映画視聴中に関連グッズを直接購入できる動画配信体験サービス「ROOM cinema」がローンチ

tips

2022年3月7日、株式会社SEPALは、「ROOM cinema」をローンチしたことを発表しました。

「ROOM cinema」は、映画視聴中に関連グッズを画面から離脱せずに直接購入できる動画配信体験サービスです。

音楽ドキュメンタリーを中心とした映画を配信していく方針です。旧作映画の配信のほか、劇場公開と並行した新作映画の配信も行います。

SEPALはほかに、イベントグッズ販売総合オペレーションシステム「Live SelfOrder(ライブセルフオーダー)」を提供しています。

中国では、ライブ配信から直接商品を購入できる新たなECの形である、ライブコマースが急成長しています。

中国におけるライブコマース市場は、2017年にはほぼ存在しなかったのですが、2021年には約2兆元(約35.7兆円)というとんでもない市場規模になっています。

ライブコマースには、ライブ配信を視聴しながら簡単に商品を購入できる、インフルエンサーから信頼性のある情報が提供される、リアルタイムで質問できるなどの特徴があります。

日本でもメルカリや楽天など参入を試みた企業がありますが、あまり奮わずにサービスを終了してしまいました。

一方で、サービス内からすぐに商品を購入できる仕組みは、消費者の購買意欲が低下する前に購買につなげることができるため、エンゲージメント向上のために有効であるというデータが出ています。

実際に、英国のファッションブランドであるTed Bakerは、2016秋冬コレクションのプロモーションとしてショートフィルムを公開しました。

ショートフィルムに登場するアイテムの上にはアイコンがあり、気になるアイテムをクリックすることで、アイテムの情報の確認と購入ができるという仕掛けになっています。

この、動画内に登場するアイテム・商品を実際に購入できる手法をビデオコマース(動画コマース)と呼びます。

実際の映画館などでは、上映中の映画のパンフレットやグッズなどが売っており、自分の観る(た)映画のパンフレット・グッズを思わず買ってしまうという人もいるかと思います。

しかし、映画のストリーミング配信ではそういった購買につながることが少なかったため、ビデオコマースは新たな商品の販売方法として実装されていくことが予測されます。

動画はテキストや静止画よりも圧倒的な情報量を誇ります。視聴した者に短時間で多くの情報を与えられるため、Webマーケティングにおいても積極的に利用されるようになりました。累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、ホームページの作成ノウハウや、ネット初心者のためのネットPR方法など詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ EC Live SelfOrder OMO ROOM cinema SEPAL ライブセルフオーダー 動画 映画 株式会社 配信
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ゲノム編集技術などの品種改良技術×スマート養殖技術の「リージョナルフィッシュ」が20.4億円調達
2022年9月5日、リージョナルフィッシュ株式会社は、総額20億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ゲノム編集技術などを活用した超高速の品種改良技術とスマート養殖を組み合わせた次世…
孫の動画・写真をテレビで見られる「まごチャンネル」 写真をプリントできる写真プリント」サービスを提供開始
2022年6月3日、株式会社チカクは、提供する「まごチャンネル」において、「写真プリント」サービスを2022年6月1日から提供開始したことを発表しました。 「まごチャンネル」は、スマートフォン・アプリ…
グローバルVC「Antler Japan」が医薬品流通プラットフォーム「Yap-cloud」を開発する「Yap」に出資
2024年2月27日、グローバルベンチャーキャピタルAntlerの日本法人Antler株式会社は、Yap株式会社に出資したことを発表しました。 Yapは、医薬品流通管理BPO「Yap-BPO」の提供と…
スキル・マーケット運営の「ココナラ」が12億円調達
2019年7月10日、株式会社ココナラは、12億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、フィデリティ・インターナショナルです。 ココナラは、日本最大級のスキル・マーケット「ココナラ」を運…
医療機器一元管理システム提供の「HITOTSU」が2億円調達
2022年5月24日、HITOTSU株式会社は、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 HITOTSUは、医療機器一元管理システム「HITOTSU」を提供しています。 医療機器に関するす…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集