売上を伸ばすには?コストを押さえるには?品揃え全国No.1のシモジマに聞いてみた!【ラッピング編】

創業手帳

~ラッピングで売上120%アップ!? コストをかけなくてもお客様に喜んでもらうコツ~

(2015/10/02更新)

お客様に渡す商品にひと工夫加えるだけで、お店のファンが増える……?

ファンが増えれば、当然売上も伸びます。そのヒントが『ギフトラッピング』にあると聞き、包装用品の品揃え業界最大級のシモジマに伺い、ラッピングのプロにお話をお聞きしました。

「売上を伸ばすためにラッピングはたいへん効果的です。たとえば陳列した商品の隣りに、魅力的にラッピングしたものを並べてPOPを立てたことで、売上が120%伸びたお店もありました」

と、シモジマ販売本部次長兼ラッピングインストラクターの山口恵氏は明かします。

なんとラッピングには、経営者の大きな悩みである『売上アップ』を解決する力があるのです!

しかしラッピング資材を揃えるにも経費がかかります。なるべくコストを抑えてお客様に「あっ、素敵!」と喜んでいただきたいものです。

ではどうすれば、コストをあまりかけずに売上を伸ばすラッピングができるのでしょうか?

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基本アイテムを揃える ~創業時には絶対欲しい!ラッピング資材~

「創業時、少なくとも揃えていただきたい資材がいくつかあります。それさえあれば、基本のラッピングを施すことができます」

と山口氏が教えてくださったのが、下記の5つです。

  • 紙袋
  • 包装紙
  • 薄葉紙(うすようし)
  • リボン
  • シール、装飾用テープなどお好みのアクセント

これだけで驚くほど幅広いラッピングが施せるようになるのです。

まずは、それぞれお店のイメージ・客層と合うかを意識して色・柄を選び、上記のラッピング資材を用意しましょう。

コストをかけないラッピング術

基本のラッピング資材を用意したら、実際にラッピングをしていきます。コツは……“資材を組み合わせる”ことです。

その際に非常に便利なのが、薄葉紙。柔らかい素材なので、どんな形状のものも難なく包むことができます。

また、シンプルな紙袋から少し薄葉紙を覗かせるだけでも、簡単に華やかなラッピングが完成します。

ゴージャスな印象を与えるだけではなく、薄葉紙の持つクッション性は緩衝材の役割も果たせます。なにより非常に安価なのが特徴です。

薄葉紙は、その安さに反して、華やかさと利便性を兼ね備えたラッピングの名脇役なのです。

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また、シンプルな紙袋も、メッセージカードと紐を組み合わせるだけで大変身。簡単にお洒落なラッピングができあがります。

紙袋に、レースペーパーとメッセージカードを紐で結んだもの

紙袋に、レースペーパーとメッセージカードを紐で結んだ例

その他にも、柄テープやシール、最近流行りのマスキングテープもおすすめです。

テープであればピッと貼るだけで作り置きもできますし、貼り方ひとつでオリジナルのアクセントが添えられます。

白い紙袋に柄テープを貼った例

白い紙袋に柄テープを貼った例

マスキングテープで箱にメッセージカードを貼った例

マスキングテープで箱にメッセージカードを貼った例

これらラッピングの種類は、色や素材を数パターン用意することをおすすめします。お客様の好みや用途に合わせて、自由に選んでいただくためです。

とはいえ、紙袋や包装紙を何種類も買いそろえる必要はありません。

たとえ包装紙は同じ種類のものでも、リボンやシールを変えるだけでガラリと印象が変わるのです。

山口氏からのアドバイスは「暖色、寒色、中間色の3種類くらいは揃えたいですね。プレゼントする相手に合わせて選べるとラッピングはとても重宝されます」と言います。

購入した商品は、誰かへのプレゼントなのか、自分用なのか……プレゼントだとしたら相手は男性なのか女性なのか、友達なのか上司なのか。

贈る相手との間柄や、冠婚葬祭などのTPOによっても、選びたいラッピングが変わってきます。

お客様が用途に合わせて自分で好きなラッピングを選べると、非常に喜ばれます。

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このように、コストをかけずにラッピングするコツは、数種類の安価な“資材を組み合わせる”ことで、いろんなバリエーションを実現することです。

特に柄テープやマスキングテープ、またシンプルな紙袋は比較的安価なものですから、すでにデザインが施された立派なラッピング資材を購入しなくても、うまく資材を組み合わせることでコストをかけずに贈り物にも適したラッピングができます。

ワンランク上のラッピングを

売上を伸ばすための近道のひとつに、客単価を上げことがあります。

そのためには、自分の店を選んでもらうための“付加価値”をつけるラッピングサービスを意識しなければいけません。

ご満足していただくためには、お客様の目を引くこと……つまり他店と差別化をする必要があります。

コストのそれほどかからない基本のラッピングはライバル店も実施しているという場合、ラッピングにも「+α」の工夫が必要でしょう。

そこで目指したいのが、ワンランク上のラッピング。

より良い印象を持っていただくには、袋よりも箱がおすすめです。

箱は、中の商品を傷つけないのでより丁寧な印象を持ってもらえます。

上司や目上の人への贈り物や、お祝い、手土産などには箱を使うのが儀礼的ですから、TPOに合わせて箱での包装を希望されるお客様も多いでしょう。

さらに熨斗(のし)もしくはリボンがあれば、フォーマルな場面でも通用するラッピングができます。

「あのお店は簡単なラッピングだけでなく、ちゃんとした贈答用の包装もしてくれる」

そんな印象を持ってもらえれば、お客様に重宝され、頼ってもらえるという“付加価値”を得ることになるのです。

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こちらの写真は、箱のなかでも比較的簡単な造りのものですが、袋に入れるよりも立派に見えます。出産祝いや引っ越し祝いなどにも適しています。

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また、贈答用には複雑なリボンが誰でも一瞬でできるお手軽製品もあります。

「リボンボウ」は真ん中に細いリボンがあり、ピッと引っ張るだけで簡単にお花ができあがり、結ばれたリボンのように見せることができます。

特別な技術がなくても、ゴージャスなギフトラッピングが完成します。

より特別感を出すには、箱やリボンに自社の名入れをすることも可能です。

経費に余裕があるのであれば、オリジナルの名入れなどを施し、高級感漂うラッピングをすることで、自社ブランドを高めることもできますよ。

ディスプレイやイベントで、お店の魅力UP!

いくらラッピングサービスに力を入れたとしても、お客様の目に留まらなければ意味がありません。

山口氏によると、ラッピングをいかにPRするかということも、大きく売上に関わるそうです。

「商品横や店頭ディスプレイにもラッピングサンプルを置くと効果的です。『数百円でできるラッピングであれば』と自分から頼んでくる方も増えるでしょう。そこで『こんな包装もできるんです』などと答えれば、お客様とのコミュニケーションのきっかけにもなります」

『ラッピングサービス承ります』などのPOPは手書きにして、お客様がスタッフに声をかけやすくする配慮をしましょう。

スタッフの体温が感じられるので、お客様に好まれます。お客様とスタッフの距離が近づくことで、お店のファンも増えていきます。

さらに「ラッピングで必ず押さえたいポイントは?」と伺うと、山口氏は「イベントです!」と即答。

「クリスマスやバレンタインなど、イベント事は絶対にラッピングを取り入れた方がいいです! イベント専用の包装紙を利用するのが理想ですが、せめてシールだけでも貼りましょう。多くのお店は季節毎のキャンペーンを実施していますから、やらないと売上に影響します」と力を込めます。

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イベントラッピングは、「イベントに合わせた企画やラインナップがあります」という無料の広告でもあり、お客様の印象に残ります。

全国的にイベントのPRは2~3ヶ月前から始まるのが通常で、シモジマもハロウィンならば8月、クリスマスなら10月にはイベントラッピングの相談が集まってくるのだそうです。

ラッピングをより知りたい方は……

ここで紹介したラッピングは、まだほんの一部に過ぎません。

とくにシモジマは、品揃えの豊富さにおいて日本最大級です。

シモジマの通販サイト『商い支援』でも、袋類だけで約1500種類、リボン約1100種類、箱約700種類、包装紙類約500種類、シール300種類と、多くの種類・サイズ・質感から選べます。

店頭であれば、さらに種類が豊富になります。

東京・浅草橋には、シモジマ浅草橋本店があるので、ラッピング素材の色味や質感を見るにはまず店頭へ出向いてみてください。

またシモジマで取り扱っているラッピング資材はシンプルなものが多く、アレンジがいくらでもできるのが特徴です。

自分たちで工夫すれば単価が安くなりますので、工夫のしがいがありますね。

とはいえ、自分で工夫を思いつくのは難しいですよね……。

そんな不安をお持ちの方には、ラッピング教室も開催されています。

内容やイベントに合わせて様々な講座が開催されていますので、まずはこちらを受講するのもおすすめですよ。
<シモジマラッピング講習会>

お客様の目につくラッピングだからこそ、ぜひ自社ならではの付加価値を加え、お店のファンを増やしましょう。

《取材協力》

山口 恵 (やまぐち・めぐみ)wrapping-image12
ラッピング専門店『ガレア』の店長を経て、ラッピング講師として百貨店・量販店・メーカー・専門店等の企業向け講習会のほか、ギフトショー・カルチャースクール・専門学校・教育者向けの講習会を実施。講師の育成も行っており、台湾・上海・アメリカなどでも講習会を開催している。
ラッピングのデザイン提案やディスプレイ・ラッピングコーナーの立ち上げを行う一方、ラッピングの本の発行・監修なども行っている。また、商品プロデュースやネット販売において商品の選定・企画などマーチャンダイジングも行っている。

 

店舗でそろえる

シモジマの直営店舗は、浅草橋、心斎橋、名古屋を中心に、全国17箇所で営業中。小売業だけでなく、サービス業、飲食業、一般企業などにも幅広く対応。
<シモジマの主な直営店舗>
浅草橋本店  東京都台東区浅草橋1-30-10 TEL:03-3863-5501
心斎橋店  大阪府大阪市中央区北久宝寺町3-3-8本町南シモジマビル TEL:06-6252-4361
名古屋店  愛知県名古屋市中区錦2-5-17 TEL:052-232-2597

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ネット通販でそろえる

シモジマが運営する包装用品・店舗用品の総合通販サイト「商い支援」。 入会費・年会費無料の会員登録することで会員優遇割引などの各種サービスを受けられる。 法人・事業主の方なら売掛決済も可能。

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■創業時に必要な店舗用資材を手に入れるポイントとは? 品揃え全国No.1のシモジマに聞いてみた!【ショッパー編】
■出店開業に必要なものをまるごと揃える方法

(協力:株式会社シモジマ
(編集:創業手帳編集部)

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