注目のスタートアップ

インフラ点検現場に特化したタブレットCADアプリを提供する「DAC-NOTE」が資金調達

company

2023年7月12日、DAC-NOTE株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

DAC-NOTEは、インフラ点検現場に特化したタブレットCADアプリ「DAC-NOTE」を開発・提供しています。

紙に書くようにCAD図面に直接メモやスケッチができるタブレットアプリです。これにより、点検現場で紙に書いたことを、現場の後にCADに転記するという二重作業を削減します。

将来的には、ドローン点検記録との連携や、各種インフラの劣化予測などの機能を備えた、インフラ点検に関する総合プラットフォームを目指します。


現在、国内の社会的な生活を支えているインフラ設備は、高度経済成長期である1960年代に整備されたものが多く、利用が開始されてからすでに50年〜60年ほどが経過しています。

これらの老朽化したインフラは、予算不足によって必要な補修・修繕が実施されていないものもあるほか、少子高齢化に伴う人手不足により、定期的な点検も充分に行えていないという現状があります。

こうした老朽化したインフラと人手不足にあるインフラ業界の状況を象徴するような事故が、2012年12月に起こった「笹子トンネル天井板崩落事故」であるといわれています。

今後さらに老朽化したインフラ設備が増えていくことが見込まれていますが、悲惨な事故を起こさないためにも、インフラ業界ではテクノロジー活用・データ活用による点検業務の効率化や高度化が喫緊の課題となっています。

こうしたなか、DAC-NOTEは、インフラ点検業務において非効率的な作業となっているCADへの転記を効率化するため、タブレットCADアプリ「DAC-NOTE」を開発・提供しています。

また、インフラ点検では、省人化・効率化のためにドローンがさらに普及することが予測されていることから、「DAC-NOTE」はドローン点検記録との連携やその他機能を拡充し、インフラ点検の総合プラットフォームとしての成長を目指しています。

非効率的な業務はデジタル化によって効率化することが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

また、大規模なシステム整備のためには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ CAD アプリ インフラ ペーパーレス化 図面 株式会社 点検 現場 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

昆虫飲料「タガメサイダー」やトノサマバッタの養殖など昆虫食事業を進める「TAKEO」が「ニチレイ」と資本提携
2022年7月28日、TAKEO株式会社は、株式会社ニチレイと2022年7月15日付で資本提携に至ったことを発表しました。 TAKEOは、2014年に創業した昆虫食専門企業です。 タガメの持つフルーテ…
「スペイシー」が100円均一のコワーキング・スペース「100円スペイシー」を開始
2019年7月10日、株式会社スペイシーは、「100円スペイシー」を2019年7月10日から開始することを発表しました。 「100円スペイシー」は、1時間100円で利用できる、電源とWi-Fiを完備し…
プロデュース集団「ティーアンドエス」が資金調達
2022年10月5日、株式会社ティーアンドエスは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社集英社です。 ティーアンドエスは、1988年に創業した企業で、IT黎明期からさまざまなWeb…
タレントマネジメントクラウド「HRBrainタレントマネジメント」など提供の「HRBrain」が18億円調達
2022年2月2日、株式会社HRBrainは、総額18億円の資金調達を実施したことを発表しました。 タレントマネジメントクラウド「HRBrainタレントマネジメント」や、従業員エクスペリエンスクラウド…
EVシェアリングサービスやEV蓄電池を活用したエネルギーマネジメント事業展開の「REXEV」が6.3億円調達
2021年10月13日、株式会社REXEVは、総額約6億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 小田原・箱根を中心としたe-モビリティ特化型シェアリングサービス「eemo(イーモ)」や…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集