自営業でおすすめの職種まとめ!初心者が成功するために必要なポイントを解説
自営業でおすすめの職種を参考にして自分に合った働き方を見つけよう
自営業はどのように働くかを自分の裁量で決めやすい働き方です。
開業資金に不安がある人でも、小規模からスタートして成長させる方法があります。
会社員の副業から事業を始めたり子育て中に起業したり、自分のライフスタイルに合わせて始められます。
ここでは、自営業として成功するためのポイントをまとめました。
初心者でも成功しやすい自営業の職種も紹介しているので、開業を考えている人もぜひ参考にしてください。
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この記事の目次
自営業で成功するために知っておきたいポイント
「会社員を辞めて自分の実力を試したい」、「好きな仕事をしたい」と考えて自営業を目指す人は多くいます。
しかし、中には成功するかどうかと不安に感じている人もいるのではないでしょうか。
ここでは、自営業で成功するためのポイントを紹介します。
初期費用をかけず小さく始める
自営業を始めて成功させるコツは、小さく始めて大きく成長させることです。
特に起業初心者は、リスクを抑えるためにも、多額の借金をしなければならないような始め方は避けるようにしてください。
自営業と聞けばリスクが高いとイメージする人もいるかもしれませんが、実は自営業自体には大きなリスクはあまりありません。
リスクが大きくなるのは、初期費用が大きくなってしまう場合です。
自己資金だけでは足りないようなケースでは、金融機関などから資金調達することになります。
初期費用が大きくなればなるほど、初期費用の回収や借入金の返済に時間がかかります。
初期費用を回収するまでに事業が頓挫して、負債を抱えてしまう事態もないとは言い切れません。
最小限の設備から始める
自営業の中には、小売店・飲食業・士業の経営など、オフィスを必要とするものもあります。
しかし、リスクを下げ、事業を成功させるためにも店舗やオフィスは小規模からスタートすることがポイントです。
大規模なオフィスや店舗は敷金礼金といった初期費用はもちろん、家賃も高くなってしまいます。
家賃や水道光熱費は、ランニングコストとして発生し続ける費用です。
ランニングコストを抑えるためにも、最小限の設備から事業を始めてみてください。
スモールビジネスから始めて徐々に拡大する
自営業は低コストでスタートできると同時に、将来的に事業の成長を目指せるものでもあります。
ネットショップ経営であれば、少ない商品や規模でスタートして、拡大とともに取扱商品を増やしたり人を雇用したりと事業拡大が可能です。
ある程度安定したら事業を広げられるようなビジネスであれば、副業からスタートしてゆくゆくは脱サラするといった方法もあります。
需要の見込みがある層を見極める
どれくらい下準備に時間をかけた事業であっても、需要がなければビジネスとして成立しません。
自営業をスタートする時には、どのような層に働きかけるのか、需要の見込みがあるかどうかも必ず考えてください。
ターゲットとする層は事業計画書でも重要な項目です。
ターゲットが定まったら、ターゲット向けてどのように訴求するかを考えてみてください。
失敗しがちな自営業のポイント
多くの人が成功を夢見て自営業をスタートしています。
その一方で、残念ながら思っていたように経営できない人や自営業から撤退する人も少なくはありません。
どうして失敗してしまうのか、自営業で失敗しがちなポイントをまとめました。
初期費用が大きい
失敗しやすい事業のひとつが、スタートするためのコストが大きいものです。
事業が事業計画のようにスムーズに進むと考えるのは危険です。
想定以上に初期費用がかかるなど、考えていなかったトラブルの発生で事業計画は頓挫しかねません。
事業計画通りに進まないことも考えて、リスクは最小限に抑えるようにしてください。
例えば、創業資金の大半を使って開業してしまうと、トラブル発生時に軌道修正が難しくなります。
事業をスタートする時には、やり直しがきくような規模でスタートすることが極めて重要です。
また、運転資金は十分に確保することも大切です。
利益が出ていても、手元の現金が足りなくなって倒産するケースもあります。
あらかじめ貯金したり、目標額まで働いて運転資金を用意したりするようにしてください。
利益率が低い
事業計画を立てる時には、必ず利益率も計算してください。
あまりに利益率が低い場合には、事業計画自体の見直しをおすすめします。
利益率が低いと、利益率が高い時と比較して同じ利益を出すための多くの労力が必要になります。
そのため、より多く利益を出そうとすれば作業量や仕事が増えてパンクしてしまいかねません。
商品やサービスの価格設定を低くしすぎてしまうと、こういった事態に陥りやすくなります。
利益を上げるために、作業を増やせば時間や体力を消耗してしまいます。
利益率が低くて人を雇う余裕がなく、作業が増えていった結果、過労で事業撤退となるケースもあるでしょう。
利益率が低いと原材料費の高騰にも対応できなくなってしまうので、注意が必要です。
トレンドの移り変わりが激しい事業に参入する
事業の成功には、トレンドも関係しています。
その事業がトレンドに乗っていることは重要ですが、流行を追っているだけの事業は避けるようにしてください。
流行のスイーツやアイテムを扱う事業は、トレンドが続いているうちは好調かもしれません。
しかし、流行が去った途端に売上げが下がることがあります。
また、流行している時点でレッドオーシャンになっていれば、競合するライバルと戦わなければいけないかもしれません。
トレンドのアイテムを扱う時には、流行が終わることを前提にして、将来的なニーズがあるかどうか、差別化できる強みがあるかどうかも考えておきます。
トレンドを追うだけではなく、事業自体に価値があるものを作り上げることを意識してください。
自営業におすすめの職種7選
自営業といってもその内容は千差万別です。
ここでは、これから自営業を始める人におすすめしたい職種を7つまとめています。
まだ、どのような仕事があるか気になる人も、ぜひ参考にしてください。
初心者や未経験からでも始めやすいライター
ライターは、サイトやコンテンツに掲載するための記事を執筆する仕事です。
記事の内容は、専門的な内容からコラムやエッセイ、イベントのレポートに広告やPRと多様です。
ライターの仕事は、クラウドソーシングなどで募集されています。
自分が執筆しやすい記事を選んで応募できるので、未経験の人でも仕事を探しやすいといえるでしょう。
ただし、ライターは、一文字当たりの単価で報酬が決まることが多く、収入を上げるためにはそれだけ執筆量を増やす必要があります。
文章を書くことが好きな人でも、メディアのルールに合わせて文章を大量に執筆することは簡単ではありません。
締め切りがあることでストレスになったり、作業時間に対して報酬が少なく感じたりすることもあります。
まずは数件の案件にトライして、自分に合っているかどうかを判断してください。
店舗がなくてもスタートできるネットショップ
ネットショップの経営も、始めやすい自営業のひとつです。
昔は店を持つといえば、店舗を用意したり商品を陳列するために大量に仕入れたりと、開業するまでに多額の資金がかかっていました。
しかし、ネットショップであれば店舗を借りる必要もありません。
また、本当に売りたいものに商品を絞ることもできます。
ネットショップ開設サービスを利用すれば、パソコンの知識がなくてもネットショップを開店可能です。
ネットショップで販売する品は、自分が好きなものや得意分野のアイテムなど自由に選びます。
自分がよく知っているジャンルのものであれば、目利きもしやすいでしょう。
また、自分で作ったものを販売したり、商品の製造に関わったりすることで、オリジナルアイテムを販売できます。
ただ、ネットショップは開設しやすくなったことで、競合他社やライバルが増えています。
どのように差別化して集客するのかを事業計画の段階で考えておくことが大切です。
不労収入が得られるアフィリエイト
アフィリエイトは、自分のブログやサイトに掲載されている広告から商品やサービスを購入してもらうことで報酬が発生する仕組みです。
アフィリエイトをスタートするために、必要なのはパソコンやインターネット環境だけです。
初期費用をあまりかけなくても始められる職種のひとつだといえます。
アフィリエイトは、一度サイトを作ってしまえば管理の手間もあまりかからないため、事業のための時間をあまり用意できない人にも適しています。
ただし、アフィリエイトは商品の購入やサービスの契約などと同様に、報酬を得るための条件をクリアしなければ収入にはなりません。
ある程度サイトが有名になり、そこから商品が購入されるようになれば、不労収入も得られます。しかし、そこまで到達することは容易ではありません。
すぐに収入に結び付くのが難しいため、お金をすぐに稼ぎたいと考えている場合には適していないといえます。
スキルや知識を活用できるコンサルタント
コンサルタントは、自分の知識や経験、スキルを使って、個人や法人の課題を解決する仕事です。
コンサルタントの武器である知識は、企業の戦略や財務のほか、ITや製造などのように多岐にわたります。
コンサルタントは、スキルや知識を商品にするため、起業時に用意する設備や在庫もありません。初期投資が少なく、身ひとつでスタートできます。
コンサルタントは自分で営業して仕事を獲得する方法もありますが、専門知識を持つ人と知識や技術を求める人をマッチングするサービスも提供されています。
本業があって隙間時間から事業をスタートしたい人や、事業のためにあまり時間を割けない人にもおすすめできる職種です。
高収入も目指せるエンジニア
自営業の中でも、収入が安定していて、なおかつ高収入を目指しやすいのがエンジニアの仕事です。
モノづくりには、エンジニアの技術や知識は必要不可欠です。
エンジニアと一言でいっても、その種類はたくさんあります。
システムの設計・構築・開発に関わるシステムエンジニアのほか、アプリの設計をメインとするエンジニア、IT基盤の設計や構築をメインとするインフラエンジニアなどと様々です。
身につけたスキルを活用して、収入を伸ばしていける点が大きな魅力です。
より需要が高いスキルや専門性を身につければ、高収入の仕事も獲得しやすくなります。
さらに、エンジニアのスキルや知識に加えて営業やマネジメントの仕事もできると、仕事の幅が広がって高い収入を目指しやすくなります。
センスを武器にするクリエイティブ系
自分のセンスで新しい製品やサービスをデザインするクリエイティブ系の仕事も人気があります。
例えば、サイトのデザインをするWebデザイナーのほか、イラストレーターや映像クリエイター、フォトグラファーもクリエイティブ系の仕事です。
クリエイティブ系の仕事は、知名度が上がるにつれて仕事も増えていくため、大きく稼ぐことも可能です。
その一方で、始めたばかりのうちは、なかなか収入につながらず経済的に不安定な面もあります。
ある程度資金を用意しておくか、はじめは副業としてスタートすることをおすすめします。
女性から高い人気の美容系
女性から安定して人気があるのは、美容系の自営業です。
美容院やエステサロン経営、ネイリストなど人の美容に関わる仕事は、需要が多くあります。
人と接することが好きな人にも向いている仕事です。
また、顧客に1対1で接するため、ひとりでも経営しやすい点が魅力です。
美容系の仕事は店舗も必要ですが、ネイリストのようにあまりスペースを必要としない職種であればワンルームでも始められます。
美容系の仕事は、新しいトレンドや情報を発信することでも集客につながります。
集客にはSNSも役立つので、どのような情報が発信されているのかをチェックしてみてください。
まとめ
自営業は、自由な働き方で好きなことを仕事につなげられる働き方であり、スキルやアイデア次第で収入がどこまでも伸ばせる点も魅力的です。
しかし、事業が失敗したり、安定した収入を得られなかったりする場合もあります。
まずは副業として始めたり、小規模から徐々に事業を拡大していったりしてリスクをコントロールすることが大切です。
自営業をスタートする人向けのサービスも増えているので、活用してみてください。
(編集:創業手帳編集部)