創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年1月4日お魚のサブスクリプションサービス「フィッシュル」を運営する「ベンナーズ」が8,000万円調達
2023年1月4日、株式会社ベンナーズは、総額8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
ベンナーズは、お魚のサブスクリプションサービス「フィッシュル(Fishlle!)」を運営しています。
味とは関係ない理由で規格外とされる未利用魚を積極的に活用したミールキット・加工品をサブスクとして届け、魚のフードロス削減と漁業者の収入向上に貢献しています。
今回の資金は、「フィッシュル」の新商品開発、CRMなどマーケティングの強化、製造拠点の拡大などに充当します。
また、食品メーカーや飲食業界などとのBtoB事業を開始、休職や社食などでの「フィッシュル」の活用など、個人宅以外での消費拡大に取り組みます。
—
水揚げされる魚のなかには、使われることのない未利用魚や、価値がない/低い低利用魚が数多く存在します。
未利用魚は、食の地域差、食べるために手間がかかる、調理方法が知られていない、水揚げ時の傷、サイズが異なるなどの理由によって生まれます。
水揚げされる魚のうち、3割程度を未利用魚が占めており、その多くは飼料・肥料として利用されています。
とはいえ漁港近くの食堂などでは未利用魚を利用した商品なども提供されており、人が美味しく食べることができる魚が数多く含まれていることから、未利用魚に付加価値をつけるための取り組みの注目が高まっています。
たとえば、未利用魚を積極的に買い取って販売する卸売や、未利用魚を海鮮丼などで使用する回転寿司チェーンなどがあります。
ベンナーズは福岡を拠点に、地元の漁港で水揚げされた未利用魚を買い取り、ミールキット・加工品としてサブスクリプションモデルで提供しています。
これまで注目されてこなかった未利用魚の美味しさを届けると共に、漁師の収益の向上にも貢献しています。
事業のさらなる成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | Fishlle! サブスクリプション フードロス フィッシュル ベンナーズ 未利用魚 株式会社 水産 水産物 漁業 資金調達 食品ロス 魚 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2024年6月19日、RKB毎日放送株式会社は、株式会社ACCELStarsと資本業務提携を締結したことを発表しました。 ACCELStarsは、法人向けの睡眠測定サービス「SLEEP COMPASS…
2021年5月11日、マネーツリー株式会社は、総額26億円の資金調達を実施したことを発表しました。 金融データを包括的に提供するプラットフォーム「Moneytree LINK」や、家計管理アプリ「Mo…
2022年7月20日、ファンファーレ株式会社は、総額約6億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ファンファーレは、産業廃棄物業界に特化した配車管理SaaS「配車頭(ハイシャガシラ)」…
2021年5月10日、株式会社mediLabは、三菱電機ITソリューションズ株式会社と業務提携を開始したことを発表しました。 mediLabは、調剤薬局向けクラウドサービス「mediLab AI」を提…
2021年5月10日、株式会社Cake.jpは、総額7億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ケーキ専門通販サイト「Cake.jp(ケーキジェーピー)」を運営しています。 全国の洋菓…
大久保の視点
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…