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サブスク販売・請求管理システム「Scalebase」を提供する「アルプ」が4.1億円調達

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2023年2月20日、アルプ株式会社は、総額4億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

アルプは、SaaSやサブスクリプションビジネスに特化した販売・請求管理システム「Scalebase」を開発・提供しています。

通常の販売管理システムでは難しい顧客ごとに異なる契約条件の柔軟な管理や、従量課金や日割りといった料金計算の自動化により、継続課金ビジネスにおける販売・請求業務を効率化します。

さらに契約・請求データをもとにMRRやチャーンレートなどの重要指標を可視化し、販売戦略の意思決定と実行をサポートします。

今回の資金は、「Scalebase」の機能拡張と販売促進、新規事業の立ち上げ、それに伴う組織強化に充当します。


月額料金でサービス・プロダクトの利用権を提供するビジネスモデルであるサブスクリプションサービスは、さまざまな領域に広がっており、いまやスタンダードなビジネスモデルとして定着しています。

サブスクリプションモデルのビジネスは、継続的に売上を得られる、新規導入の障壁を下げられる、利用データを継続的に得られるなどのメリットがあります。

一方で、サブスクビジネスでは特有の課題がいくつか存在しています。

そのひとつに継続課金という収益構造を管理するための仕組みの構築、請求・決済業務のフローの構築が挙げられます。

サブスクビジネスでは複数の料金プランを用意していることも多く、さらに顧客ごとに割引・支払い条件などのさまざまな契約を交わしていることもあるため、顧客ごとの課金額・利用額の計算を効率的に行う必要があります。

アルプは「Scalebase」の提供を通じ、サブスクサービスの運営業務の効率化を支援しています。

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カテゴリ 有望企業
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