注目のスタートアップ

VR映像配信プラットフォーム「Blinky」展開の「アルファコード」が3億円調達

company

2022年6月7日、株式会社アルファコードは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、大日本印刷株式会社などです。

アルファコードは、VR映像配信プラットフォーム「Blinky(ブリンキー)」や、インターネット接続に制限がある環境でも利用できるVR空間「コミュニケーションVR」などの事業を展開しています。

「Blinky」は、ライブ体験をオンライン上で再現することを目指す映像配信プラットフォームです。

スマートフォン、ブラウザ、VRゴーグルなど幅広い環境への対応や、8Kなど高画質への対応、マルチアングル機能などを特徴としています。

引受先の大日本印刷とは資本業務提携契約を締結し、お互いの技術・ノウハウをかけ合わせ、現実空間と仮想空間を連動させた新しい体験の提供を実現する新規事業を創出していきます。

新型コロナウイルス感染症の流行により、ライブエンターテインメント業界は大きなダメージを受けました。

コロナ禍でもライブエンターテインメントを届けるため、YouTubeなどの映像配信プラットフォームを利用したライブの配信などが行われ、多くの視聴者を集めましたが、やはり映像だけではリアル空間でのライブ体験よりも劣ってしまうことは事実です。

そこでオンラインでも優れたライブ体験を提供するため、VR(仮想現実)技術を活用したライブ映像の配信に関する取り組みが進みました。ほかにもVRは、ビジネスにおける大規模商談会などのイベントでも活用され、その可能性に注目が集まっています。

また、旧Facebookは、このVR空間の発展形であるメタバースに注力する姿勢を示し、社名をMetaに変更しました。

メタバースは単純なVR空間ではなく、そこで人びとが生活やコミュニケーション、創作活動を行ったりと、現実空間の代替や第2の現実空間として活動できる空間として構築することを目指しています。

テクノロジーが進化することで、触感フィードバックなども高性能化し、さらに低価格となって普及することになれば、メタバースは人間を身体から開放し、自由な活動を提供することになると考えられています。

最新の技術を活用した事業を展開するには豊富な資金が必要となります。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に役立つ情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ VR XR エンターテインメント コミュニケーション プラットフォーム ライブ 体験 動画 映像 株式会社 空間 資金調達 配信
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

腸内細菌叢バンクの構築・腸内細菌叢移植(FMT)の社会実装・マイクロバイオーム創薬を推進する「メタジェンセラピューティクス」が6億円調達
2023年6月15日、メタジェンセラピューティクス株式会社は、総額6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、直近では2023年4月5日に総額11億円の調達を発表しており、シリーズA総額で1…
独自技術「環境移送技術」により海の見える化に取り組む「イノカ」が「リバネス」と資本業務提携
2023年4月28日、株式会社イノカは、株式会社リバネスと、資本業務提携を締結したことを発表しました。 イノカは、任意の海洋環境をモデル化し、ラボでの環境解析を可能にする独自の技術コンセプト「環境移送…
DXに関するあらゆるサービスをサブスクによって包括的に提供する「INDUSTRIAL-X」が2.5億円調達
2022年3月30日、株式会社INDUSTRIAL-Xは、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 INDUSTRIAL-Xは、DX推進のためのコンサルティングサービス「Reso…
「XTech Ventures」の1号ファンドが総額52億円で組成完了
2019年7月1日、XTech Ventures株式会社は、「XTech1号投資事業有限責任組合(1号ファンド)」が、総額52億円で組成を完了したことを発表しました。 XTech Venturesは、…
有翼式再使用型ロケットを開発する「SPACE WALKER」とJALグループ商社「JALUX」が資本業務提携
2023年4月12日、株式会社SPACE WALKERは、株式会社JALUXと、資本業務提携を締結したことを発表しました。 SPACE WALKERは、サブオービタルスペースプレーン(有翼式再使用型ロ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集