三井住友トラストクラブ法人カードのメリット・デメリットとは?基本機能も解説

創業手帳

三井住友トラストクラブが発行する法人カードの基本機能や、メリット・デメリットを解説します

三井住友トラストクラブ
多くの法人カードがラインナップしているなかで、どのクレジットカードを選べば良いか迷われている方も多いのではないでしょうか。企業規模や目的によって、適した法人カードも異なります。

本記事では、三井トラストクラブ株式会社が発行する法人カード「ダイナースクラブカード」について解説します。個人事業主の方や、これから企業を考えている方、経営者の方など幅広い層におすすめの法人カードです。

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三井住友トラストクラブとは?


三井トラストクラブとは、個人向けクレジットカードや、企業向けの法人カードを発行するクレジットカード会社です。1960年に国内で最初のクレジットカード会社として設立し、ダイナースクラブカード・VISA・Mastercardといった国際ブランドを発行しています。とくに、「ダイナースクラブカード」は法人カードのみを扱っており、個人事業主や経営者にとって便利なサービスを提供しています。

三井住友トラストクラブの基本情報


三井住友トラストクラブの法人カードは、ステータス性の高いダイナースクラブカードを発行しています。また、独自のポイントプログラムを用意しており、決済するごとにポイントを貯め、さまざまな賞品との交換も可能です。

国内で唯一「ダイナースクラブカード」を発行

三井住友トラストクラブでは、日本国内で唯一「ダイナースクラブカード」の法人カードを発行しています。ダイナースクラブカードとは、アメリカで生まれた国際ブランドで、高いステータス性や充実した付帯サービスが特徴です。また、ダイナースクラブカードの法人カードは、一人一人の利用実績に基づいて、利用可能枠が決まるため、利用金額が多い経営者の方でも安心して使用できます。

独自のポイントプログラムを用意

「ダイナースクラブ リワードプログラム」と呼ばれるダイナースクラブカード独自のポイントプログラムが用意されています。100円の支払いにつき、1ポイント(還元率1%)が加算され、貯まったポイントを好きな賞品と交換することができます。また、各種ギフト券との交換にも対応しており、ポイント有効活用できるサービスです。

三井住友トラストクラブ法人カードのメリット


三井住友トラストクラブ法人カードには、個人事業主や企業にとって多くのメリットがあります。カードの付帯サービスも充実しており、国内・海外旅行にも便利です。また、ダイナースクラブカードが提供する「コーポレートパーチャシングシステム(CPS)」を利用することで、業務効率の改善にもつながります。

企業規模に応じて法人カードを選べる

三井住友トラストクラブでは、ダイナースクラブカードの法人カードを3種類から選択できます。「ダイナースクラブ ビジネスカード」、「ダイナースクラブ コーポレートカード」、「大手企業向け ダイナースクラブ コーポレートカード」を用意しており、会社の規模に応じて選べるのがポイントです。

たとえば、ダイナースクラブ ビジネスカードは、個人事業主や創業間もない起業家向けの法人カードで、経費の決済・会計ソフトのデータ取り込み・ダイナースクラブ ビジネス・ラウンジの利用に対応しています。

カード付帯サービスが充実している

ダイナースクラブカードの法人カードは、カードの付帯サービスが充実している点もメリットです。3種類すべての法人カードに、海外・国内旅行傷害保険を付帯しているほか、ETCカードの発行、世界1,000ヵ所を超える空港ラウンジを利用できます。国内はもちろん、海外出張が多いビジネスマンにも便利な法人カードです。

支払業務を一本化できる

三井住友トラストクラブには、あらゆるサプライヤーへの支払業務を一本化する「コーポレートパーチャシングシステム(CPS)」を提供しています。コーポレートパーチャシングシステムとは、これまで支払い日やレポートのフォーマットがバラバラだったものを一括して行えるサービスです。ダイナースクラブカードが複数の支払を一本化し、事務作業の省力化や振込手数料のコストカットに適してます。

三井住友トラストクラブ法人カードのデメリット


一方で、三井住友トラストクラブ法人カードのデメリットにも気をつけましょう。ほかの法人カードと比較し、年会費が高く設定されている点が難点です。また、ダイナースクラブカードは、加盟店が少なく、国内・海外で使用できないことがあります。

ダイナーズクラブカードの加盟店が少ない

ダイナーズクラブカードを利用する上で、気をつけておきたいのが加盟店が少ない点です。国際ブランドとしても有名なVISA・Mastercardで世界シェアの90%ほどを占めているなか、ダイナースクラブカードは1%ほどのシェアしかありません。ネットショッピングでは対応している場所は多いものの、市中の店舗では対応していないこともあり、ほかの国際ブランドの法人カードと2枚持ちをおすすめします。

年会費が高額

ダイナーズクラブカードの法人カードを申し込む際には、年会費にも注意が必要です。「ダイナースクラブ ビジネスカード」は年会費27,500円(税込み)、「ダイナースクラブ コーポレートカード」は一枚につき年会費13,200円(税込)し、ほかの法人カードと比較し、高めに設定されています。経費的にも負担となりやすいため、予算を立てましょう。

三井住友トラストクラブの申請方法と種類


三井住友トラストクラブの法人カード「ダイナースクラブカード」は、インターネットから申し込めます。支払口座の設定と本人確認書類を提出し、約1週間ほどでカードが発送されます。

必要書類:本人確認書類の表裏画像データ(以下から2点)
・運転免許証または運転経歴証明書
・健康保険証
・パスポート(2020年1月発行まで)
・写真付き住民基本台帳カード
・マイナンバーカード(個人番号カード)
・在留カード/特別永住者証明書

三井住友トラストクラブ「ダイナースクラブカード」の種類

三井住友トラストクラブ「ダイナースクラブカード」には、3種類の法人カードを用意しています。企業規模や対象者によって選べるクレジットカードが異なるため、申込前にチェックしておきましょう。

ダイナースクラブ ビジネスカード

ダイナースクラブ コーポレートカード

大手企業向け ダイナースクラブ コーポレートカード

年会費

基本会員:27,500円(税込み)

追加会員:無料

一枚につき13,200円(税込)

要相談

申込対象

法人、団体等の代表者・役員、または個人事業主の方

設立3年以上の法人、団体等

要相談

カード付帯保険

・海外旅行傷害保険

基本会員:最高1億円(一部利用条件付)

追加会員:最高5,000万円(一部利用条件付)

・国内旅行傷害保険

基本会員:最高1億円(利用条件付)

追加会員:最高5,000万円(利用条件付)

・海外旅行傷害保険

最高5,000万円(自動付帯)

・国内旅行傷害保険

最高5,000万円(利用条件付)

・海外旅行傷害保険

最高5,000万円(自動付帯)

・国内旅行傷害保険

最高5,000万円(利用条件付)

電子マネー / ETC

Apple Pay / ETC(カード1枚につき5枚まで発行)

ETC(カード1枚につき1枚発行)

ETC(カード1枚につき1枚発行)

まとめ

三井住友トラストクラブの法人カードは、世界的に知名度が高い「ダイナースクラブカード」と提携しています。年会費が高いデメリットがありますが、付帯サービスや独自のポイントプログラムなどを提供しているため、さまざまな場面に便利です。法人カードを探している方は、三井住友トラストクラブのダイナースクラブカードを申し込んでみてはいかがでしょうか。

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