ソーシャルメディアで口コミは操作出来るのか?

創業手帳

“Everyone wants to share their experiences(人々は経験を共有したがっている)”

2007年の世界経済フォーラムで、Youtube創始者のチャドハーリーが「なぜ人々は動画をYoutubeにアップするのか?」という質問をされた時にこう答えた。

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その後、Facebook等の浸透により、ますます人々は経験を共有し続けており、2014年3月の日本のFacebookユーザーは2,100万人を超える。

その様な、新しく登場したコミュニケーションプラットフォームを利用して、企業が自社製品のプロモーションを行おうと考えるのは当然であろう。
例えば、「ソーシャルコマース」というコトバが2011年前後に注目されたが、結局多くの企業がソーシャルメディアを使ってモノを販売する事に失敗した。
創業期には、広告費を捻出出来ず、無料でプロモーションが出来るFacebookやTwitterを効果的に使いたいと考える方も多いだろう。
既にアカウントが繋がっている友人は創業のお祝いにイイネを付けてくれるかもしれないが、自身のソーシャルグラフを超える範囲でイイネの連鎖が増えて行くほどソーシャルメディアのユーザーは甘くない。

ソーシャルメディア上の口コミはコントロールできない

日米を通じて、権威あるマーケター達は皆一様にこう言う。

「口コミで広がったものの大部分は非常に偶発的で、計画通りに行われたものではない。」
「タイミングが重要であり、今日うまくいった事が明日もうまくいくとは限らない。」
「ソーシャルメディアはマーケットではない。個人の交流の場だ。短絡的に購買につなげる事を考えてはいけない。」
「短期間の盛り上がりであり、それを持続させるのは簡単ではない」

要は、ソーシャルメディアの商用利用は計画的に効果を出す事が難しい、という意見にネット業界では落ち着いている様だ。
しかし、多少なりとも効果的と思われる手法は見いだされており、ここで幾つか紹介したい。

ソーシャルメディアで価値を出す為には

1.心を打つコンテンツが、熱い行動を駆り立てる
 -ユーモアに溢れている
 -突飛で、乱暴で激しく、法外で、時に恥知らずなくらい刺激的
 -幸福感を満たしてくれる
 -悲しみ、「もののあはれ」を感じ、かつ共感が出来る
 -便利で問題解決に繋がる

この様に感情に訴える記事にこそ、「イイネ」が押され、「コメント」が付き、「シェア」されている。

2.ユーザーを巻き込もう
 -ゲーム
 -クイズ
 -アンケート等の調査
 -質問
 -ビデオ、アプリ、フラッシュ

ユーザーに「参加」させ、彼らを巻き込む事が彼らを引き戻すことになる。

3.ソーシャル単体だけではうまくいかない
 -コンテンツを最適化しよう。PC、スマホどこからでも見られるように。
 -Webサイト、SNS、全ての情報発信を同期させよう。ユーザーを混乱させない為に。
 -情報は全てのチャネルにフィードしよう。情報を「繁殖」してくれる。
 -ソーシャルに時間を使い過ぎない方が良い。売上を考えたらSEMにはかなわない。

4.結局コントロールなんて出来ない
ソーシャルメディアは、個人のソーシャルグラフ(つながり)で成り立っている。
主役はユーザーであり、プロモーション利用しようとするマーケターは時に迷惑な訪問客だ。
あらたまった態度は取らずに、気の良い友人として、自分らしく(企業らしく)振る舞おう。
それが価値になる。

読んで頂きありがとうございます。最新号の創業手帳(冊子版)も併せて読んで見て下さい。

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