注目のスタートアップ

契約業務・管理クラウドサービスを提供する「Hubble」が8億円調達

company

2025年7月9日、株式会社Hubbleは、総額8億円の資金調達を発表しました。

Hubbleは、契約業務・管理クラウドサービス「Hubble(ハブル)」や、AIが契約データベースを構築するクラウドサービス「Hubble mini(ハブル ミニ)」を提供しています。

「Hubble」は、契約書の作成、社内コミュニケーション、検討過程や合意文書の一元管理を実現するクラウドサービスです。法務と事業部門の協業性を高め、生産性向上に寄与しています。

今回調達した資金は、プロダクト開発体制の強化、法務・ビジネスサイド双方を支援するUX改善、カスタマーサクセス・導入支援体制の拡充、ミドルマーケット~エンタープライズ向けの提供体制拡張、組織基盤の強化・事業運営全般への投資に活用します。


企業間取引において、契約書は双方の権利や義務を明確に定める不可欠な文書です。契約内容が曖昧だと、将来的なトラブルの火種となる可能性があるため、契約書の適切な作成と管理が極めて重要です。

一方で、ビジネスの現場ではスピードが求められることも多く、契約書作成に時間をかけすぎると、貴重なビジネスチャンスを逸するリスクも否めません。とはいえ、スピードを優先するあまり、内容に不備を抱えた契約書を交わすことは避けなければなりません。

こうした状況を踏まえ、契約業務の効率化が強く求められるようになっています。的確な契約書を迅速に作成し、円滑に契約を締結するための体制構築が鍵となります。従来の契約業務には、書式のばらつきや管理方法の不統一といった課題が存在しており、管理が行き届いていない場合には、契約書の紛失や確認作業の手間、さらには取引先への対応遅延などの問題が発生していました。

こうした課題に対して「Hubble」は、既存のWordなどのツールはそのまま活用しながら、契約書の作成プロセス、関係者間のコミュニケーション、締結後の契約書管理までを一元化し、契約業務全体の効率化と生産性の向上を実現しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーのある企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI BtoB Hubble Hubble mini データベース ハブル リーガル 一元管理 契約 契約書 契約業務 文書 株式会社 構築 法務 管理 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

エッジAIカメラソリューションを提供する「AWL」が資金調達
2022年11月15日、AWL株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社です。 また、2022年7月に、北大学機械知能・航空工学科 平田・翁・…
民間学童保育事業を展開する「ウィズダムアカデミー」が1.47億円を資金調達
株式会社ウィズダムアカデミーは、総額1億4,700万円の資金調達を実施したことを発表しました。 学べるアフター・スクールをテーマに、学童保育・幼児保育事業を展開しています。 現在、東京・神奈川・名古屋…
専門知識の情報発信・販売を行うソーシャルコマースプラットフォーム「pippin」運営の「EC-GAIN」が6,500万円調達
2021年8月18日、株式会社EC-GAINは、総額6,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ソーシャルコマースプラットフォーム「pippin(ピッピン)」を運営しています。 2,500…
美容医療口コミ・予約アプリ運営の「トリビュー」が3.5億円調達
2019年8月8日、株式会社トリビューは、総額3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 国内最大級の美容医療の口コミ・予約アプリ「トリビュー」を運営しています。 ユーザーによる15万…
デジタルツインIoTソリューションシステム「no-miz」を提供する「ゼロワン」が資金調達
2025年3月28日、株式会社ゼロワンは、資金調達を発表しました。 ゼロワンは、デジタルツインIoTソリューションシステム「no-miz(ノウミツ)」や、3Dスキャン事業を展開しています。 「no-m…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集