注目のスタートアップ

感触制御技術「リアルハプティクス」を搭載したICチップ「AbcCore」を提供する「モーションリブ」が6億円調達

company

2023年2月10日、モーションリブ株式会社は、総額6億円の資金調達を実施したことを発表しました。

モーションリブは、慶應義塾⼤学で誕⽣した感触制御技術「リアルハプティクス」を搭載したICチップ「AbcCore」を提供しています。

「AbcCore」は、感触制御技術「リアルハプティクス」を誰でも簡単に機械・ロボットに実装できるコントローラーICチップです。

今回の資金は、自社における開発組織、営業・管理組織の人員拡大に充当します。

また、引受先企業における「リアルハプティクス」を活用したプロダクト開発や新機能開発も推進していきます。


近年、工場や物流倉庫などでは、業務効率化や省人化、自動化のために多数のロボットの導入が進んでいます。

こうした現場では対象物のピックアップ(持つ、移動させる、置く)のために、ロボットハンドが利用されています。

ロボットハンドは、柔らかかったり、強度が低かったり、形が一定でないものをピッキングするのは苦手としており、こうしたものを持つには高精度のセンサーや特別なモーターなどが必要となります。

「リアルハプティクス」は、慶應義塾大学で発明された、機械・ロボットに人間のような“力加減”や“触感”を持たせられる制御技術です。

「AbcCore」は、力センサーや特殊なモーターなどを必要とせず、市販のモーターで力加減や力触感伝送の制御を実現するため、従来より安価に高性能な機能・ロボットを実装できます。

モーションリブ株式会社のコメント

このニュースを受けまして、モーションリブ株式会社よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

自社における開発組織、営業・管理組織の人員拡大です。

・今後の展望を教えてください。

引受先企業における「リアルハプティクス」を活用したプロダクト開発や新機能開発の推進です。

・読者へのメッセージをお願いします。

当社は、「世界に、やさしいチカラを。」を合⾔葉に、リアルハプティクスの技術により、あらゆる機械やロボットがやさしい⼒で⼈の⽣活に溶け込み、必要なときに適切な⼒加減をそっと提供できるような社会の早期実現を⽬指しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AbcCore IC コントローラーICチップ チップ モーションリブ ものづくり リアルハプティクス ロボット 制御 制御技術 感触 感触制御技術 慶應義塾大学 技術 株式会社 機械 製造業 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

環境負荷の低い農業の普及に取り組む「坂ノ途中」が「双日」と資本業務提携
2023年8月8日、株式会社坂ノ途中は、双日株式会社と資本業務提携したことを発表しました。 坂ノ途中は、新たに農業をはじめた新規参入者などをパートナーに、化学合成農薬や化学肥料を使用せずに育てられた農…
宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指す「将来宇宙輸送システム」が3億円調達
2022年9月1日、将来宇宙輸送システム株式会社は、3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、インキュベイトファンド株式会社です。 将来宇宙輸送システムは、宇宙往還を可能とする輸送シス…
eスポーツ大会に特化したプラットフォーム「GameTector」運営の「RIM」が3,500万円調達
2020年6月18日、RIM株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 eスポーツ大会に特会したプラットフォーム「GameTector(ゲームテクター)」を運営しています。 エントリー選手管理…
巨大言語モデルソフトウェアを開発する「Spiral.AI」が8.3億円調達
2023年9月8日、Spiral.AI株式会社は、総額約8億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Spiral.AIは、巨大言語モデル(LLM、大規模言語モデル)に関連した3つのサー…
医療データ解析SaaS「SelfBase」とメンタルヘルスソリューション「SelfDoc.」展開の「テックドクター」が5億円調達
2022年6月29日、株式会社テックドクターは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 テックドクターは、医療データ解析SaaS「SelfBase」とメンタルヘルスソリューション「Self…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集