注目のスタートアップ

次世代電動モビリティを開発する「SMZ」が1.1億円調達

company

2023年8月23日、SMZ株式会社は、合計1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

SMZは、次世代電動モビリティの開発を行い、国内向けブランド「VERACITY」とグローバル向けブランド「SHIMIZU」を展開しています。

「VERACITY」では、今年7月の法改正で拡大するマーケットに合わせ、小型・軽量の電動キックボード「V-Lite」を販売しています。

「SHIMIZU」では、折り畳んだ際のサイズがA4サイズになる世界最小のE Scooter「Arma」を発表しています。

今回の資金は、プロダクトの研究開発、グローバル販売の加速、人材採用に充当します。


二酸化炭素(CO2)を中心とした温室効果ガス排出の削減のため、大気汚染物質を排出しない乗り物の開発・普及が世界的に推進されています。

国内では自動車が主要な移動手段として定着していますが、その利用の現状において、個別の移動が多く、かつ平均移動距離が10km未満と短距離であることなど、非効率な点が問題とされています。

このような背景から、国内では短距離での少人数移動を対象としたモビリティや関連サービスの開発とその普及が求められています。

この文脈で、次世代モビリティとして国際的に注目されているのが電動キックボードです。

キックボードは自転車よりもシンプルな構造を持ち、小型かつ扱いやすいという利点があります。電動キックボードはこれに電動モーターを組み込むことで、多くの人々がより便利に移動できる手段となります。

日本では、2023年7月の道路交通法改正により、こうした電動キックスクーターは「特定小型原動機付自転車(特定小型原付)」として分類され、16歳以上であれば運転免許が不要であり、ヘルメットの着用は努力義務となるなど、運転が容易となりました。このため、今後一層の普及が期待されています。

事業の大きな成長のためには戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ SHIMIZU SMZ VERACITY キックスクーター グローバル モビリティ 株式会社 次世代 資金調達 電動キックスクーター 電動キックボード 電動モビリティ
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

医療データ解析SaaS「SelfBase」とメンタルヘルスソリューション「SelfDoc.」展開の「テックドクター」が5億円調達
2022年6月29日、株式会社テックドクターは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 テックドクターは、医療データ解析SaaS「SelfBase」とメンタルヘルスソリューション「Self…
宇宙バイオ実験サービスを開発する「IDDK」が2.4億円調達
2023年12月4日、株式会社IDDKは、総額2億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 IDDKは、光学技術と半導体技術の融合により従来の顕微鏡とは全く異なる原理の革新的な顕微観察技…
ライブ配信をブラウザ上でデザインできるツール「スコラボ」提供の「luco」が資金調達
2021年12月22日、株式会社lucoは、資金調達を実施したことを発表しました。 ライブ配信をブラウザ上でデザインできるツール「スコラボ」を提供しています。 配信準備の効率化、配信画面の作成支援、配…
最先端の創薬プラットフォームを駆使したネットワーク型創薬ベンチャーの「モジュラス」が23.4億円調達
2022年3月1日、モジュラス株式会社は、総額23億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 バイオロジーについての知見、最先端の計算科学を駆使した創薬プラットフォーム、グローバルなネッ…
JR各社が相次いで新卒採用を縮小、じわりと進む事業構造変化
旅客鉄道業界のお盆商戦は外出・帰省自粛の影響により大きな打撃を被りました。お盆期間(8月7日-17日)におけるJR6社の新幹線、特急・急行列車の利用客数は前年同期比マイナス76%となりました。 各社は…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集