注目のスタートアップ

AI議事録サービスを提供する「Notta」が9.9億円調達

company

2025年5月29日、Notta株式会社は、総額9億9000万円の資金調達を発表しました。

Nottaは、AI議事録サービス「Notta」を提供しています。

言語に応じたAI音声認識エンジンを用い、スピーディかつ高精度の文字起こしを実現し、議事録作成の作業時間の削減に貢献しています。

また、ハードウェア製品として、AI文字起こし技術を活用したスマートAIイヤホン「Zenchord 1(ゼンコード・ワン)」や、AIボイスレコーダー「Notta Memo」を発表しています。

今回調達した資金は、ハードウェアエコシステム構築の加速、AI技術を中心とした製品開発への重点投資、日本の法人顧客向けサポート体制の大幅な拡充に活用します。


2025年5月29日、Notta株式会社は、総額9億9000万円の資金調達を発表しました。

Nottaは、AI議事録サービス「Notta」を提供しています。

言語に応じたAI音声認識エンジンを用い、スピーディかつ高精度の文字起こしを実現し、議事録作成の作業時間の削減に貢献しています。

また、ハードウェア製品として、AI文字起こし技術を活用したスマートAIイヤホン「Zenchord 1(ゼンコード・ワン)」や、AIボイスレコーダー「Notta Memo」を発表しています。

今回調達した資金は、ハードウェアエコシステム構築の加速、AI技術を中心とした製品開発への重点投資、日本の法人顧客向けサポート体制の大幅な拡充に活用します。


会議の内容を記録する議事録は、情報共有や意思決定の証跡として欠かせないものです。とくに、社内外での認識のずれを防ぎ、合意事項やアクションを明確にする役割があります。また、後から内容を確認したり、欠席者に内容を共有したりするためにも重要です。

一方で、議事録の作成には多くの時間と労力がかかります。発言内容を正確に聞き取り、要点を整理して文書化する作業は集中力を要し、担当者の負担になることが多いです。会議後すぐに作成できない場合、内容の記憶も曖昧になりやすく、正確性にも影響が出ます。

こうした課題を解決する手段として、AIを活用した議事録作成サービスが注目されています。音声認識技術により会議の内容を自動でテキスト化し、話者ごとの発言や重要なキーワードも整理できます。さらに、文脈を理解する自然言語処理の技術により、要約や要点の抽出も可能となっており、議事録作成の大幅な効率化が期待されます。

AIで作成された議事録は、単なる記録にとどまらず、蓄積されたデータとしての価値も持ちます。会議の傾向分析、業務の課題抽出、社員の発言傾向の可視化など、二次的な活用も可能です。蓄積された議事録を検索・分析できる機能を備えたサービスも登場しており、業務の改善や経営判断の参考資料としても役立ちます。

Notta株式会社のコメント

このニュースを受けまして、Notta株式会社よりコメントが届きました。

Ryan Zhang
Notta株式会社 CEO
大学でコンピューター工学を専攻し、2006年に卒業した後、Web 広告会社などで豊富な経験を積んだ。その後、2015年頃にシェア自転車大手のモバイク(Mobike)の共同創業者となった。さらに、AI 分野での起業に果敢に挑戦し、Notta に至った。Notta はレンタルオフィスからスタートし、5 年間で国内外のSaaS市場において確固たる地位を占める企業へと成長した。Nottaの最高責任者として、優れたリーダーシップと深い業界洞察力を発揮し、企業の戦略的方向性を導き、技術革新とビジネスモデルの最適化に尽力している。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

今回の資金調達の目的は、主に以下の3点でございます。

1. ハードウェアのエコシステムを構築していく
2. AIを中心としたソフトウェアの開発を加速させる
3. 企業向けの支援体制をさらに強化する

・今後の展望を教えてください。

これらの取り組みを通じて、より多くのお客様に価値を提供できるよう、サービスの拡充に努めてまいります。

さまざまなデジタルツールが登場している現在、企業を成長させるためには、自社に最適なテクノロジーやシステムを導入・活用することが重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

また、こうした設備や生産性向上に向けた投資のためには、資金調達を実施することも必要かもしれません。「資金調達手帳」では、出資や融資に関するノウハウなどを提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI AI音声 BtoB Web会議 オンライン会議 サービス ソフトウェア データ テキスト化 ハードウェア リアルタイム 入力 文字起こし 株式会社 自動 言語 議事録 資金調達 音声
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

福祉業界向け確定給付型年金制度「福祉はぐくみ企業年金基金」など運営の「ベター・プレイス」が5.4億円調達
2021年12月22日、株式会社ベター・プレイスは、総額5億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 福祉業界向け確定給付型年金制度「福祉はぐくみ企業年金基金」の委託運営・導入支援や、福…
サブサハラアフリカの小規模農家向けサプライチェーン効率化事業展開の「Degas」が2.4億円調達
2020年11月2日、Degas株式会社は、総額2億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 サブサハラアフリカ (アフリカのサハラ砂漠以南地域) の小規模農家向けに農業サプライチェーン…
世界のスタートアップ・データベース「SUNRYSE.」提供の「Queue」が7,000万円調達
2019年12月11日、株式会社Queueは、総額7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、世界のスタートアップ情報データベース「SUNRYSE.」をリリースしたことも併せて発…
データサイエンスで災害情報を可視化・予測する「Spectee」が資金調達
2021年9月16日、株式会社Specteeは、資金調達を実施したことを発表しました。 SNSや気象データなどから解析した災害情報をリアルタイムに配信するサービス「Spectee Pro」や、AI開発…
スタートアップと投資家向け教育・研修サービス「ケップルアカデミー」β版がリリース
2019年8月5日、株式会社ケップルは、「ケップルアカデミー(KEPPLE ACADEMY)」を開設し、同日から受講生の募集を開始したこと発表しました。 「ケップルアカデミー」は、スタートアップと投資…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集