注目のスタートアップ

次世代免疫検査技術「GLEIA」応用製品の社会実装を目指す「イムノセンス」が資金調達

company

2025年11月14日、株式会社イムノセンスは、資金調達を発表しました。

イムノセンスは、独自の免疫検査技術「GLEIA(グライア)」応用製品の社会実装を目指す大阪大学発スタートアップです。

今回調達した資金は、「GLEIA」を応用した超小型・高感度POCTプラットフォームの社会実装と事業成長に活用します。

具体的には、操作性や保存性などの改善、ヘルスケア/アニマルヘルス分野の事業加速、医療分野事業の本格立上げ、量産移管・品質保証体制の強化、海外事業立ち上げの基盤確立などを進めます。


何らかの体調不良が起きた場合、私たちは病院で診察を受け、原因や病名を突き止めて適切な治療を行います。たとえばインフルエンザは迅速診断キットの普及により、その日に診断を受けて薬を処方してもらうことができます。このように臨床現場で行われる検査の仕組みをPOCT(Point of Care Testing)と呼びます。

しかし、迅速診断キットで診断できない病気や、重篤で確定診断が必要な症例では、採取した血液などを専門機関に送って解析してもらわなければなりません。そのため受診から検査結果が出るまでに数日を要し、その間に適切な治療を受けられないことがあります。

もしさまざまな疾患で臨床現場ですぐに検査ができれば、患者は1回の受診で適切な治療を受けられるだけでなく、医療現場の負担軽減も期待できます。

イムノセンスは手のひらサイズながら大型検査機と同等の感度を実現する測定器と小型センサーを開発し、POCTに革新をもたらすことを目指しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業などとの提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ POCT製品 センサー デバイス 免疫 免疫検査技術 医療 技術 株式会社 簡易迅速検査 診断 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

屋内空間専用の産業小型ドローン「IBIS」開発・提供の「Liberaware」が2.6億円調達
2020年4月27日、株式会社Liberawareは、総額約2億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 屋内空間専用の産業小型ドローン「IBIS(アイビス)」を開発・提供しています。 …
「SBIホールディングス」と「Preferred Networks」が次世代AI半導体開発等に向け資本業務提携
SBIホールディングス株式会社と、株式会社Preferred Networksは、資本業務提携に関する基本合意書を締結したことを発表しました。 Preferred Networks(PFN)は、AI技…
グローバルに活動するNEO阿波踊り集団「寶船」を運営する「アプチーズ」が資金調達
2024年6月11日、株式会社アプチーズは、資金調達を実施したことを発表しました。 アプチーズは、NEO阿波踊り集団「寶船(たからぶね)」を運営しています。 1995年に発足し、2012年に法人化した…
「青山芸術」が案件・作業ごとに建築家がタッグを組める設計事務所向けプラットフォーム「architag」をリリース
2021年11月26日、株式会社青山芸術は、「architag(アーキタッグ)」を提供開始したことを発表しました。 「architag」は、案件・作業ごとに建築家がタッグを組むことで設計事務所の新しい…
AI SaaS事業を展開する「GROWTH VERSE」が29.2億円調達
2025年7月9日、株式会社GROWTH VERSEは、総額29億2000万円の資金調達を発表しました。 GROWTH VERSEは、AI SaaS事業を展開しています。 2025年3月現在、マーケテ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集