創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年3月17日株式会社TENTIAL 中西裕太郎 | 日常生活の中で身に着ける、体のケアやコンディショニングに特化したウェルネスブランドで注目の企業
日常生活の中で身に着ける、体のケアやコンディショニングに特化したウェルネスブランドで注目なのが、 中西裕太郎さんが2018年に創業した株式会社TENTIALです。
近年、人々の健康への意識が高まっており、心身の健康状態を良くする情報やモノ、サービスなどをよく目にする機会があります。しかし、健康維持のための運動や食習慣の改善など、必要だと分かっていても、毎日継続することは簡単なことではありません。
特に「働く世代」は仕事でまとまった時間が作れず、運動不足の人や睡眠不足の人も多いと思います。
そんな「働く世代」にこそ使っていただきたいのが、株式会社TENTIALのウェルネスブランドです。
例えば、「TENTIAL INSOLE(インソール)」は体幹を安定させて、正しい姿勢を維持することで、足の疲れや痛みを軽減します。また、リカバリースリープウェア「BAKUNE」は特殊機能繊維で作られており、着て寝るだけで血流促進や疲労軽減の効果が期待でき、毎日の睡眠時間をサポートします。
TENTIALの製品は、コンディショニングに人一倍こだわる元アスリートによって生み出されており、日常生活の中で身に着けるだけで、体のケアやコンディショニングを気軽に継続することが可能です。
株式会社TENTIALの中西裕太郎さんに、事業の特徴や今後の課題についてお話をお聞きしました。
・このプロダクトの特徴は何ですか?
私たちの製品は日常生活の中で身に着けるだけで、働く世代の身体のコンディションを整え、健康課題の解決や、パフォーマンス向上へ導くことが特徴です。
大手繊維商社やエビデンスデータのある企業との連携により機能性の高い製品を生み出しています。
・どういう方にこのサービスを使ってほしいですか?
心身の健康課題を抱える働く世代に、日常生活において取り入れていただきたい製品です
・このサービスの解決する社会課題はなんですか?
TENTIALの製品は日常の生活においての慢性的な不調やプレゼンティーズムにアプローチし、健康課題を解決します。
例えば、日本は睡眠時間が最も短い国と言われており、短い睡眠で日中にパフォーマンスを発揮しなくてはならないのが現状です。短い睡眠の中で少しでも質の良い睡眠や、疲労回復を促すようなウェアの開発・販売などして睡眠課題を解決することで結果的に日中の生産性が向上したり、社会問題とされる医療費高騰の抑制にもつながると考えています。
・創業期に大変だったことは何でしょう?またどうやって乗り越えましたか?
創業当時はスポーツのハウツーメディアを運営していました。その後、メディアに蓄積されたデータの中で一般生活者が抱える日々の身体の悩みが浮き彫りになり、悩みを直接的に解決したいと考えD2C事業を立ち上げました。D2C事業は特許技術を用いて体の不調を整えるインソールの開発・販売から始まりましたが、インソール自体の注目度が低く、重要性を啓蒙していくことに苦戦しました。
ターゲットとしていたビジネスアスリートに対して、向いている商品であることを理解してもらうためのコミュニケーションが足りていなかったと反省しています。
具体的には、機能性と権威性、クリエイティブに注力していきました。
機能性は足本来の力を発揮できる特許技術を採用したインソールで担保しています。権威性は、アスリートや医師だけでなく、経営者層など、知名度もあり健康意識も高い方に愛用いただき、積極的に発信していただくことでついてきました。また、クリエイティブはインソール業界が古い業界でクリエイティビティに乏しかったので、パッケージやサイトのデザインにこだわることで差別化要素になりました。
・どういう会社、サービスに今後していきたいですか?
今後はさらに製品を拡大して、朝起きてから寝るまでTENTIAL製品が生活を支える世界観を作りたいです。TENTIALを通じて10年後、20年後も元気でいられる世の中を創っていきたいと思っています。
・今の課題はなんですか?
TENTIALは元アスリートが多く在籍しているため、若くてスポーツだけやってきた集団というイメージを持たれることがよくありますが、ただスポーツをやってきただけでなく、健康課題に対して向き合っている企業という側面も強くしていきたいと考えております。
具体的には大学研究室や医療関係者との実証実験や、自社での研究等、商品がどのような健康課題を解決しているのかが、本質的に伝わる取り組みを考えています。
・読者にメッセージをお願いします。
TENTIALは「健康に前向きな社会を創り、人類のポテンシャルを引き出す。」をミッションに、ウェルネス関連事業を展開しています。
核となるウェルネスD2Cブランド「TENTIAL」では特許技術を採用したインソールや、一般医療機器届出をしたリカバリーウェアなどコンディショニングを意識したライフスタイルを提案しています。2018年の創業から3年で累計10億円を調達し、年平均440%の事業成長を実現しました。今後もウェルネスを身近に感じられるサービスを創出し続け、誰もが「前向き」になれるきっかけを提供して参ります。
会社名 | 株式会社TENTIAL(テンシャル) |
---|---|
代表者名 | 中西裕太郎 |
創業年 | 2018年 |
住所 | 103-0006 東京都中央区日本橋富沢町7-16 THE GATE 日本橋人形町 6F |
社員数 | 50名(インターン・業務委託含む) |
資本金 | 100,000,000円 |
事業内容 | ウェルネスブランド「TENTIAL」の企画、販売 |
カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | ウェルネス 中西裕太郎 予防医療 健康領域 急成長スタートアップ 株式会社TENTIAL 機能性 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2021年8月24日、株式会社メップルは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ウェルネスプロテイン「KOREDAKE」を展開しています。 女性が1食に必要な31種類の栄養素…
2023年8月22日、株式会社ティーガイアは、fermata株式会社と資本提携したことを発表しました。 fermataは、女性特有の悩みを解決するフェムテック・ウェルネス製品を国内外からキュレーション…
2022年6月9日、株式会社One Third Residenceは、6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、既存投資家のHUAI I PRECISION TECHNOLOG…
2023年4月19日、株式会社hacomonoは、総額38億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 hacomonoは、オールインワン基幹システム「hacomono」を提供しています。…
2023年10月30日、株式会社DRIPSは、累計3億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 DRIPSは、マウスピース歯科矯正サービス「hanaravi(ハナラビ)」を手がけています…
大久保の視点
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…