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2024年4月22日空間音響技術「Re:Sense」を提供する「クレプシードラ」が1.5億円調達

2024年4月19日、クレプシードラ株式会社は、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
クレプシードラは、空間音響技術「Re:Sense(リセンス)」や、音声プラットフォーム「Echo Canvas(エコーキャンバス)」などを提供しています。
「Re:Sense」は、独自の収録手法(ハード)と独自のソフトウェア処理(ソフト)を融合させた空間音響技術であり、まるでその場にいるかのような空間再現性を特徴としています。
ライブ配信、スポーツ映像、ボイスドラマ、アニメーション、環境音などの追体験コンテンツなどさまざまな領域で活用されています。
「Echo Canvas」は、独自の音響技術により、特別な機器を必要とせず、手持ちのスマホ・PCとイヤホン・ヘッドホンだけで没入感の高い音響体験を提供するプラットフォームです。音声ドラマや、朗読、リラクゼーションサウンドなどのコンテンツを展開しています。
今回の資金は、さらなる開発の強化に充当します。
近年、さまざまなテクノロジーの発展により、VR(バーチャルリアリティ:仮想現実)などユーザーに没入体験を提供する技術が高い注目を集めています。
現在のVRは主に映像技術によって没入体験を提供していますが、将来的には、触覚・聴覚などの感覚においてもよりリアリティのある技術が確立・実装され、現実空間と遜色のない体験の提供が可能になると考えられています。
聴覚は、視覚とは異なり、360度すべての情報を処理しており、空間把握において極めて重要な要素です。そのため空間の再現において音響技術は重要であり、すでに映画やアミューズメント施設などにおいて、より優れた体験を提供するための音響技術が利用されています。
一方、空間を再現するための音響技術は、複数のスピーカーを設置しなくてはならないなど、デバイス上の制約があります。
私たちが一般的に利用しているのは2chステレオサウンドであるため、この2chステレオ環境においても、空間を再現できる立体音響技術のニーズが高まっています。
クレプシードラは、独自の収録技術(ハード)と処理技術(ソフト)を駆使した空間音響技術「Re:Sense」を提供し、主にエンターテインメント分野において、新たな体験の創出に貢献しています。
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