注目のスタートアップ

ビズメイツ 伊藤 日加|グローバル人材の育成を目指す、ビジネス英語特化の「Bizmates」で注目の企業


グローバル化やインバウンド需要の拡大などによって、仕事上で英語を使う機会が多くなってきました。しかし、まだ英語を苦手と感じる方も多いのではないでしょうか。

そんな中、ビジネス英語に特化した「Bizmates」を展開するビズメイツ株式会社が注目を集めています。

ビズメイツはビジネスに特化したカリキュラムにより最短で成果を出し、世界で活躍するグローバル人材の育成を支援しています。

今回は、共同創業者で取締役の伊藤日加さんに、ビズメイツ株式会社の事業の特徴や課題、今後の展開についてお話を伺いました。

創業手帳別冊版「創業手帳 人気インタビュー」は、注目の若手起業家から著名実業家たちの「価値あるエピソード」が無料で読めます。リアルな成功体験談が今後のビジネスのヒントになるはず。ご活用ください。

・この事業の特徴は何ですか?

一般的な英会話スクールは英語力を高めることにフォーカスしているのに対し、当社は世界で活躍するための5つの素養を総合的に高めるためのソリューションを提供しています。

ベースとなるビジネス英会話の「英語力」はもちろん、「効果的なコミュニケーションスキル」「異なる文化や価値観を受け入れるマインド」「リーダーシップ」「信頼関係を築くための人間性」といった素養を総合的に高め、ビジネスパーソンがリアルなビジネスの現場で成果をあげられるように設計されています。

また、ビジネス英語に特化しているため、トレーナーは全員がビジネス経験者で、元弁護士やMBAホルダー、グローバルカンパニーのマネージャーなどが在籍しています。

多彩なビジネス経験を持つ一流のトレーナー陣によるマンツーマン形式のレッスンを毎日受けることができます。

・どういう方にこの事業を知ってもらい、活用してもらいたいですか?

グローバルなビジネス環境で活躍したい全てのビジネスパーソンに使っていただきたいです。

よく「日常英会話より、ビジネス英会話のほうが難しい」「まず日常英会話があって、その先にビジネス英会話がある」というような英語神話を耳にします。

会話の「正解」のない中で、繊細な心の機微を伝え合う日常会話と比べ、ビジネス英会話は、ある程度の表現パターンを覚えれば会話はできるようになります。

ビジネスで英語が話せるようになりたいのなら、初めからビジネス英会話に取り組んでいただくことで、最短で成果を出すことができるというのが弊社の考え方です。

ですので、グローバルに活躍していきたいさまざまなレベルの方に、まずはBizmatesを利用していただきたいです。

また、法人向けにもサービスを提供しており、現在は1300社(※)以上の企業様に英語研修ツールとして導入いただいています。

各企業の課題や目的にあった英語研修プログラムを通して、企業のグローバル人材育成における課題解決のサポートを行っていますので、課題を感じている企業様にもぜひご利用いただきたいです。

※2024年5月時点

・この事業の解決する社会課題はなんですか?

今や企業における海外との取引は日常的であり、ビジネス英会話のニーズはますます増えると考えられます。

また、今後日本が持続的に成長していくためには、国籍を問わず優秀な人材の採用が必要となり、その為にも語学力だけではなく、異文化理解などのグローバルな視点をもつことが必要です。

当社はビジネスに特化したカリキュラムにより、英語でビジネスができるグローバル人材育成を支援します。

また、外国人向けのビジネス日本語レッスンサービス「Zipan」も展開しており、今後日本の社会が必要とするビジネスにおけるグローバル化を両サイドから支援します。

・創業期に大変だったことは何でしょう?またどうやって乗り越えましたか?

最初の3か月間はオフィスも無く、カフェを転々としながらサービスを作っていました。今までの経験から、「上手くいくはず」という自信はあったものの「ビジネスとして立ち上がるまでどのくらいかかるのか」という不安はありました。

また、代表取締役である鈴木と私は特別親しかったわけではなく、『Bizmates』というビジネスを立ち上げるときにお互いが必要だと思い起業しています。なので、会社を続けながら方向性や考え方について何度も何度も話し合いを重ねながら進んできました

鈴木は非常にロジカルで、逆に僕は感情的なタイプで正反対。毎日ぶつかっては喧嘩している時期もありました。ですが、だからこそ上手くいっている部分もあると思っています。

同じ考えや意見を持っている人だけの集まりよりも、全く別の考えやタイプの異なる人が議論をすることで、新しい何かを産み出す事が出来るのではないかと思っています。そしてそれが、会社や事業を成功させていく上で最も重要な事だと考えています。

成功するためには何が必要なのか、自分は何を持っていて、何が足りないのか。そして足りないところを埋めるために誰が必要なのか。という観点でパートナーを探していく鈴木の考えは私も凄く勉強になりました。

・今の課題はなんですか?

教材やメソッドをさらに向上させるだけでなく、AIやビッグデータを組み合わせて、より質の高いレッスンやフィードバックを受講生に提供していくことです。

例えば現在は「レッスンを受けたい講師」の特徴と自分が受けたいレッスン時間帯を事前に設定しておくと、予約可能な自分に最適なおすすめトレーナーを表示する機能や、日々の達成度を見える化する機能など、学習の継続意欲を高める「ユーザー体験」を提供しています。

このように、学習体験の向上を追及し、継続的に学習がしやすくなる環境を提供していきたいと考えています。

・今後、どのような会社、サービスにしていきたいですか?

現在当社は語学事業と人材事業の二つの事業を展開しており、4つのサービスを提供しています。

各サービスを通じてグローバルな世界で活躍できる人材を育成し、キャリアアップ転職や採用、外国人の教育まで一貫したサポートを提供することを目指し、より一層「語学事業」と「人材事業」のシナジーを活かしていきたいと考えています。

・読者にメッセージをお願いします。

Bizmatesは「英会話スクール」ではありません。

英語力だけではなく、受講生が世界で活躍できるようになってほしいという思いから誕生しました。

実践的なビジネス英語スキルを身につけることで、グローバルな舞台でコミュニケーションできる人材の育成を目指しています

ビジネスシーンで英語力を高めたいという方や、グローバルに通用する人材を育成したいと考えている企業研修のご担当者の方がいらっしゃれば、ぜひBizmatesを思い出していただけたら幸いです。

会社名 ビズメイツ株式会社
代表者名 共同創業者 取締役 伊藤日加(いとう ひか)
創業年 2012年7月
社員数 177人(2023年12月31日現在 連結)
所在地 東京都千代田区神田須田町2-19-23 Daiwa秋葉原ビル 11階
サービス名 Bizmates(ビズメイツ)
事業内容 ビジネス特化型オンライン英会話学習プログラム「Bizmates」を主力事業として提供しています。 多彩なビジネス経験を持つ一流のトレーナー陣によるレッスンで、ベースとなる「英語力」に加え、ビジネスで成果をあげるために必要な5つの素養である「コミュニケーション力」「リーダーシップ」「ダイバーシティ」「パーソナリティ」を総合的に高めます。 さらに、オンラインレッスンの学習効果を最大化させるために、プロの日本人英語学習コンサルタントが最適な学習法をご提案し、課題 解決に向けて伴走する「Bizmates Coaching」を提供しています。
代表者プロフィール カナダで生まれ育った日系2世。
1996年に来日し、英語教師として、ベルリッツ・ジャパンに入社。
その後、同社主任教師として、教師の採用およびマネジメント、品質管理を担当し、4年連続エクセレントパフォーマンス賞を受賞。
2008年より本社商品開発マネージャーとして、世界のベルリッツで使用されているビジネス向け教材、企業向けカスタマイズ教材の開発を行う一方で、企業向けのセミナー講師も担当。

2012年6月、同社を退社。同年7月にビズメイツ株式会社を設立、取締役 Chief Quality Officerに就任。フィリピンの現地法人のトップも兼務。
これまでビジネス英語を指導してきたビジネスパーソンは2万人以上にのぼる。

関連記事
Resorz 兒嶋裕貴|日本企業と個人のグローバル化を目指す!60カ国をめぐり「日本の良さ」に気づいた
インゲージ 和田哲也|世界を通じて感じたコミュニケーションの重要性と問い合わせ対応の課題
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Bizmates グローバルビジネス グローバル人材育成 ビジネスパーソン ビジネス英会話 ビズメイツ 英語研修 鈴木伸明
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ビジネス映像メディア「PIVOT」が13億円調達
2023年9月8日、PIVOT株式会社は、総額約13億円の資金調達を実施したことを発表しました。 PIVOTは、「ビジネス」と「学び」に特化した映像コンテンツを配信するビジネス映像メディア「PIVOT…
為替テックの「ジーフィット」が本田圭佑氏が率いる個人ファンド「KSK Angel Fund LLC」から資金調達
2023年3月9日、ジーフィット株式会社は、本田圭佑氏が率いる個人ファンド「KSK Angel Fund LLC」から資金調達を実施したことを発表しました。 ジーフィットは、グローバルビジネスの大きな…
経済コンテンツメディア運営の「PIVOT」が5億円調達
2022年7月6日、PIVOT株式会社は、5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 PIVOTは、経済コンテンツメディア「PIVOT」を運営しています。 ビジネスパーソンが気になっている最新のテ…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集