注目のスタートアップ

ヘリコプターの遊覧・タクシーサービスなどを展開する「Space Aviation」が「前澤ファンド」から10億円調達

company

2023年10月16日、Space Aviation株式会社は、10億円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社前澤ファンドです。

Space Aviationは、ヘリコプターによる観光遊覧飛行、旅客輸送、ライセンススクール、防災・減災支援、航空機売買等の事業を展開しています。

京都本社(JPD京都ヘリポート)、岡山整備主基地(岡南飛行場内)、北海道洞爺湖、東京、千葉、神奈川、熊本、沖縄本島、石垣島を拠点に、合計45機の航空機を用いてフライトサービスを展開しています。

また、地方創生への貢献活動として、観光振興や有事の際の支援としての航空機活用を目的とした連携協定を、広島県江田島市、千葉県木更津市、北海道余市町の3市町と締結しています。

今回の資金は、CXO層やパイロット・整備士といった人材採用の拡大、eVTOLなどの次世代エアモビリティの活用を見据えた各拠点の機能強化、インバウンドへの対応、新たな観光体験の創出に充当します。


ヘリコプターは、報道、救急搬送、災害救助などで利用されるイメージが強い乗り物ですが、一般人が移動やレジャーとして利用することも可能です。

ヘリコプターは垂直離陸が可能であるため、飛行機が利用する滑走路を必要とすることがなく、省スペースで利便性の高いフライトが可能であるという大きな特徴を有しています。たとえば、都市部から滑走路のない離島に直行するといったことも可能です。

一方で、ヘリコプターは飛行機に比べて速度や航続性能が劣り、搭載量が少ないことから、経済性に劣るというデメリットも抱えています。

こうした背景から、観光や旅客輸送においては主に富裕層が対象となっています。

Space Aviationは、有事の際や超富裕層向けというイメージから脱却するため、各地で幅広い価格帯のフライト商品を提供しています。

さらには、将来的に社会実装される次世代型エアモビリティの活用も積極的に行っています。

事業のさらなる成長のためには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ発行累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB エアタクシー エアモビリティ タクシー フライトサービス ヘリコプター 前澤ファンド 教育 旅客輸送 株式会社 航空機 観光 資金調達 遊覧 防災
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

プラントベースドフード製造の垂直統合システムを開発する「ディッシュウィル」が資金調達
2023年11月30日、株式会社ディッシュウィルは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、独立系シードVCであるHAKOBUNEと、TPR株式会社です。 ディッシュウィルは、コンテナファー…
ベトナム大手IT企業FPTの日本法人「FPTジャパンホールディングス」が「エル・ティー・エス」と資本業務提携
2022年10月13日、FPTジャパンホールディングス株式会社は、株式会社エル・ティー・エスと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 FPTジャパンホールディングスは、ベトナムの最大手IT企…
温浴施設向けDXツール「habitat」とトレーナーサウナ事業を展開する「Habitat」に「ユナイテッド」が出資
2024年4月30日、ユナイテッド株式会社は、Habitat株式会社に出資したことを発表しました。 Habitatは、温浴施設向けDXツール「habitat」とトレーラーサウナ事業を展開しています。 …
ゲームアプリ開発の「グランディング」が資金調達
2021年9月21日、グランディング株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 また、カジュアルゲーム開発の合同会社2DFantasistaと、3Dゲーム開発の株式会社ArAtAと業務提携の基…
スマートロック「EPIC」を提供する「エナスピレーション」が資金調達
2023年6月19日、株式会社エナスピレーションは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、イーブロードコミュニケーションズ株式会社です。 エナスピレーションは、スマートロック「EPIC」シ…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集