注目のスタートアップ

デジタルIDとオンライン本人確認eKYCを展開する「TRUSTDOCK」が15億円調達

company

2023年5月17日、株式会社TRUSTDOCKは、総額15億円の資金調達を実施したことを発表しました。

TRUSTDOCKは、eKYC本人確認サービス「TRUSTDOCK(トラストドック)」や、あらゆる業法に対応するKYCのAPI基盤サービスを提供しています。

「TRUSTDOCK」は、マイナンバーカードの公的個人認証や、犯罪収益移転防止法のeKYCが可能なデジタル身分証アプリ・サービスです。

eKYCだけでなく、反射チェック、マイナンバー取得、郵便での住所確認、勤務先の在籍確認、国内・海外向けリスク確認など、あらゆる顧客確認業務を網羅しています。

「TRUSTDOCK」を利用することで、本人確認が必要なさまざまな事業のオンライン化を実現できます。

今回の資金は、体制強化、官民連携したさまざまなサービスの提供などに充当します。


eKYC(electronic Know Your Customer)とは、本人確認をオンライン上で行う技術のことです。

従来、保険証や運転免許証などを利用した本人確認は、本人確認書類を目視でチェックする必要がありました。

本人確認は、銀行口座の開設などにおいて犯罪組織やテロ組織への資金流入を防ぐためなどに行われているほか、近年はフリマアプリ、イベントのチケット転売防止、SNSの本人確認、マッチングアプリの登録、シェアリングサービスの利用などさまざまなサービスで取り入れられています。

こうしたオンラインサービスの普及につれ、本人確認のオンライン化のニーズが高まりました。こうした背景のもと誕生したのがeKYCです。

「TRUSTDOCK」は、オンラインサービスなどにおいて、eKYCを導入・運用することができるサービスです。またeKYCに限らず、さまざまな顧客確認業務を網羅していることを特徴としています。

今後、マイナンバーカードの活用、NFTによるデジタルIDの実現など、オンライン認証・デジタルIDはさらなる広がりを見せていくことが予測されています。

TRUSTDOCKは、こうした時代において、デジタルIDウォレットの提供などを通じ、デジタルIDの社会インフラを構築することを目指しています。

テクノロジーが発展し、さまざまな革新的なサービス・技術が登場する時代では、こうしたサービス・技術を上手く活用することが企業を成長させることにおいて重要な取り組みのひとつとなっています。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ API eKYC ID ID認証 KYC TRUSTDOCK オンライン オンライン化 デジタル デジタルID トラストドック マイナンバー マイナンバーカード 基盤 本人確認 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

植物の大型栽培装置開発・提供の「プランテックス」が資金調達 大規模マザー工場建設へ
2020年11月30日、株式会社プランテックスは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社クボタです。 プランテックスは、植物工場向けの大型栽培装置の開発・提供や、小型栽培装置を用い…
日本円デジタルコイン運営の「日本暗号資産市場」が4,000万円調達
2021年1月15日、日本暗号資産市場株式会社は、総額約4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 2020年8月に、日本円・BTC・ETHで購入可能な事業者用前払式支払手段ERC20トー…
Honda発スタートアップ「Ashirase」 視覚障害者向け靴装着型IoTデバイス/ナビゲーションアプリを開発中
株式会社Ashiraseは、靴装着型IoTデバイス及びナビゲーションアプリを開発しています。 Ashiraseは、本田技研工業株式会社(Honda)の新事業創出プログラム「IGNITION」発の第1号…
高齢者施設見守りSaaSを提供する「エコナビスタ」が通貨処理機の「グローリー」と資本業務提携
2022年8月2日、エコナビスタ株式会社は、グローリー株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 エコナビスタは、センサーを活用したSaaS型高齢者施設見守りシステム「ライフリズムナビ…
「アスピレイション」がリモート・ワーク環境に特化した緊急セキュリティ診断サービスを提供開始
2020年4月9日、アスピレイション株式会社は、リモートワーク環境に特化した緊急セキュリティ診断サービスを提供開始することを発表しました。 サイバー・セキュリティ先進国イスラエルの最先端技術と知見を用…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集