特注商品でいかにブランディングするか!?品揃え全国No.1のシモジマに聞いてみた!【特注ブランディング編】
~ショッパーにかけるお金は○○の2%?~
(2015/12/4更新)
お店を運営していくにあたって意識しなければならない“ブランディング”。
ライバル店と差をつけて、お客様に自分のお店を選んでもらわなければ生き残ってはいけません。
とはいえ宣伝のために、CMや広告などをうつことは相当の予算がなければできないでしょう。
では、お客様に覚えてもらい、興味を持ってもらうにはどうすればいいのか。
そのための第一のステップとして、「名入れ・特注」についてご紹介します。
今回は、包装資材品揃えNo.1であるシモジマの特注センター責任者・正田弘之氏に、「いかにブランディングをしていけばいいのか」お話をお伺いしました。
この記事の目次
特注によるブランディングの「ホップ・ステップ・ジャンプ」
「特注」とは、お店で使うショッパーなどの包装用品について、既存のものでなくオリジナルのものを特別に発注することです。
お店のイメージや取り扱う商品に合わせて、デザイン・材質・サイズ・数量などをすべてフルオーダーで制作すれば、イメージもぐんと良くなりますし、使い勝手にも期待が持てます。
とはいえ、フルオーダーは規格を決めるのに手間やコストがかかったり、オーダー数が○○枚以上~と決まっているなど、ハードルが高いことも事実です。
そのため正田氏はブランディングに力を入れていきたいという事業者の方に、「まず、コストがかからず手軽な特注品の制作から始めること」をおすすめしているそうです。
大きく3段階にわけると、以下のようになります。
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STEP1 「シール・テープ・スタンプ」
STEP2 「セミオーダー」
STEP3 「フルオーダー」
Step1 シール、テープ、スタンプ
名入れによるブランディングとして初めての方におすすめなのがシール・テープ・スタンプなどです。
社名やロゴをプリントしたシールやテープが手元にあれば、ショッパーを閉じるセロハンテープ代わりにも利用できますね。
既製の紙袋・ポリ袋・封筒などが、あっという間にショップオリジナルに早変わり!
名入れの袋をオーダーするよりリーズナブルかつ手軽にオーダーできる上に、いろいろな資材をオリジナルにできるのでメリットいっぱいです。
「ショップスタンプ」も同様で、紙袋などにアクセントをつけることができます。
ただのクラフト地の紙袋でも、ロゴスタンプひとつ入るだけで印象ががらりと変わります。
お店のチラシ・ポスター・伝票などにも利用できます。スタンプを押す手間はかかりますが、コストを抑えるということでは最もお手軽です。
「シール・テープ・スタンプ」ともに、利用シーンを限定することなく使用できるのが長所です。
ショッパー用の紙袋だけでなく、店内のPOPやメンバーズカードなどにも使えるのが特徴です。
試しに使ってみて、お客様の反応を見てみましょう。
Step2 セミオーダー(名入れプリント)
「フルオーダーは無理だし、シールやスタンプではちょっと見栄えが……」という場合は、既製品の手提げ袋や包装用の箱に社名やロゴを名入れする「セミオーダー」がおすすめです。
フルオーダーに比べてオーダー数は少なくてすみます。
また、シモジマには既製品の紙袋や箱がバラエティ豊かに取りそろえられているので、イメージに近い規格で名入れを実現できます。
(※セミオーダーできない商品もありますので、スタッフにご確認下さい。)
シールなどと違い、袋や箱にあらかじめ印字されているため、手間がかからない上にお客様には高級感や安心感を与えます。
プリントには、「シルク印刷」「箔押し印刷」などの種類があり、それぞれ色の種類や質感を選ぶこともできます。
さて、ここまでは既製品に「名入れ」をしたものです。手応えが得られたら、さらに他社と差別化をし、ブランディングをはかりましょう。
そのためには既製品を使わず、すべて自社オリジナルにすることをおすすめします!
Step3 フルオーダー
ショップイメージを作り上げることは、既製品では実現しにくいものです。
デザインやカラーのイメージは、ショップそのもののイメージと、商品・梱包資材など、一貫した統一感を持たせることが重要です。
お客様にそのイメージを覚えていただくためには、資材のオーダーの際は、デザイン・大きさ・材質までオリジナルものにこだわりましょう。
シモジマでは紙袋や箱に限らず、包装紙や段ボールやポスターや布袋など、取り扱っている商品のほとんどを「特注」することができます。
デザイン・材質・サイズ・数量など、すべてが希望のままフルオーダーできます。
「名入れ」だけのワンアクセントではなく、好きな場所に好きな内容を、好きな色・材質で印字することができます。
写真は、紙袋の内側に会社ホームページのURLを印字したものです。
表面に印字するのが一般的でしょうけど、内側に印字があれば、お客様も「あれ?」と印象に残るはずです。こんな仕掛けも面白いですね。
さて、最終的に最も気になるのは予算でしょう!
正田氏によると「ショッパーにかけるコストは入れる商品の金額の約2%を目安におすすめしています」とのこと。
シモジマの店頭では予算に合わせて特注内容の提案をしてくれますので、相談してみましょう。
また、「こんなものが作りたい!」とイメージが固まっていない段階でも、デザインについて相談に応じてくれます。
その他おすすめ「ノベルティ」
ここまで主に包装資材への「特注」についてご紹介してきましたが、常時使用できるものの他に、「ノベルティ」への名入れがおすすめです。
年末年始のご挨拶に、ボールペンやタオルへ名入れをするのも人気です。
普段使ってもらえるものに社名やロゴが入っていれば、周りにいる人の目にも触れる機会が増えます。
イベントやキャンペーンに合わせて、名入れしたノベルティを配布するのは非常に効果的でしょう。
各種「特注」の注文について
基本的にシモジマで取り扱っている資材であれば、ほとんどのものに名入れが可能です。
手提げ袋、ビニール袋、包装紙、提げ札、ハンドラベル、セロハンテープ、リボン、紙ナプキン、コースター、箸袋……など、既製品の取扱が豊富でオリジナル開発しているので、ワンストップでオリジナルの特注ができます。
まずは全国のシモジマ店舗に相談してみましょう。担当のスタッフが親身にヒアリングし、ご予算と目的に合わせてベストな特注をご紹介してくれます。
名入れ特注承りカウンター設置店
◆シモジマ浅草橋本店 POP工房
〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-30-10 8階
TEL:03-3851-0900
◆シモジマ心斎橋店
〒514-0057 大阪市中央区北久宝寺町3-3-8
TEL:06-6252-4361
◆シモジマ名古屋店
〒460-0023 名古屋市中区錦2-5-17
TEL:052-232-2597
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シモジマの直営店舗は、浅草橋、心斎橋、名古屋を中心に、全国17箇所で営業中。小売業だけでなく、サービス業、飲食業、一般企業などにも幅広く対応。
<シモジマの主な直営店舗>
・浅草橋本店 東京都台東区浅草橋1-30-10 TEL:03-3863-5501
・心斎橋店 大阪府大阪市中央区北久宝寺町3-3-8本町南シモジマビル TEL:06-6252-4361
・名古屋店 愛知県名古屋市中区錦2-5-17 TEL:052-232-2597
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シモジマが運営する包装用品・店舗用品の総合通販サイト「商い支援」。 入会費・年会費無料の会員登録することで会員優遇割引などの各種サービスを受けられる。 法人・事業主の方なら売掛決済も可能。
(協力:株式会社シモジマ)
(編集:創業手帳編集部)