【農林水産省】「野菜種子安定供給緊急対策事業(5次公募)」

subsidy

令和6年度「野菜種子安定供給緊急対策事業」の5次公募のご案内です。

世界各地に分散した生産によりリスク回避できる生産・供給構造をより盤石にするため、野菜種子の安定供給に資する施策を総合的に推進します。

事業内容

海外採種地調査等事業

(ア)海外採種地調査
海外における野菜種子の生産を安定的に行うため、海外の新たな採種地の現地調査を行う。

(イ)海外採種地栽培適正試験
海外における野菜種子の生産を安定的に行うため、海外の新たな採種地の候補地において、採種に係る栽培適正試験(採種技術の向上を含む。)を行う。

国内採種技術等開発・実証事業

(ア)国内採種地調査等事業
a 国内採種地調査
国内における野菜種子の生産を安定的に行うため、国内の新たな採種地の現地調査を行う。
b 国内採種地栽培適正試験
国内における野菜種子の生産を安定的に行うため、国内の新たな採種地の候補地において、採種に係る栽培適正試験(採種技術の向上を含む。)を行う。

(イ)国内採種技術開発・実証
国内における野菜種子の生産を安定的に行うため、国内において効率的な種子生産や採種技術等の開発及び実証を行うほか、新規で採種に取り組む生産者への研修を行う。

(ウ)国内種子保管技術開発・実証
野菜種子を国内へ安定的に供給するため、国内において効率的や長期的な種子保管技術や種子伝染性病害の防除技術等の開発及び実証を行う。

国内広報事業

優良な品種の権利保護等に係る広報を行う。

公募期間

2025年6月9日(月)~2025年6月23日(月)


農産物の生産において、種子や苗(種苗)は欠かせない基盤資源です。農家が自ら種子を採取・保存して次の栽培に用いる場合もありますが、現在では多くの農家が種苗事業者から供給を受けており、とくに品種改良された新品種を安定して栽培するためには、適切な種子や苗の確保が不可欠となっています。

しかしながら、現在の種苗供給体制には大きな課題があります。国内で使用される種苗のうち、約9割が海外に依存しており、国産の種苗は全体の1割程度にとどまっているのが実情です。これは、供給の安定性という観点から見ても、非常に脆弱な状況だといえます。

さらに、国際情勢の変化や気候変動、世界的な人口増加といった外部要因は、グローバルな種苗供給に多方面で影響を及ぼしつつあり、今後、さらなる供給不安の高まりが懸念されています。

このような背景のもと、国内での種苗の生産・供給体制を強化し、安定化を図ることが急務となっています。種苗の安定供給は、農業の持続可能性を支えるうえで不可欠であり、長期的には我が国の食料安全保障にも深く関わる重要なテーマです。今後の農業政策においても、優先的に取り組むべき課題といえるでしょう。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

さらには、ブルーベリーファームおかざきとコラボして制作した、農業での起業について解説する冊子「ブルーベリー観光農園始め方ガイド」を無料でお送りしています。このガイドブックでは、ブルーベリー農園立ち上げのリアルな実体験や、事業計画の作り方、経営手法などを解説しています。



読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ 助成金 補助金 農林水産省 野菜種子安定供給緊急対策事業
詳細はこちら

令和6年度野菜種子安定供給緊急対策事業(5次公募)に係る公募について

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「ポストコロナを見据えたサプライチェーンの緊急強化対策事業」補助金
農林水産省は「ポストコロナを見据えたサプライチェーンの緊急強化対策事業」について発表しました。 ポストコロナ下で経済の再生と社会情勢や需要の変化を見据え、卸売市場や食品卸団体等が取り組む生鮮食料品等の…
メタバースでの士業サービスを展開する「Robot Consulting」が資金調達
2023年5月29日、株式会社Robot Consultingは、資金調達を実施したことを発表しました。 Robot Consultingは、人事労務・助成金申請の補助システム「労務ロボ」の提供、メタ…
「中小企業省力化投資補助金」の「製品カタログ」「製品カテゴリ」「よくあるご質問」「制度更新履歴」「販売事業者一覧」が更新&公開
2024年12月26日、「中小企業省力化投資補助金」における「製品カタログ」「製品カテゴリ」「よくあるご質問」が更新、「制度更新履歴」「販売事業者一覧」が公開されました。 製品カタログ・製品カテゴリ …
令和5年度補正予算「食品原材料調達リスク軽減対策事業」補助金(6/28締切)
令和5年度補正予算「食品原材料調達リスク軽減対策事業」のご案内です。 輸入食品原材料の調達リスクを抱える食品製造事業者等に対し、産地との連携強化、原材料調達先の多様化の取り組みを支援することでフードサ…
【最大100万円】「商店街にぎわい創出事業(被災商店街等再建支援事業)」令和6年能登半島地震被災商店街を支援
「商店街にぎわい創出事業(被災商店街等再建支援事業)」5次公募のお知らせです。 令和6年能登半島地震により被害を受けた石川県に所在する商店街等が行う、賑わいを創出し商店街等の復旧復興に資する「にぎわい…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集