注目のスタートアップ

ミミズ型管内走行ロボット「Sooha」を開発・提供する「ソラリス」が3,000万円調達

company

2024年7月29日、株式会社ソラリスは、約3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

今回の資金調達により、累計調達額は10.8億円となりました。

ソラリスは、ミミズ型管内走行ロボット「Sooha」を開発・提供しています。

今回の資金調達を活用し、トライアルで抽出された課題や要望などを踏まえ、企業のニーズへの対応や課題解決が可能なサービスモデルの構築など、予防保全型のインフラメンテナンスサービスの提供拡大に取り組みます。


社会を支えるインフラ設備は、高度経済成長期の1960年代に整備されたものが多く、現在老朽化の危機に瀕しています。

これらの老朽化したインフラは、予算不足などにより必要な補修が行われず、危険な状態にあるものも少なくありません。また、インフラ業界は深刻な人手不足に直面しており、定期的な点検にも課題を抱えています。

このため、インフラの点検・保守において業務効率化・省人化・自動化を実現する仕組みのニーズが高まっています。

ところで、配管の清掃では、高圧の水・空気・専用ブラシを使用する高圧洗浄や、化学薬品による洗浄、ウレタンや金属素材のボールを複数流すピグと呼ばれる洗浄などの方法が用いられています。

しかし、これらの方法は小さな配管や湾曲部を完全に清掃することが難しいという課題を抱えています。また、食品メーカーや化粧品メーカーは配管内を清潔に保つため、多くの時間を割いて清掃を行っていますが、その間工場の稼働が止まってしまうため、機会損失が発生しています。

ソラリスはこの課題を解決するために、ミミズ型管内走行ロボット「Sooha」を開発・提供しています。

このロボットは、複雑に曲がりくねった配管内にも侵入し、点検や清掃を行うことができます。

配管は民間企業が保有する工場や、上下水道などのインフラで広く用いられています。ソラリスはこのロボットを通じ、予防保全型のインフラメンテナンスサービスの提供を目指し、点検・清掃業務などにおける労働力不足の課題解決に貢献することを目指しています。

事業の拡大には資金調達が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、融資だけではなく、ベンチャー・キャピタルから出資を受ける方法や、クラウドファンディングを成功させる方法など、資金調達に関するノウハウを紹介しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB Sooha インフラ カメラ ソラリス パイプ ポンプロボット ミミズ型ロボット ロボット ロボティクス 人工筋肉 保守 工場 株式会社 清掃 点検 蠕動運動 資金調達 配管
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

従業員の情報を可視化し協業・共創を活性化するプラットフォームを提供する「Beatrust」が8億円調達
2022年4月27日、Beatrust株式会社は、総額8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Beatrustは、従業員の情報を構造化・可視化し誰でも検索可能にするプラットフォーム「Beatr…
「gumi」がGameFiに最適化されたオリジナルタイトルの企画・開発を行うサイバーエージェントグループ子会社「CA GameFi」に出資
2023年6月9日、株式会社gumiは、株式会社CA GameFiが実施する第三者割当増資を引き受ける方法により同社株式を取得することを決議したことを発表しました。 CA GameFiは、サイバーエー…
音声AIプラットフォームを提供する「Recho」が資金調達
2025年3月31日、株式会社Rechoは、総額1億2000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Rechoは、音声AIプラットフォームとその応用であるVoice Agentを提供しています。…
Webサイト制作やWebサイト保守・セキュリティ対策サービスを手がける「tane CREATIVE」が資金調達
2022年1月24日、tane CREATIVE株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Webサイト制作事業や、Webサイト保守・セキュリティ対策サービスを展開しています。 新潟県にある佐…
空間音響技術「Re:Sense」を提供する「クレプシードラ」が1.5億円調達
2024年4月19日、クレプシードラ株式会社は、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 クレプシードラは、空間音響技術「Re:Sense(リセンス)」や、音声プラットフォーム「…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集