注目のスタートアップ

宿泊業のDXを実現するシステム「aipass for hotels」などを提供する「aipass」が2.5億円調達

company

2022年4月20日、aipass株式会社は、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

aipassは、宿泊業のDXを実現するシステム「aipass for hotels」(旧:HotelStyle OS)や、旅行に関するオフライン体験をDXするExperience System「aipass」を展開しています。

「aipass for hotels」は、事業者側の効率化・売上向上を実現する事業設計、業務支援・接客支援・集客支援といった運用設計、顧客体験を向上させる体験設計という3つの視点から宿泊業のDXを実現するシステムです。

顧客体験としては、事前チェックインの実現、クレジット決済、周辺施設のクーポンの提供などを展開しています。

非接触のスマートチェックインや、業務効率化などの様々なプラグイン機能を組み合わせることでホテルごとに最適なシステムとして構築することができます。

今回の資金は、開発・事業推進のための組織体制の強化に充当します。

新型コロナウイルス感染症の流行により、観光業は大きな打撃を受けました。2022年4月17日時点で、コロナ禍によって倒産したホテル・旅館会社は全国で94社にものぼります。

また、宿泊業ではコロナ以前から人手不足や、訪日観光客に対するホスピタリティの向上などが課題となっていました。新型コロナを契機に非接触でのサービスを実現するためのデジタル化などが進み、宿泊業では急速にDXの意識が向上しています。

宿泊業でのデジタル活用は単なる業務効率化だけでなく、顧客体験やホスピタリティの向上にも役立てることができます。

たとえば、スマートスピーカーを利用した顧客の対応業務の効率化サービスや、浴室などの混雑状況を可視化するサービスの導入などは、顧客にとっても便利なものとして受け入れられています。

今後、感染状況が落ち着き、訪日観光客が戻ってくることが予測されるため、今のうちにしっかりとニューノーマルの体制を構築することが重要になっています。

デジタル時代において企業を成長させるためには、最新のツールを活用することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ aipass for hotels DX Experience System HotelStyle OS ホテル 体験 効率化 宿泊 宿泊業 旅館 株式会社 観光 資金調達 顧客体験
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

副業人材マッチングサービス「lotsful」が愛知県のスタートアップ支援拠点「プレ・ステーションAi」と連携 入居スタートアップを支援する副業人材の募集を開始
2021年9月16日、パーソルイノベーション株式会社は、運営する「lotsful(ロッツフル)」が、愛知県のスタートアップ支援拠点「プレ・ステーションAi」と連携し、入居スタートアップを支援する副業人…
「IT導⼊補助⾦2025」
「IT導入補助金2025」のご案内です。 IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDX等に向けたITツール(ソフトウェア、サービス等)の導入を支援する補助…
アバター技術により人間を生身から解放する「AVITA」が設立 5.2億円を調達
2021年9月7日、AVITA株式会社は、総額5億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 人と関わるロボットやアバターの研究開発を行う石黒浩氏(大阪大学大学院基礎工学研究科教授)が設立…
「J-CAM」が暗号資産レンディングサービス「BitLending」を正式リリース
2022年8月8日、株式会社J-CAMは、「BitLending」正式版をサービスリリースしたことを発表しました。 「BitLending」は、暗号資産(仮想通貨)のレンディングサービスです。 暗号資…
最新デバイスのサブスクリプションサービスを手がける「Reboot」が1.2億円調達
2024年6月28日、Reboot株式会社は、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Rebootは、スマートフォンを中心としたデジタルデバイスのサブスクリプションサービス「リ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集