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クリエイターや国内外コンテンツとの独自企画を手がける「灯白社」が1億円調達

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2024年8月29日、株式会社灯白社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

灯白社は、クリエイターや国内外コンテンツとの独自企画を手がけています。

エンターテインメント市場における、プロモーション・物販(マーチャンダイジング)・コンテンツ開発を主軸にビジネスを展開しています。

プロモーション領域では、ゲーム『第五人格』とのコラボ事業など、クリエイターネットワークを活用したプロモーションを展開しています。

マーチャンダイジング領域では、空間演出も含めた展示・物販イベントの展開や、個展の開催などを手がけています。クリエイターやコンテンツの版元企業が単独では実現できない企画やアイテムを用い、オフライン・オンライン双方で話題性のある企画を手がけています。

コンテンツ開発領域では、自社コンテンツや他社のマルチメディア展開支援として、ボイス・ASMR領域での取り組みを加速しています。具体的には、同人やインディーズマンガなどで人気を博しているキャラクターコンテンツに対し、脚本・声優(ボイス)をつけ、体験型のコンテンツとして月4本から8本のペースでボイス・ASMR作品をリリースしています。


2023年の国内コミック市場規模は約6900億円(前年比2.5%増)、2022年のアニメ産業の市場規模は約2.9兆円(前年比6.8%増)と、日本を代表するサブカルチャーは成長が続いています。

とくにアニメ産業においては海外市場の開拓が進み、大きな成長につながっています。海外でヒットした作品が逆輸入的に国内でも人気となるといった現象もあり、海外人気はさまざまな効果をもたらしているといえそうです。

こうした市場の盛り上がりの中で、コンテンツビジネスはさまざまに展開されるようになってきています。

このような背景のもと、灯白社は、コンテンツの力を引き出し、さらに発展させるコンテンツグローススタジオとして、プロモーション・物販(マーチャンダイジング)・コンテンツ開発を中心とした事業を展開しています。

株式会社灯白社のコメント

このニュースを受けまして、株式会社灯白社 代表取締役 小木曽 一輝氏よりコメントが届きました。

小木曽 一輝
株式会社灯白社 代表取締役
1994年10月生まれ29歳。
コミケの売り子として尊敬する背景絵師の支援を行った経験からクリエイターの世界に傾注。
クリエイターが正当な報酬を得て、より良い創作物が1つでも多く増える世界を目指す。

経歴:
慶應大学村井純(内閣官房参与)ゼミにてインターネット領域の研究に従事。
平行して学生時代に、スタートアップ2社の就業経験を経て新卒にて(株)電通へ入社。
その後、20代にて独立。現在に至る。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

エンタメ産業におけるグローバル展開にむけた検証が完了したためです。

・今後の展望を教えてください。

向こう1-2年は日中韓でのエンタメの相互流通と自社企画の構築に注力します。

最終的には、クリエイターや版権に関わるすべてのステークホルダーの待遇改善。

さらに、地位の向上を目指しています。

・読者へのメッセージをお願いします。

VCからの調達環境を含めて、昔よりもグローバルでダイナミックなチャレンジがし易い環境になっているように感じます。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業などとの協業が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB エンターテインメント クリエイター コンテンツ コンテンツ産業 コンテンツ開発 サブカルチャー プロモーション マーチャンダイジング 株式会社 灯白社 物販 資金調達 開発
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