注目のスタートアップ

動画配信プラットフォームサービスを提供する「PLAY」が「WOWOW」と資本業務提携

company

2023年3月31日、株式会社PLAYは、株式会社WOWOWと資本業務提携、株式会社TBSホールディングス、およびテレビ東京ホールディングスと資本提携を行ったことを発表しました。

PLAYは、OTT配信に必要なトータルワークフローを提供するオンラインビデオプラットフォーム「STREAKS」や、インターネットでの24時間配信、ケーブルテレビ、衛星放送を実現するためのプレイアウトをパブリッククラウドで提供する「KRONOS」、クラウド型の動画配信システム「ULIZA」、自社ブランドの動画配信サイトを簡単に構築できるプラットフォーム「PLAY VIDEO STORES」、OTT動画配信サービスを実現・運営していくために必要な開発や運用のサポート、動画配信プラットフォームに対応するレンタルスタジオ「PLAY STUDIO」などを展開しています。

以前からWOWOWが提供するOTT動画配信サービス「WOWOWオンデマンド」のプラットフォーム開発を含めた技術的支援を行っています。今回の関係の強化により、動画配信関連ビジネスにおける開発のスピード化、運用の効率化、先端技術による新たなビジネスの構築などをより密に進めていきます。


OTT(オーバー・ザ・トップ)とは、インターネットを介したコンテンツ配信サービスのことです。

OTTは、動画・音声・SNSなどにジャンル分けでき、代表的なサービスには、Netlix、YouTube、TVer、Spotify、Apple Music、Twitter、Instagramなどがあります。

とくにコロナ禍では巣ごもり需要の高まりにより動画配信サービスの利用者数は急激に拡大しました。

一方で、2022年の動画配信サービスは、大手においても会員数の伸びが鈍化し、予想を下回るという状況になっています。これは動画配信サービスが群雄割拠の状態にあり、ただコンテンツを配信しているだけでは会員を獲得できない市場になってきているとみられています。

そのため動画配信サービスにおいてはオリジナルコンテンツの拡充や機能の充実などの差別化が重要となっています。

国内では、在京民放5社が共同で設立したTVerが、2022年4月に大幅リニューアルを行い、地上波リアルタイム配信を開始するなどの取り組みを行っているほか、Abemaでは「FIFAワールドカップカタール2022」の全試合を無料生中継するなど大胆な取り組みもみられます。

PLAYは、こうしたOTT動画配信サービス事業者に向け、必要となるプロダクトの提供やアプリケーション開発を行っています。

ビジネスを成長させるには戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法など、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ OTT PLAY STREAKS TBSホールディングス VOD WOWOW インターネット オーバー・ザ・トップ サービス プラットフォーム 動画 動画配信 映像 株式会社 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

独自の免疫測定技術を活用した免疫センサー・デバイス開発の「イムノセンス」が1.3億円調達
2021年4月5日、株式会社イムノセンスは、総額1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 大阪大学産業科学研究所・民谷特任教授が開発したGLEIA法という免疫反応と電気化学反応を組み…
在庫分析クラウドシステム提供の「フルカイテン」が5億円調達
2021年7月6日、フルカイテン株式会社は、5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 在庫の運用効率を上げ売上・粗利・キャッシュフローを最大化する在庫分析クラウドサービス「FULL KAITEN…
農業特化の経営管理クラウド「RightARM」を提供する「テラスマイル」が3.3億円調達
2023年9月13日、テラスマイル株式会社は、総額3億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 テラスマイルは、農業特化の経営管理クラウド「RightARM(ライトアーム)」を開発・提供…
福祉とアートを軸とした新規サービスの企画立案・開発などの「ヘラルボニー」が資金調達
2020年8月5日、株式会社ヘラルボニーは、資金調達を実施したことを発表しました。 知的障害のあるアーティストが描いたアート作品を扱うアート・ライセンス事業や、CSR・CSV・SDGsを軸とした企画の…
「コクヨ」が中小企業の事業継続を支えるメディア「経営ノウハウの泉」を新設
2020年8月26日、コクヨ株式会社は、「経営ノウハウの泉(powered by 総務の森)」を8月26日(水)に新設したことを発表しました。 「経営ノウハウの泉」は、中小企業をターゲットに、時事コラ…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集