも必要かもしれません。「資金調達手帳」では、出資や融資に関するノウハウなどを提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB Logipeace Shipeace コミュニケーション シッピース シンガポール プラットフォーム ペーパーレス化 ロジピース 情報 情報共有 株式会社 海運 物流 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「ライフエンディングテクノロジーズ」と「廣済堂グループKOIL」が事業提携 「葬送オンライン」の試験運用を開始
2021年3月26日、ライフエンディングテクノロジーズ株式会社は、株式会社廣済堂の子会社である株式会社KOSAIDO Innovation Labと業務提携したことを発表しました。 この提携により、廣…
「TWIN PLANET」が個人に寄り添い活動をサポートするタレント向けサービス「BPS(ビジネスパーソナルサービス)」を開設
2020年5月29日、株式会社TWIN PLANETは、「BPS(ビジネスパーソナルサービス)」を開設したことを発表しました。 「BPS」は、芸能人、歌手、スポーツ選手、文化人などを対象に、所属事務所…
主に知的障害のある作家が手がけるアートデータのライセンスを管理しビジネスにつなげる「ヘラルボニー」が資金調達
2023年12月4日、株式会社ヘラルボニーは、資金調達を実施したことを発表しました。 ヘラルボニーは、国内外の主に知的障害のある作家の描く2,000点以上のアートデータのライセンスを管理し、さまざまな…
専門医による遠隔集中治療ソリューション提供の「T-ICU」が1.53億円調達
2021年1月5日、株式会社T-ICUは、総額1億5,300万円の資金調達を実施したことを発表しました。 遠隔ICU(集中治療室)システムを提供しています。具体的には以下のサービスを提供しています。 …
個人向けエシカルプラットフォーム「trophee」を開発する「STACTs」が4,000万円調達
2023年1月11日、株式会社STACTsは、総額4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 STACTsは、個人向けエシカルプラットフォーム「trophee」を運営しています。 「tro…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集