注目のスタートアップ

次世代型宅配システムを手がける「PacPort」が資金調達

company

株式会社PacPortは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、2021年12月より資本業務提携しているアイホン株式会社と、連続起業家の千本倖生氏です。

PacPortは、次世代型宅配システム「Pabbit」を展開しています。

荷物の伝票番号をエントランスインターホンの認証キーとする荷物認証宅配システムです。

このシステムはアイホンと共同開発したものであり、2022年4月に発表しました。

現在建設中の物件を含め、10社以上の不動産デベロッパーの新築マンションに採用されています。


近年、EC(ネット通販)の急激な成長に伴い、小口配送を必要とする個人消費者の需要が急増し、ラストワンマイル物流の負担が高まっています。

とくに再配達は生産性を大幅に低下させるものであるため、再配達をなるべく削減するための仕組みづくりが重要な課題となっています。

コロナ禍で普及した置き配は再配達を削減できる仕組みです。宅配ボックスなどのプロダクトも登場し、安全な置き配が可能な環境が整備されています。

一方、オートロックを完備したマンションは、置き配ができないケースがあるという課題を抱えています。

置き配は荷物の受取手が不在であっても荷物を配達できることがメリットですが、オートロックマンションでは受取手が在宅でないとマンション内に入ることができず、置き配を含めた配達が不可能となります。

この問題を解決するため、現在複数の仕組みが試行されています。

たとえば、大きな荷物であっても受け入れ可能な鍵付きの宅配ボックスの設置、配達時間と配達員の位置情報を確認した上でオートロックを解除するシステムなどがあります。

PacPortの「Pabbit」は、荷物の伝票番号を活用し、それをオートロックの認証として利用する仕組みにより、オートロックマンションの置き配問題の解決を目指しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Pabbit PacPort アイホン オートロック マンション 千本倖生 宅配 株式会社 次世代 物流 置き配 荷物 資金調達 配達 集合住宅
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ショッピングアシストアプリ「PLUG」を運営する「STRACT」が10.3億円調達
2024年11月20日、株式会社STRACTは、総額10億3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 STRACTは、ショッピングアシストアプリ「PLUG(プラグ)」を提供しています。 提携…
オンラインスペース「corom」提供の「workeasy」が5,000万円調達
2021年12月15日、workeasy株式会社は、5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 コミュニティアプリ「corom(旧workle)」を開発・提供しています。 気軽に音声でのコ…
化学薬品不使用・短時間の加水分解技術を保有する「日本ハイドロパウテック」が3.1億円調達
2022年4月1日、日本ハイドロパウテック株式会社は、総額3億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、フェアトレードカカオなどを取り扱う商社である株式会社立花商店などです。 …
AIによる電力分析技術を活用した電力見える化やエネルギー最適制御などのソリューションを展開する「インフォメティス」が5億円調達
2023年6月19日、インフォメティス株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 インフォメティスは、AIよる電力分析技術(家電分離推定技術)や、この技術によって得られるデータをも…
クラウド郵便サービス「atena」提供の「N-Technologies」が1.25億円調達
2022年3月25日、株式会社N-Technologiesは、総額1億2,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 N-Technologiesは、クラウド郵便サービス「atena(アテナ)…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集