創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年8月18日空間伝送型ワイヤレス電力伝送機器を開発する「Space Power Technologies」が3,000万円調達

株式会社Space Power Technologiesは、3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
Space Power Technologiesは、空間伝送型ワイヤレス電力伝送機器を開発しています。
今回の資金は、ワイヤレス給電システムの製品開発、普及に向けたマーケティング活動の推進に充当します。
ワイヤレス給電とは、電線やケーブルを接続せずに電力を送る技術のことです。
スマートフォンなどのデバイスではワイヤレス給電の技術が実用化されていますが、これらの技術は近距離のワイヤレス給電技術であるため、充電のための専用のパッドなどにデバイスを置く必要があります。
近距離のワイヤレス給電技術は、デバイス側に充電用の端子の露出が必要なくなり、防水・防塵といった面でメリットがあります。しかし充電場所に制限があるという意味では、従来の充電ケーブルに接続する有線の充電方法と大差はありません。
この充電場所に制限があるという状況は、数多くの領域でイノベーションを阻害し、利便性を低下させています。
たとえば、リチウムイオン電池を搭載するドローンは、機体の小型化・軽量化のために長距離航行を犠牲にしています。もしワイヤレス給電が可能となれば、こうした小型ドローンでも長時間の飛行が可能になります。
ほかにも宇宙探査では、探査機のエネルギーをどう確保するかというのは大きな問題ですが、ワイヤレス給電が実現されればエネルギーの問題を解決でき、探査は大きく進展することになるでしょう。
Space Power Technologiesは、マイクロ波によるワイヤレス給電の事業化に取り組む企業です。
現在実現されているマイクロ波を利用したワイヤレス給電技術の伝送距離は数メートルから数十メートルですが、理論的には数万キロメートル以上の伝送も実現できるとされています。
革新的な技術を実用化するには資金調達が非常に重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 | 
|---|---|
| 関連タグ | Space Power Technologies エネルギー ワイヤレス ワイヤレス給電 充電 技術 株式会社 空間伝送型ワイヤレス電力伝送機器 資金調達 開発 電力 電力供給 | 
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年4月1日、株式会社SIGNATEは、経営陣によるマネジメント・バイアウト(MBO)を実施するとともに、総額約6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、データスキルマネジメントSa…
2020年5月14日、株式会社日本クラウドキャピタルは、「FUNDINNO」の2020年4月の月間登録ユーザー数が設立以来最高となったことを発表しました。 「FUNDINNO」は、株式投資型クラウドフ…
2022年8月5日、株式会社アドレスは、資金調達を実施したことを発表しました。 アドレスは、定額制の多拠点居住プラットフォーム「ADDress(アドレス)」を運営しています。 全国の空き家を活用した住…
2021年10月7日、株式会社PETOKOTOは、株式会社ベガコーポレーションと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 PETOKOTOは、ペットライフメディア「PETOKOTO」や、独自の審…
2021年5月11日、マネーツリー株式会社は、総額26億円の資金調達を実施したことを発表しました。 金融データを包括的に提供するプラットフォーム「Moneytree LINK」や、家計管理アプリ「Mo…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
                        
								