創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2020年9月8日JR各社が相次いで新卒採用を縮小、じわりと進む事業構造変化

旅客鉄道業界のお盆商戦は外出・帰省自粛の影響により大きな打撃を被りました。お盆期間(8月7日-17日)におけるJR6社の新幹線、特急・急行列車の利用客数は前年同期比マイナス76%となりました。
各社は旅客事業の業績回復に向けてさまざまな施策を講じています。
例えば、JR東日本では2021年3月末までの期間を対象として、新幹線を含む全列車の限定座席をインターネット経由で予約すると半額になる割引キャンペーンを展開しています。他社も相次いで半額を超える大幅割引キャンペーンを打ち出しており、窮地を凌ぐべく努力を続けてきました。
ただ今のところ、独自の割引キャンペーンの効果は限定的で、経営環境は依然として苦しい状態が続きます。観光庁のGo Toキャンペーンの効果も限定的です。経営陣からは、もはやコロナ禍が落ち着くまでの急場凌ぎでは間に合わず、事業構造の抜本的な見直しに迫られているとの声も聞こえてきます。
厳しい経営状態を表すように、JR西日本、JR九州は相次いで、来春の新卒採用計画を縮小すると発表しました。
両社に共通するのは、総合職採用数は維持して、駅業務員や運転士、技術者などの専門職人材を削減する方針を打ち出していることです。
コロナ禍以前より、単純作業の割合が多く、正確性が求められる専門職種は、テクノロジーの進化に伴って、ロボットや自動化システムに領域を奪われると言われてきましたが、コロナ禍によりこの必然的な流れが加速した形です。
JR各社の事業は公共性の高さ故に、純粋な経済合理性だけでは割り切れない部分があります。官民一体で、延いては国民的な議論として、次世代の鉄道事業の姿を見直す好機が訪れているのかもしれません。
編集部のコメント
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | テクノロジー ロボット 投資 採用 次世代 自動化 起業家 雇用 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
【最大1億円支援】「省エネルギー投資促進支援事業費補助金」
「省エネルギー投資促進支援事業費補助金」のご案内です。 さまざまな業種で横断的に使われる汎用的な15設備の更新に対応する補助金です。 設備単位型 一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)が予め定めた…
「省エネルギー投資促進支援事業費補助金」のご案内です。 さまざまな業種で横断的に使われる汎用的な15設備の更新に対応する補助金です。 設備単位型 一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)が予め定めた…
ビジネス界におけるプロ契約サービス「CARRY ME」運営の「Piece to Peace」が資金調達
2020年3月16日、株式会社Piece to Peaceは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、サッカー選手である本田圭佑氏が創業したHONDA ESTILO株式会社です。 Piece…
2020年3月16日、株式会社Piece to Peaceは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、サッカー選手である本田圭佑氏が創業したHONDA ESTILO株式会社です。 Piece…
次世代型経営管理クラウド「Loglass」提供の「ログラス」が17億円調達
2022年4月20日、株式会社ログラスは、総額17億円の資金調達を実施しました。 ログラスは、次世代型経営管理クラウド「Loglass」を提供しています。 予算策定、予実管理、見込更新、管理会計のデー…
2022年4月20日、株式会社ログラスは、総額17億円の資金調達を実施しました。 ログラスは、次世代型経営管理クラウド「Loglass」を提供しています。 予算策定、予実管理、見込更新、管理会計のデー…
「中小企業省力化投資補助金」の業種の定義が更新&製造事業者向け製品申請サポート窓口が開設
2024年11月15日、「中小企業省力化投資補助金」における「省力化投資事業における業種「定義」」と、「製造事業者向け製品申請サポート窓口が開設について」が更新されました。 「業種」の定義 省力化投資…
2024年11月15日、「中小企業省力化投資補助金」における「省力化投資事業における業種「定義」」と、「製造事業者向け製品申請サポート窓口が開設について」が更新されました。 「業種」の定義 省力化投資…
レイワセダ株式会社 畠山祥|動画・音楽等クリエイティブ制作とそれに関する人工知能・ソフトウェア開発の事業展開で注目の企業
動画・音楽等クリエイティブ制作とそれに関する人工知能・ソフトウェア開発の事業で注目されているのが、2022年6月に創業した、畠山祥さんが代表を務めるレイワセダ株式会社です。 スマートフォンがすっかり普…
動画・音楽等クリエイティブ制作とそれに関する人工知能・ソフトウェア開発の事業で注目されているのが、2022年6月に創業した、畠山祥さんが代表を務めるレイワセダ株式会社です。 スマートフォンがすっかり普…
大久保の視点
明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
注目のニュース
最新の創業手帳ニュース
創業時に役立つサービス特集


数年前に英国オックスフォード大学が発表した「消える職業・なくなる仕事」を眺めると、さまざまな職種が人の役割ではなくロボット・システムに代替される未来が見えてきます。同論文は、今後10~20年程度で、米国の総雇用者の約47%の仕事が自動化されるリスクが高いという結論に至ったとしています。
事業環境の移り変わりがのスピードがなんと早いことか。世界的な金融緩和の中、行き場を失った資金が株式市場に流れ込み、ダウ平均、ナスダック指数などが史上最高値水準にありますが、これをけん引するのもDX(デジタルトランスフォーメーション)関連銘柄、ITテクノロジーによって産業構造を変えるような事業者です。
投資家・起業家の立場としては、変化のスピード、数年先が見通せない状態は、難しさであると同時に商機です。きめ細かな情報収集と柔軟な思考・仮説構築によって、荒波をエンジョイしたいものです。
冒頭に紹介した彼の電車運転士になりたいという夢が、何らかの形で実現することを祈っています。