注目のスタートアップ

システム開発事業の「H.S.P」が日本初のNFT美術館を展開する「一般財団法人NFT鳴門美術館」と提携

company

2021年10月13日、株式会社H.S.Pは、一般財団法人NFT鳴門美術館と事業提携したことを発表しました。

H.S.Pは、資金調達から開発運営までワンストップでサポートする、アプリ・Web・システム開発事業を展開しています。

NFT鳴門美術館は、日本国内における美術品・アート作品のNFT化の普及と発展を目指す美術館です。

徳島県鳴門市の妙見山公園内にあるエミール・ガレのガラス作品を展示する美術館で、2001年から鳴門ガレの森美術館として営業を行っており、2021年8月にNFT鳴門美術館と改称して再スタートしています。

今回の提携により、美術館・博物館専用NFTマーケットプレイス「アポロ」の共同開発を進めます。

NFT(Non-Fungible Token, 非代替性トークン)とは、ブロックチェーン技術を活用することにより、デジタルデータに唯一無二な資産的価値を付与する技術/こと/ものを指します。

デジタルデータは容易に複製できるため、アート作品として取引することは難しいどころか、音楽・映画・ゲームなどのコンテンツ産業は違法な複製品である海賊版に悩まされています。

NFTはブロックチェン上にデジタルデータの鑑定書・所有証明書を記録することにより、そのデータが改竄されていないことを証明します。

これによってそのデジタルデータは唯一無二のものであることが証明されるため、デジタルデータを健全に流通させることが可能となります。

NFTは様々な領域での活用が想定されています。すでにサービスが開始されているものでいうと、アニメーション作品のセル画やデジタルアートを限定で販売したり、デジタルアートの取引などで活用されています。

まだ実現していませんが、たとえば電子書籍は書籍を販売しているわけではなく、電子書籍の閲覧権を販売しているだけで、そのサービスが終了してしまうと電子書籍が閲覧できなくなってしまう、他人に譲ることができない、中古売買ができないといった課題があります。

NFTはこのような課題も解決するため、インターネット上でのサービスにおいては不可欠なコア技術となると注目されています。

研究開発系のビジネスは、資金量が開発の成長に直結します。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ H.S.P NFT NFT鳴門美術館 アート ブロックチェーン 事業提携 株式会社 美術品 非代替性トークン 鳴門ガレの森美術館
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

貢献報酬をブロックチェーンで可視化・価値化し経済文化活動の効率性を向上させる「Questry Protocol」を活用したコンサルティング・開発支援を手がける「クエストリー」が「ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス」と資本業務提携
2023年5月26日、株式会社クエストリーは、株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 クエストリーは、貢献報酬をブロックチェーンで…
メディア・プラットフォームの「note」がECプラットフォームの「BASE」と資本業務提携
2021年1月12日、note株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 また、BASE株式会社と資本業務提携契約を締結したことも併せて発表しました。 noteは、メディア・プラットフォーム「…
サブサハラアフリカの小規模農家の所得向上を目指す「Degas」が9.7億円調達
2023年12月13日、Degas株式会社は、総額9億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Degasは、モバイルアプリなどのプロダクト、現地オペレーションを活かしたデータ収集、AI…
小型SAR衛星開発やクラウド型衛星データソリューション提供の「Synspective」が119億円調達
2022年3月29日、株式会社Synspectiveは、総額119億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Synspectiveは、小型SAR衛星の開発・運用と、衛星による観測データを活用したク…
ハイパーグロースする組織に対してイノベーション投資を実行する「HITSERIES FUND」や増収・増益・増配を実現するためのパッケージソフトウェアサービス「Growth-as-a-Servicer」を展開する「Tanaakk」が「東海理化」と資本業務提携
2023年4月5日、Tanaakk株式会社は、株式会社東海理化電機製作所と、資本業務提携を締結したことを発表しました。 Tanaakkは、ハイパーグロースする組織に対してイノベーション投資を実施する「…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集