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超音波認知症治療機器「LIPUS-Brain」を開発する「サウンドウェーブイノベーション」が3.5億円調達

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2023年4月3日、サウンドウェーブイノベーション株式会社は、総額約3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

サウンドウェーブイノベーションは、創業者・取締役会長で東北大学名誉教授の下川宏明の研究成果をもとに、低出力パルス波超音波(Low Intensity Pulsed Ultra Sound:LIPUS/リーパス)と、衝撃波カテーテルアブレーションシステム(SWCS)を用いた、低侵襲の治療プラットフォーム技術を開発しています。

LIPUS治療は、特殊な超音波によって人体に予め備わっている自己治癒力を活性化させることで、疾患の治療を可能とする治療技術です。

認知症、重症狭心症、不整脈などの治療において、新たな治療法を提案することを目指しています。

早期アルツハイマー病患者を対象とした治療用医療機器「LIPUS-Brain」は、2022年に終了した医師主導探索的治験において高い安全性を確認し、さらに高い有効性についても示唆が得られています。

これにより2022年9月30日付で厚生労働省が指定する「先駆的医療機器」第1号に指定されています。

2023年夏に、「LIPUS-Brain」の有効性を確認する最終の検証的治験を開始する計画です。2026年のヒトPOC取得後、医療機器承認申請を目指す計画です。

今回の資金は、LIPUS-Brain」検証的治験、機器開発、人材採用などに充当します。


国内の認知症患者数は、2012年時点で高齢者人口の15%(約460万人)だったのですが、2025年には高齢者のうち20%が認知症になるという予測もあり、今後の人数・割合の増加が課題となっていくことが想定されています。

アルツハイマー型認知症などの根本的な治療法はまだ確立されておらず、高齢化が進行する社会において、認知症の治療法の確立は世界的に重要な研究のひとつとなっています。

サウンドウェーブイノベーションが研究を進めている超音波を用いた治療法は、低出力パルス波超音波が持つ血管新生作用を利用したものです。

2018年に、アルツハイマー病と、脳血管性認知症の2つのマウスモデルで有効かつ安全であること、そしてその作用機序が血管拡張因子である脳内の一酸化窒素(NO)を増加させることであることをつきとめています。

脳血管性認知症はアルツハイマー型認知症について患者が多いとされている認知症です。脳梗塞・脳出血・くも膜下出血など脳の血管の疾患により、発症することが多いとされています。

革新的なプロダクトを実現するには、研究開発を続けるための資金を確保することが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

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