注目のスタートアップ

経頭蓋電気刺激を搭載したデバイスを開発する「Ghoonuts」が資金調達

company

2021年11月1日、Ghoonuts株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

ニューロサイエンス(神経科学)によって人間の能力を向上させる技術を開発しています。

集中力の向上や、スポーツ・ゲームにおけるパフォーマンスの向上、認知症予防などに資するサービスの提供を目指しています。

2021年11月現在、経頭蓋電気刺激を搭載したデバイスの開発を行っています。

迷走神経刺激療法(VNS)という治療法があります。

迷走神経は脳神経でありながら、体内で多数に枝分かれし広範囲に分布し、体内の環境をコントロールしています。

迷走神経刺激療法は、この迷走神経に電極を取りつけて刺激することで、てんかんの発作の回数を減らしたり発作の程度を軽くすることを目的とした治療法です。

この治療法はてんかんの補助的な治療としてだけでなく、植物状態にある人間を外部からの刺激に反応するまでに回復させたという事例もあります。

また迷走神経以外の脳神経においても刺激を与える治療法があり、数々の効果が検証・証明されています。

この、なんらかのデバイスを利用して神経活動を調整することをニューロモデュレーションと呼び、疾患の治療だけでなく、アスリートなどの健常者に適用することにより人間の能力を高めることにも応用できます。

もちろんスポーツの領域でのニューロモデュレーションはドーピングに近いものであり、その利用はスポーツ倫理的にもとるものかもしれません。

しかしVR体験の向上などへの応用なども考えられており、非常に可能性を秘めた領域でもあります。どのように商品化をしていくのかが重要となってくるでしょう。

研究開発を主体とした事業では豊富な資金を必要とします。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に役立つ情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「ビーライズ」「エネルギア・コミュニケーションズ」が共同開発した「メタバース展示会メーカー」が提供開始
2023年2月9日、株式会社ビーライズは、株式会社エネルギア・コミュニケーションズ(エネコム)と連携し、新サービス「メタバース展示会メーカー」を共同開発し、2023年2月10日からエネコムよりサービス…
採用活動の改善ツール「採用CXクラウド」などを提供する「EISHIN」がレベニューベースドファイナンスプラットフォーム「Yoii Fuel」にて資金調達を実施
2023年3月17日、レベニューベースドファイナンスプラットフォーム「Yoii Fuel(ヨイフューエル)」を運営する株式会社Yoiiは、株式会社EISHINが「Yoii Fuel」にて資金調達したこ…
オンライン研修サービス「Workschool」を提供する「TRUNK」が「ワンキャリア」から資金調達
2023年11月1日、TRUNK株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社ワンキャリアです。 TRUNKは、オンライン研修サービス「Workschool」を運営しています。…
「リアルテックホールディングス」が世界一の光吸収率と耐久性を持つ太陽熱吸収体を開発する「ナノフロンティアテクノロジー」に出資
2023年6月13日、リアルテックホールディングス株式会社は、ナノフロンティアテクノロジー株式会社に投資を実行したことを発表しました。 ナノフロンティアテクノロジーは、高度な微細化・分散技術を強みとし…
企業の宇宙利用や宇宙ビジネス参入を支援するデータプラットフォーム事業などを展開する「デジタルブラスト」が4億円調達
2022年7月11日、株式会社デジタルブラストは、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 デジタルブラストは、企業の宇宙利用や宇宙ビジネス参入を支援するデータプラットフォーム事業、マーケテ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集