注目のスタートアップ

自動車整備工場向け業務効率化システムを開発する「FLEET PITLOCK」にオートバックスセブンが出資

company

三菱商事エネルギー株式会社は、子会社・FLEET PITLOCK株式会社の資金調達を発表しました。

引受先は、株式会社オートバックスセブンです。

FLEET PITLOCKは、自動車整備工場向け業務効率化システム「FLEET PITLOCKシステム」を開発しています。

車両情報や手続きをリース事業者・エンドユーザーと整備工場間で一元管理できるプラットフォームです。

メンテナンス依頼データ(車両・顧客・契約内容など)の一元管理、メンテナンス対象月の車両の検索、Web予約案内メールの自動送信、スケジュール管理、整備基幹システムとのデータ連携、リース会社へのメンテナンス報告と請求情報を一元化する請求機能といった機能により、法人車両メンテナンスを受託する整備工場の効率化を実現します。

2025年10月下旬に「請求一元化機能」をシステムリリースし、11月上旬から本格的な普及活動を予定しています。

オートバックスセブンの支援を受け、システム開発力の向上と、導入・普及を一層加速させていきます。また、今後のさらなる共同展開も見据えています。


自動車整備業界の市場規模は、自家用車の需要減少に伴い、縮小傾向にあります。

一方で、物流・輸送における法人車両のニーズは今後も堅調に推移することが見込まれます。また、自家用車が減少する一方で、カーリースやカーシェアリングといったサービスが成長することが予測されており、こうした車両におけるメンテナンスニーズが増えていくことが想定されます。

さらに、今後はEVや水素自動車、マイクロモビリティなどが普及し、多様な車両が共存する社会がしばらく続くと考えられます。そのため、自動車整備工場では、法人車両のメンテナンス需要の増加と、多様な車両への対応が求められるでしょう。

一方、法人と取引する自動車整備工場は、バックオフィス業務において複数の課題を抱えています。多くの場合、バックオフィス業務は整備士自身が担当するため、コア業務である整備の時間を圧迫しています。また、法人取引においては、異なるシステムや条件に対応する必要があるため、煩雑なプロセスとなっています。

こうした課題を解決するため、FLEET PITLOCKは自動車整備工場向け業務効率化システム「FLEET PITLOCKシステム」を開発しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB FLEET PITLOCK FLEET PITLOCKシステム オートバックスセブン カーリース メンテナンス 三菱商事 三菱商事エネルギー 出資 子会社 工場 整備 株式会社 業務効率化 法人車両 自動車整備 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

海外企業との取引を簡単にするグローバルマルチ決済プラットフォームを提供する「RemitAid」が5500万円調達
2024年11月8日、株式会社RemitAidは、総額5500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 プレシリーズAラウンドでの資金調達は総額2億円となります。 RemitAidは、海外企業との…
エンジニア・デザイナー特化の副業採用プラットフォーム「offers」運営の「overflow」が1億円調達
2020年3月3日、株式会社overflowは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ハイ・クラス・エンジニアやデザイナーに特化した副業・複業採用プラットフォーム「Offers(オファー…
衛星データを活用した森林モニタリング・自然由来カーボンクレジット向けモニタリングソリューションを開発する「Archeda」が資金調達
2024年4月23日、株式会社Archedaは、資金調達を実施したことを発表しました。 Archedaは、衛星データを活用した森林モニタリング・自然由来カーボンクレジット向けのモニタリングソリューショ…
患者中心の医療情報プラットフォーム開発の「Arteryex」が資金調達
2020年3月13日、Arteryex株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 企業向けヘルスケア・アプリ「健康銀行」を提供しています。 また、ブロックチェーンを活用し、患者自身が医療情報を…
花嫁プラットフォーム「ウェディングニュース」運営の「オリジナルライフ」が2.8億円調達
2020年1月20日、オリジナルライフ株式会社は、総額2億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 花嫁プラットフォーム「ウェディングニュース」を運営しています。 花嫁による結婚式の実例…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集