注目のスタートアップ

貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz」を運営する「トレードワルツ」に「丸紅」が出資

company

2023年1月31日、株式会社トレードワルツは、丸紅株式会社によるトレードワルツへの出資に合意し、払込みが完了したことを発表しました。

NTTデータ、三菱商事など、日系大手企業7社が共同出資し2020年4月に設立された企業です。2023年2月現在、14社共同出資の産官学All Japanスタートアップとして活動しています。

トレードワルツは、業界横断型の貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz」を運営しています。

荷主、銀行、保険会社、物流会社、税関などのシステムと「TradeWaltz」をAPI連携することで、関係書類の送受信や保管などの貿易実務を完全電子化・効率化します。


貿易には、荷主、海運・空運会社、税関、銀行、保険会社などさまざまな会社・人びとが関わっています。

これら関係者の間での情報伝達では、書類・エクセル・電話・メールなどのアナログな手段が利用されています。

貿易業務はこうしたアナログかつ流動的な工程で成り立っており、多くの非効率が発生しており、デジタル化のニーズが高い業界となっています。

一方、効率化のためにデジタル化を推進したくても、関係者があまりに多く、さらにプロセスが複雑であることから、デジタル化が進みづらいという状況にあります。

2017年8月、この状況を改善するため、貿易業務に携わる日本の大手企業とITベンダーにより、ブロックチェーン技術を活用した貿易情報連携プラットフォームの実現を目指す「貿易コンソーシアム」が発足しました。

トレードワルツはこの貿易コンソーシアムを前身としており、2022年4月に製品版となる「TradeWaltz」をリリースしています。

「TrradeWaltz」は、ブロックチェーン技術により電子書類の原本性と権利移転を保証していること、他社サービスとも積極的にAPI連携し、貿易エコシステムの形成を目指していることなどを特徴としています。

デジタル時代において企業を成長させるためには、最新のツールを活用し業務効率化を図ることが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ TradeWaltz デジタル化 トレードワルツ プラットフォーム ブロックチェーン 丸紅 情報 書類 貿易 資金調達 連携 電子化
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

教育プログラム「ブロックチェーンアカデミー」において「起業塾」が4/21に開講
2021年3月19日、株式会社ブロックチェーンハブは、「ブロックチェーンアカデミー」において「起業塾」を2021年4月21日(水)から開講することを発表しました。 「ブロックチェーンアカデミー」は、ビ…
広島大学発のVRゲームスタートアップ「Gino」が1,500万円調達
2022年10月24日、株式会社Ginoは、1,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Ginoは、広島大学の学生が中心となって設立したスタートアップです。VRゲームを開発しています。 現…
細胞培養スタートアップの「インテグリカルチャー」が8億円調達
2020年5月25日、インテグリカルチャー株式会社は、総額8億円の資金調達を実施したことを発表しました 独自開発の低コスト細胞培養技術「CulNet System」を用いた様々な事業展開を推進していま…
キャンプ用品のシェアリングサービス「ソトリスト」を展開する「URAKATA」が資金調達
2023年3月2日、株式会社URAKATAは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は沖縄振興開発金融公庫です。 また、沖縄振興開発金融公庫、琉球銀行、沖縄海邦銀行の連携による協調融資を受けた…
植え込み型ニューロモジュレーションを開発する医療機器ベンチャー「INOPASE」が資金調達を実施
2023年2月28日、株式会社INOPASEは、資金調達を実施したことを発表しました。 INOPASEは、植え込み型ニューロモジュレーションを開発する、東京大学ジャパンバイオデザイン発の医療機器ベンチ…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集