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2022年1月25日株式会社ハックツ 湯舟武龍|学生プログラマー向けイベントの企画・運営の事業展開で注目の企業
学生プログラマー向けイベントの企画・運営の事業展開で注目なのが、湯舟武龍さんが2018年12月に創業した株式会社ハックツです。
経済産業省が2019年に発表したところによると、日本のIT人材は2030年には最大で約79万人不足すると試算されています。
しかも日本は少子高齢化社会が進んでおり、ただでさえ若手人口が減少傾向にあります。
さらに、2010 年以降の日本における情報通信業の労働生産性上昇率の平均値は0.7%と低い推移をたどっています。
喫緊の需要に対応できるIT人材を確保するために、日本でもようやく「Reスキリング」という言葉が認知されるようになり、従来のIT技術を持った人材がより高度な技術を学びスキルアップしていくための機会創出や学習環境も少しずつ整いだしています。
しかし、実際には日本特有の産業構造やDX化の遅れ等により、諸外国と比べると低水準を保ったままです。
デジタル人材(特に先進IT人材)の需要は伸びる一方にも関わらず、「若手IT人材の輩出が少ない」「労働生産性が悪い」「リスキリング実践率も低調気味」という3重苦の状態に陥っているのが今の実情なのです。
もっとも、将来的にはITスキルが義務教育や高等教育機関の当たり前に組み込まれていくことも予定されており、今から20年以上先を見ればIT人材は伸びていくだろうとも考えられます。
とはいえ、今まさに必要としているこれらの人材をいかに育て、輩出していくかという課題に対しては、何とかして解決の糸口を探していかねばなりません。
この課題解消に向けた取り組みに今注目が集まっています。
株式会社ハックツの学生プログラマー向けイベントの企画・運営事業の特徴は、
もともと学生エンジニアのみで創設された学生向けのハッカソン団体であるということです。
つまり、学生の一番の理解者であり、学生が抱えている課題感や見えていなかった問題を実体験し、最も間近で見てきた創設メンバーによる学生の為のプログラマー育成という点です。
株式会社ハックツの湯舟武龍さんに、事業の特徴や今後の課題についてお話をお聞きしました。
・このプロダクトの特徴は何ですか?
●ハックツハッカソン(リアルイベント):
学生向けのハッカソンで、できるだけ開発に集中してもらいつつ地方からでも参加しやすいよう、宿泊・食事付きで参加費無料に拘っています。
ハッカソン経験者が手がけることで、本当にエンジニアが欲しかったコンテンツが充実しているハッカソンになっています。
●Topa’z(自社Webサービス):
「プログラミングで遊んでいたらポートフォリオができていた!」をコンセプトにした、プログラマが開発したものを最も楽にわかりやすく投稿することができるサービスです。
・どういう方にこのサービスを使ってほしいですか?
プログラミングやテック系のことが大好きな学生に使って欲しいです。
・このサービスの解決する社会課題はなんですか?
学生エンジニアのアウトプット機会が少ないこと、ものすごい能力を秘めた学生エンジニアが認知されていないことです。
特に地方ではアウトプットするイベント・機会というものが極端に少ないです。
そのため自分自身のレベル感を理解することは難しく、また身近に真剣に取り組んでいる人間が少ないです。
このサービスを通して、まずは機会を増やし、そして成長した学生たちを社会に認知してもらうことに取り組んでいます。
・創業期に大変だったことは何でしょう?またどうやって乗り越えましたか?
キャッシュの問題です。
学生起業だったため知識もほとんどなかったですし、ハッカソンイベントは儲かるコンテンツでもないです。
そのため、創業期はお金を溶かす毎日でした。
そんなどん底のタイミングで法人運営・お金に強い2人を役員として迎え入れました。
この2人が初めてのエンジニア以外のメンバーで大改革を行い、自分たちに給料が出せるぐらいには成長することができました。
・どういう会社、サービスに今後していきたいですか?
会社としては、学生エンジニアにとって一番身近な存在であり続けること、学生ファーストに考えることを貫き、
サービスは今の状態に満足せず、日々変わっていく学生エンジニアの欲求に応えることができるようアップデートを欠かさないようにしていきたいです。
・今の課題はなんですか?
新規雇用を行うために、キャッシュに余裕を持たせることです。
あとはコミュニティに属していないプログラミング好きと出会うことでしょうか。
・読者にメッセージをお願いします。
とにかく好きなこと・得意なことを・夢中になれることに集中することかなと思います。
1人の力ではどこまでいっても限界があるので、苦手なことを克服する時間はそれが得意な人に頼み、その人が苦手だけど自分は得意なことを率先してやればいいと思います。
そしてある程度形になったら俗人化から外して、どんどん自分と同じ領域の人に人に委譲していく。
多分組織では当たり前のことなんでしょうけど、少人数だと無我夢中で見えなくなることが多いので、創業期の自分に会ったらこの話をすると思います。
会社名 | 株式会社ハックツ |
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代表者名 | 湯舟武龍 |
創業年 | 2018年12月 |
事業内容 | 学生プログラマー向けイベントの企画・運営事業、自社開発事業、受託開発事業 |
資本金 | 100万円 |
社員数 | 役員3名、社員1名 |
サービス名 | ハックツハッカソン、Topa’z(トパーズ) |
所在地 | 福岡県福岡市舞鶴1丁目9-3 朝日プラザ天神1204 |
代表者プロフィール | H29.3 熊本高専(八代) 卒、九州工業大学情報工学部に編入後学生起業。 中学3年生からプログラミングに触れ、熊本高専主催の中学生プログラミングコンテストにて優勝。 その際に高専の先生に高専プロコンの存在を聞き、高専に入学。 入学後からプログラミングの部活に所属し、高専プロコンに毎年チャレンジ。高専4年時に特別賞受賞。 大学編入後もコンテストやハッカソンに積極的に参加。 周りの友人達が自分よりもプログラミングに夢中なことに気づき挫折。 色々模索した結果、自分は「プログラミング好きな人が好き」ということに気づく。 採用関係のインターンやアルバイトにも挑戦し、就活も行ったが福岡の学生を楽しませることができる会社に巡り会わなかったため起業。 |
カテゴリ | 有望企業 |
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関連タグ | イベント エンジニア ハッカソン ハックツ プログラミング 学生 湯舟武龍 |
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