注目のスタートアップ

DX・AI人材育成事業やAIデータ分析ツールなどを展開する「AVILEN」が「三菱UFJ信託銀行」と資本業務提携

company

2022年9月1日、株式会社AVILENは、三菱UFJ信託銀行株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

AVILENは、法人・個人向けのDX・AI人材育成事業や、DXコンサルティング、オーダーメイドのAIシステム開発サービス、AIデータ分析ツール「AI Seed」、食品工場の清掃を自動で監督・録画するシステム「Clean AI Manager」、AIマーケティングオートメーションツール「Lead Dynamics」、老人ホームと入居検討者のAIマッチングサービス「Coco Senior」などを展開しています。

三菱UFJ信託銀行とは創業当初から、AI関連の開発、人材育成の観点で連携し、2021年4月には業務提携契約を締結しています。

今回の連携のさらなる強化により、三菱UFJ信託銀行とその顧客のDX・AI活用をより強化します。

具体的には、AVILENが抱える専門家の活用、AI関連開発での連携、DX・AI人材育成コンテンツの活用、「AI Seed」などのAIプロダクトの活用を行います。

経済産業省は、もし2025年までに日本企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)が成功しなければ最大12兆円/年の経済損失が発生する可能性があると指摘しています。これを2025年の崖といいます。

DXとはデータとデジタル技術の活用により企業そのものを変革させ、競争上の優位を確立するための取り組みであり、単なるデジタル化ではありません。

そのためDXの実現には、AI・IoT・ロボット・ブロックチェーンなど先端技術のことを深く知りながらも、組織づくりについても深い知見が必要となります。

さらに大企業では基幹システムなどを過度にカスタマイズし、その構築を外部のベンダーに依存しているケースが多く、この状態が足枷となって大きな変革に踏み切ることができないという課題が生じています。

こうした企業のDXを推進するには、社内にDX人材を迎え入れる他、DX人材の育成、DXコンサルティングの活用などが必要であり、こうしたサービスを提供する企業が増えてきています。

大企業においてはDXコンサルティングやシステム開発を行う企業と資本提携を行うことで、全社的なDXに踏み切る例も増えてきています。

DXを拒むもののひとつにレガシーなシステムがありますが、創業期はなにも導入されていないまっさらな状態であるため、自分の好きなようにシステムを構築することができます。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI AVILEN DX コンサルティング システム開発 ツール データ分析 三菱UFJ信託銀行 人材育成 株式会社 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

学習動画サービスや学習管理サービス提供の「学びエイド」が9,000万円調達
2020年5月1日、株式会社学びエイドは、総額9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 動画講義配信サービス「学びエイド」や、学習管理サービス「学びエイドポート」、学習塾向けサービス「学…
AIプラットフォーム運営の「ABEJA」が42.5億円調達!
平成30年6月29日、株式会社ABEJAは、総額約42億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 既存株主であるPNB-INSPiRE Ethical Fund 1 投資事業有限責任組合…
【東京都】「DX推進助成金」(6/12締切)
「DX推進助成金」のご案内です。 公益財団法人東京都中小企業振興公社が実施する「DX推進支援事業」におけるアドバイザーによる支援を受け、「アドバイザーによる提案書」の内容に基づき、デジタル技術を用いた…
バーチャルプラットフォーム「Oasis」を運営する「エクステンシブル」が「フロンティアコンサルティング」と資本業務提携
2023年1月27日、株式会社エクステンシブルは、株式会社フロンティアコンサルティングと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 エクステンシブルは、バーチャルプラットフォーム「Oasis」を運…
量子コンピューター向けアルゴリズム・ソフトウェアを開発する「QunaSys」が12.4億円調達
2022年3月28日、株式会社QunaSysは、総額12億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 QunaSysは、量子コンピューター向けアルゴリズムやソフトウェアの研究開発、量子化学…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集