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2024年3月13日2024年度「木質バイオマス燃料等の安定的・効率的な供給・利用システム構築支援事業/木質バイオマス燃料(チップ、ペレット)の安定的・効率的な製造・輸送等システムの構築に向けた実証事業」公募

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構は、2024年度「木質バイオマス燃料等の安定的・効率的な供給・利用システム構築支援事業/木質バイオマス燃料(チップ、ペレット)の安定的・効率的な製造・輸送等システムの構築に向けた実証事業」の公募について発表しました。
バイオマスエネルギーの利用拡大を推進し、木質バイオマス燃料に係る事業の持続性に資するためには、国産木質バイオマス燃料の資源量拡大、燃料の安定供給確保、発電コストの低減、地域との共生が必要です。特に、木質バイオマス発電については、燃料の安定的・効率的な供給・利用システムが発展途上であり、森林・林業と発電事業等が持続可能な形で共生する商慣行が定着していないという課題があります。本事業では、森林・林業等と持続可能な形で共生する木質バイオマス燃料等の安定的・効率的な供給・利用システムの構築・商慣行定着を目指して、下記の事業を実施します。
研究開発項目[2]木質バイオマス燃料(チップ、ペレット)の安定的・効率的な製造・輸送等システムの構築に向けた実証事業(助成事業)
木質バイオマス燃料の生産システム全体の安定化・効率化に資する技術開発を行います。2024年度は国産の木質バイオマスを原料とするチップ・ペレットに関する実証事業を公募します。
公募期間
2024年03月11日~2024年04月11日12:00
現在、産業・社会において利用されているエネルギーは、大部分が化石資源由来です。
化石資源は将来的に枯渇のリスクがあり、持続性に難点があります。さらには燃焼によって温室効果ガスである二酸化炭素を排出するため、環境対策のためにクリーンなエネルギーへの転換が求められています。
太陽光発電・風力発電などの再生可能エネルギーの導入・普及が進められているのにはこのような背景があります。
そしてこうした再生可能エネルギーのひとつに、バイオマスエネルギーがあります。
バイオマスとは、木材・家畜糞尿・籾殻などの有機性資源のことです。これら有機性資源は適切な管理を行えば枯渇の危険性がありません。
また本来は廃棄されてしまうバイオマスを利用する場合は有効活用にもなります。
木質バイオマスは、樹木の伐採や造材のときに発生した枝、葉などの林地残材、製材工場などから発生する樹皮や鋸屑など多様な種類があります。
そしてこれらの木質バイオマスはそれぞれの特性に応じた利用を進めなくてはなりません。
近年は、花粉症対策と国産木材の利用拡大のため、現在利用適齢期にある全国のスギ・ヒノキ森林の活用に注目が集まっています。
このような背景から木質バイオマスは利用が高まっていくと考えられますが、コストを低減しつつ利用を拡大するためには、安定的・効率的な製造・輸送システムを構築する必要があります。
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