注目のスタートアップ

シェア型フードホール/横丁の運営などを手がける「favy」が資金調達

company

2025年7月17日、株式会社favyは、資金調達を発表しました。

引受先は、冷凍冷蔵機器の総合メーカーであるフクシマガリレイ株式会社です。

今回の資金調達により、累計調達額は38億円超となりました。

favyは、シェア型フードホール/横丁の運営、モバイルオーダー、サブスクシステムなどのSaaS開発・提供などを行っています。

RaaS(Restaurant as a Service)事業として、飲食体験を通じた不動産価値の最大化を目指しています。具体的には、複数のデジタルツールを統合した質の高い店舗DXを提供する構想のもと、シェア型フードホールを運営しています。

シェア型フードホールは、厨房部分の施工までを手がけ、遊休不動産や不人気商業施設に新たな人の流れと価値を創出し、不動産物件の収益性向上に貢献しています。

今回調達した資金は、RaaS事業のさらなる推進、先進的なフードホール開発の加速に活用します。

また、フクシマガリレイの持つ各種ソリューションの導入を通じ、より先進的かつ利便性の高いフードホールの開発を進めます。


シェア型フードホールは、複数の飲食事業者がひとつの調理スペースと客席をシェアし、初期投資や物件契約の負担を抑えつつ効率的に出店・運営できる業態です。

各事業者は設備費用を大幅に軽減できるため、料理やサービスの品質向上に集中できるうえ、短期や期間限定での出店が容易になり、新メニューのテストマーケティングにも活用しやすくなります。

加えて、不動産オーナーや施設運営者にとっては、遊休スペースや集客力の弱い商業施設の空き区画を有効に活用し、新たな集客と収益を生み出せるメリットがあります。運営代行やデジタルツールによるサポートを一括して委託できるため、管理コストを抑えながら店舗のDXを実現し、施設全体の付加価値を高められる点も大きな魅力です。

事業の大きな成長のためには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB favy OMO RaaS Restaurant as a Service SaaS シェア デジタルツール フード フードホール モバイルオーダー レストラン 不動産 不動産価値 体験 冷凍 冷蔵 商業施設 店舗DX 最大化 株式会社 横丁 統合 資金調達 飲食 飲食店
飲食開業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

クラウド労務管理サービス「WelcomeHR」提供の「ワークスタイルテック」が資金調達
2021年8月27日、ワークスタイルテック株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ワークスタイルテックは、クラウド労務管理サービス「WelcomeHR」を提供しています。 入社手続きに必要…
AIコスメレコメンドサービス「My Salon」を手がける「WellTech」が資金調達
2024年3月15日、株式会社WellTechは、資金調達を実施したことを発表しました。 WellTechは、皮膚疾患領域での国内医薬品市場のリーディングカンパニーであるマルホ株式会社から2024年1…
建築コンサルティング会社の「ナック」がメタバースを活用した住宅展示場を開発する「ARKLET」に出資
2022年9月7日、株式会社ナックは、株式会社ARKLETに対し、第三者割当増資を引き受け、出資したことを発表しました。 ARKLETは、仮想空間内の住宅内覧システム「Vuildee」を開発しています…
オールインワンAI編集アシスタントを提供する「StoryHub」が2.5億円調達
2025年7月24日、StoryHub株式会社は、総額2億5000万円の資金調達を発表しました。 StoryHubは、オールインワンAI編集アシスタント「StoryHub」を開発・提供しています。 高…
ケニア発のマイクロ・ファイナンス・スタートアップ「HAKKI AFRICA」が資金調達
2020年4月16日、株式会社HAKKI AFRICAは、資金調達を実施したことを発表しました。 信用情報の存在しない貧困層の小規模事業者にも積極的に少額から融資を行う、マイクロ・ファイナンス事業を展…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集